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    • 2014.11.05 Wednesday
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    一定期間更新がないため広告を表示しています


    【幸せになってみませんか】腰乃

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       鳥海浩輔×飛田展男

      トークCDの飛田さんが
      なんか・・・
      なんか・・・・
      可愛かった〜

      イヤイヤ、可愛いというのは語弊があるかもしれないけど
      私はトークCDの飛田さんがすごく好きだった

      思わず「ノブオ〜〜〜と悶えてしまった
      (基本私は声優さんの名前は〇〇さん呼びでして
       愛称?で呼ぶのは恥ずかしいというか
       アニメ乙女とかに詳しくなく
       あまり声優さんの色々を認識してないのに愛称?呼びはおこがましく
       唯一、萌が加速して堪らなく自分的相性で呼んでるのはシンポぐらいです
       そんな私が下の名前で悶えるのはとっても珍しい・・・)

      本編のトーンよりトークのトーンのが好きだったのもあります

      鳥海さんとのやりとりもほのぼのしていたし
      飛田さんの穏やかで良いお人柄が見え
      演技での取り組み方もわかり
      更に、BL原作なのにとっても真摯に役作りしてくださって
      癒されてしまいました〜

      「イエ〜イ!!パフパフ〜
      すでに出だしのテンションを上げた様子に引き込まれ
      「買ってくださったんですね!嬉しい
      言い方に心を奪われて
      鳥海さんに褒められての「やった〜
      テレてる時の
      「くぅぅぅ〜ちっくしょ〜」で萌え転がりました
      「うふふ」「へへへていう小さな笑い方も可愛い
      「聞き終わったらまた最初から聞いてね〜ドラマ〜」
      最後の最後のフニャフニャした声でのお願いも癒される!!
      可愛い・・・可愛いよ・・・・ノブオ!!

      アニメとは違うドラマCDならではの良さも語ってくださっています
      鳥海さんも飛田さんを尊敬してるんだな〜というのが伝わるし
      原作やキャラについても始終触れていました
      (結構フリートークは原作に関係ない話をすることが多いいからね〜)
      良いトークCDだったと思います
      個人的にはこのトークCD聞けただけでも
      購入した価値が私はありましたぁ

      本編一回聞いたあとに、トークCDは5回以上聞いてしまった・・・・
      しかもしばらく寝る前に毎回聞いてしまうぐらいお気に入りです
      クソ〜、ノブオが可愛すぎるんだよ!!



       
      本編のお話自体原作通りです
      腰乃さん独特のポンポンした会話が軽妙で楽しかった
      堅物オヤジ受なので飛田さんの声も年齢相応で堅め
      もうちょっと若い声や麗しい声も出ると思われますが
      原作のキャラを思うとイメージ通り
      (某看護師ロボットの柔らかい声とか好きだし
       本編よりトークCDの声のが若いです)
      鳥海さんは若干オネエ口調があるのですが
      テンションが高くて面白さと真面目な時のかっこよさ
      二つの対比が出ていてどちらも楽しめてお得でした


      若干・・・不満があるとすれば演出かな〜
      悪くはないんだけど他の既に出ている腰乃作品に比べると
      もう気持ちテンポが悪い
      会話自体はポンポンしているけど
      演出での切り替えとかがイマイチテンポを悪くしてるところがチラホラ
      あと「ここでこのBGM?」というところが

      で、この演出家さん調べたら
      【ファミリーバイブル】【秋山くん】【夢のような話】とかの
      イマイチ演出が良くないやつなのです・・・・
      今回は飛田さん鳥海さんのキャラ作り良かったけど
      上記三作は声優さんは演技上手い方ばかりなのに
      原作のちょっとしたニュアンスが伝わらなかったり
      明るい話なのに暗いトーン作りしていたり
      私のシンポが棒読みだったり
      声優さんへの演技の指定も私好みじゃないというか
      原作標準ではない気がします・・・
      BGMは百歩譲って我慢できますが、声優さんの演技指定はしっかりやって〜!!
      と、思わずにはいられませんでした


      今回は上記三作に比べれば良い方です
      【僕はすべてを知っている】も良くはないけど悪くなかったので
      コメディ系の軽い話ならそこまで悪くならないのかな?と思われるけど
      どうせなら今まで腰乃作品演出した方で聞きたかった気もします


      脚本は良かったです
      原作にないセリフも入っていたりして
      音声化にあたってわかりにくい説明的なものを追加されていて
      キャラを壊さず過不足なく状況がわかりやすいです

      付き合ってる相手にプロポーズをしたら
      断られて傷心の飛田さん
      やけ酒を煽っていたら隣にいた鳥海さんも
      電話で男の恋人にフラれてしまい意気投合
      なんやかんやとノリでラブホテルに行くことになり・・・

      トークCDで転がった私ですが
      オヤジ受がそんなに好きじゃないのもあり
      本編自体は面白いけどはあまりなかったです

      初っ端の女性のフリっぷりが見事です
      ここまでバッサリなのは女性的には気持ちいいな〜

      酔っぱらい泣きながらおネエ言葉の鳥海さんインパクトあります

      「でしょ!!そうでしょ!?
       そうなのよ〜
       ふざけんなっつてんだよ〜
       くそったれぇぇ

      ここアドリブなのかなぁ?
      脚本で+されたのかな〜?
      「でしょ!!」以降のセリフは原作にはないんですが
      すごくキャラの性格を掴んでいるし
      鳥海さんのテンションだけで一発でキャラの性格がわかる


      ラブホでプロポーズを断られたことを言う飛田さん
      婚約指輪を鳥海さんの小指に付けて
      「君にあげよう」と言います

      「うわ〜すご〜い
       光ってるぅぅ キレ〜イ

      「いいの?本当に俺でいいの?」

      言い方が可愛かった
      トークCDは飛田さんが可愛いけど本編は鳥海さんのが可愛い


      弱ってる飛田さんに襲いかかる鳥海さん
      「そんなつもりで君と来たんじゃない」

      漫画だと冷静そうですが声がひっくり返って
      すごい動揺と慌てっぷりだった
      キスされて咳き込むところとか
      声の裏返り方とかすごいリアルで飛田さん上手い!!と思った

      blcd出てる方って音だけで演技してるから上手いの当たり前なんですが
      細かいところが飛田さんはすごいベテランだな〜という
      細やかで自然で技術職的な上手さがあってすごかったです

      そのまま鳥海さんのお口ご奉仕
      普段おネエ言葉なのに、襲うときは普通に男言葉でカッコイイ
      鳥海さんのSEは派手なわけじゃないんですが
      鼻にかかった声とジュプ音とゴックンがいつもワンセットであるので
      地味に好きです


      二度と会うことはないと思った鳥海さんですが
      同じ会社の仕事が出来る男だと知ります
      そして、左手小指にはあの婚約指輪がはめてあり
      返して貰おうと奮闘することに!


      飛田さんの同期に【隣りの】【幸せなら手をつなごう】の檜山さんが出ています

      「こちょこちょこちょ〜」
      「あっはっ☆」


      これがすごいイイ味だしてまして
      檜山さんののんびり飄々とマイペースおじさんっぷりが面白〜い
      この口調でこのキャラもっと聞きたい!!て思います
      これ聞いた後【隣りの】聞き返しちゃいました
      檜山さんイイな〜
      好きだな〜

      「指輪は返さないし付き合ってくださいと鳥海さん

      「やだ〜、ど〜しよ〜
       テンション上がるぅぅぅ
      「きゃ
      おネエ語が面白可愛かったぁ

      そのクセ
      「何で信じてくれないのぉ?」とかはカッコイイ

      二週間、指輪を取り戻せないまま
      エレベーターで元カノに会いそこで
      「追いかけてもくれなかったね、あなた」
      最後のダメ出しをされます
      そこに指輪をしたままの鳥海さんが現れ
      無理やり連行します


      また、この元カノがすごく辛辣なんですが・・・・
      その言い分もわかるというか
      確かにこういう人と結婚・一緒に住むことは難しそうだなぁっと
      思わずにはいられませんでした
      『適齢期に長く付き合ったから結婚する』って感じで
      そこに恋愛感情があったのかちょっと疑問ですもんね〜
      でも、いくら本当のことなのに最後の最後に言わなくってもね・・・と
      ちょっと可哀想ではあります
      本当のことでも言わなくていいことってありますからね
      指輪とりあげようとするも腕上げられて届かない
      鳥海さんの「高い高〜い」
      ムキこいて背伸びしてる飛田さんの様子が浮かんで可愛かった

      まったくBL的な萌がここまでなかったんだけど
      ここはちょっとました


      言い合いしてるところに電話が入り
      空き巣が入ったことを知らされます
      素泊まりを提案する鳥海さん

      明るくてポジティブで気遣いができて頼りになる
      おネエ言葉だけど男前というかイイ男です

      お茶入れたりお菓子だしたり髪吹いてあげたり
      悩みを聞いてあげ、嫌味も言わず、悪いことも後残ししない
      かなり尽くしっこ体質でお買い得な男です

      ですが強かでもあり
      結局また腕を縛りあげてエロいことされてしまいます

      エロいことはエロいんですが色っぽくはありません
      ですが、何というかオヤジ受けとしてトーンとか喘ぎとか
      リアルだな〜と思います

      リアルと言えば
      チョイチョイ入る咳き込み音が飛田さんうまいです


      外れないと思った指輪は外れ騙されていたことを知ります

      鳥海さんの色んな鼻歌が聞けます
      二人のギャンギャンしたやりとりが楽しい
      絡みが色っぽくないので、このギャンギャンを楽しむ感じです


      そして、空き巣が入った部屋には帰れず
      寝食無料の鳥海さん宅に住むことになります
      至れり尽せりで居心地の良さを感じ始めます


      や〜ん、ケーキだぁ〜嬉しい〜」
      ここ、やっぱり可愛い

      仕事ができて家事ができて
      家庭の愚痴を言わず明るく愛情たっぷり

      なんて良い嫁っぷりなんだ!!!!


      怒涛の勢いで口説きにかかる鳥海さん
      「ほら、どうすんの?」
      「逃げちゃってください・・・・」
      「嘘です
      おネエ言葉で可愛いのに、攻める時はカッコイイです
      しかも、甘優しいかっこよさだったりします


      翌朝 飛田さんがいなくなり
      帰宅時に「指輪は返して欲しい」と言われ
      ダメだったと思う鳥海さんですが
      「スライドしたモノを大事にされるのは罪悪感を感じる」
      「君と向き合いたい」
      「欲しいモノがあるなら買ってやる」
      と言い
      露天の指輪を買ってあげ
      飛田さんは鳥海さんを受けれいて両思い

      指輪買ってやる時に
      「何でもいいぞ!」
      「ホント?」

      のやりとりが良かったんですが、ここも原作にありません
      でも、受の堅物具合と攻の必死さが表されていて
      良い追加セリフだと思いました〜

      オヤジ受のが男らしく
      まるでプロポーズ?してるような感じでした〜



      その後の二人
      上をやりたがる飛田さんを丸め込んで
      最後までエッチしちゃうまで

      やっぱり、あんまり色気はない気がするので
      絡みより会話のが楽しいんですが
      これは単行本書下ろしなので入ると思わなかったので嬉しかった


      でも、反面エロなくってもいいから
      檜山伊藤組が出る
      ショートとカバー裏入れて欲しかった!


      萌はないけど面白かったですよ〜
      どちらかというと、漫画の同時収録の
      純情高校生コンビニバイト×ピッチギラギラリーマン
      このカプのが萌えて好きだったりします
      こっちもCD化してほしかったな〜


      こちらの飛田さん
      【ひみつのセフレちゃん】の遊佐さん
      【ファミリーバイブル】の千葉進さん

      オヤジ受ばかりだわ〜
      声優さん目的なのが
      高くて透明感ある声より少し篭ったりハスキー声のが好きです
      演技も初々しい若さよりも安定感ある方がいいしな〜
      でも鈴木達さんや羽多野さんや小野友さんや日野さんなどなども好きで
      「ベテランじゃないと嫌!!」ということはありません
      BLに出てくださる方は皆好きです



      飛田さん萌に開眼したので
      【空と原】がメチャクチャ楽しみになってしまった!!
      響くん有坂先生の番外編を朝日美子先生描いてくれないかな・・・・
      そしてCD化してほしい



      【お菓子の家: 〜un petit nid〜 】

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         【夜明けには優しいキスを】のスピンオフ

        すごく読みたかったDV攻め君のその後です
        この【夜明けまで〜】のすごいところはBLではパターンの一つである
        酷い男に虐げられていた受が優しい攻とくっつく話なのですが
        酷いDV元彼を捨てて攻との幸せな生活に走るのではなく
        元彼がある程度立ち直るまで攻を置き去りにして
        じっとず〜っと尽くし続けてあげているのです
        それが我慢するという受動的なモノではなく
        DV男を「誰かを愛せる人間にしてあげよう」という献身的な
        普通BLでは攻のみに与えられるような健気なほどの愛情を示します


        受に対して酷い男が出てきて、そいつから受が離れていったり
        酷い男が打ちのめされたりはありますが
        受が恋愛感情とは別の深い愛情で
        酷い男を立ち直るきっかけをあげる話というのは中々BLで見かけず
        「すごい話を書くな〜」と思ったものです

        今回はそのDV男が優しく慈悲深い受から離れ
        どうには立ち上がろうとするも中々上手くいかず
        頑張ってはいるけどネガティヴで明るくなくトラウマ持ちで
        ひねくれてる・・・・というところからスタート

        【夜明けには〜】の受によって
        自分の愛情のかけ方は間違っていること
        自分がただ優しい愛情だけを求めるいること
        それが自分の今の性格では上手くいかないこと を理解しています

        昔はそれすらもわからずに
        「こんなに愛してるのに何で思い通りにならないんだ!?」て感じだったのでしょう


        私の大好きなN〇Kでストーカーする人々の特集がされていたんですが
        その人たちは追い回し一方的に愛情を持っているだけなのに
        「恋愛している」と思い込んでいる場合があるそう
        だから、迷惑をかけてると思ってない
        注意すると愛し合ってるのにそれを阻止する人が現れるわけだから
        怒りがこみ上げたり、もっとストーカー激化しちゃったり・・・・
        まずはカウンセリングとかで
        「あなたが勝手に思い込んでいるだけ」という
        当たり前のことを自覚させることが大事だそうです
        (違う方もいて、悪いことしてるけどやめられないという場合もあるそうで
         一概には言えませんが)

        元DV男の主人公・加瀬は「自分の愛し方は間違っていた」と
        この第一段階の自覚は前回の受主人公に教えてもらったものの
        では「どうやってちゃんと愛せばいいのか」
        「どうやれば愛される自分になるのか」がわからずにいます
        その「愛されることを知り、上手に愛し返す」のが今回の話


        ま〜、丁寧な感動BLなのですが
        そこよりも、この加瀬くんが私の萌ポイントを突きまくった造形
        *180cm近い男らしい体型、黒髪、目つき悪い
        これ、私の好き要素が濃縮された造形です
        男らしい受が好きなのと目が鋭い黒髪受けが昔から好きなのです
        これで腹筋が割れていたら本当に堪らん
        かと言って、ムチムチガッチリの完璧な漢くさいのではなく
        スラっとした美形タイプが好きです
        *攻だったのに受になる
        私の前からのツボです
        上記の通りの私の好き受造形って攻の場合が多いい・・・
        なので本編で当て馬とか脇に攻として出てきて
        スピンオフで受という状態になったりすることもしばしば
        攻→受のクラスチェンジしてくれれば多少私の好き造形から離れていて
        それだけで嬉しかったりします
        崎谷はるひ【チョコレート密度】とかもだから好きですし
        最近だと秀香織里【他人同士】とか面白かった〜
        ゴツすぎず華奢すぎずキリっとした強気な攻が
        受になるのとか好きだわ〜
        *性格が悪いどうしようもない男が相手にのみ優しかったり可愛くなる
        【透過性恋愛装置】【言葉ノ葉ノ世界】【真夜中に降る光】
        【くちびるに銀の弾丸】【恋のはなし】とか好き
        最初の性格が悪ければ悪いほど恋愛した時のギャップが可愛い
        性格の悪い攻とか受とかって好き嫌いが分かれて
        余りの性格の悪さに「いくら後から可愛くなってもムリ!!」という
        感想をたびたび見ますが
        BLというのは女性向けでファンタジーなので
        男の悪いところとか余り必要ないのかもしれませんが
        「そこまで悪い男が恋愛で変わってしまう」というのが
        最大のファンタジーだと思います
        実際は中々性根腐った奴は治りませんし
        治すには人一人の人生をまるごと捧げるほどの情熱がないと
        中々難しいと思われます
        (仕事もお金も時間もすべて捧げて
         さらにカウンセリングとか付かないと厳しいかなぁっと思う)
        それが「恋愛で変わる」って素敵じゃないの〜っと
        別に男女モノでもやってよさそうですが
        男女だと漫画や小説と言えど現実的なわけです
        「そんなに変わるわけないよ〜」とつっこみ心が出てしまう
        ツッコミいれさせないように説得力持たせるとすると
        それはもうドロドロの重い話になると思われる
        純文学では結構そういう話があって
        「悪い奴がどうにか愛情を求めてもがく物語」ありますが
        結局最後はリアル路線で行くと、中々完璧なハッピーエンドはありません
        バットかバットの中に希望が見えるか、
        これからどうなるんだろうね〜という終わりの見えない終わりとか
        完璧なハッピーエンドに出来るのはBLならでは!
        ちなみに実際すごいもう恋愛とは言えない
        お互いトラウマ持ちのグチャグチャ愛憎話を知ってますが
        そちらはやはりバットではないけど、二人ともを救うべストEDはないのかな〜という
        重々しさです


        以上の私の萌ポイントがギュギュッと入っていて
        もう大好きすぎた

        お話の良さもそうだけど萌悶えた〜


        「愛されたい」と思うBL主人公は多いいけど
        どうやって愛されればいいのかわからなくって
        「自分は愛されるような人間じゃない」と思っていて
        実際、とっつきにくく可愛げがなく
        特別見た目が綺麗でも素直なわけでもない
        (BLだとなんだかんだと見た目は綺麗で
         主人公が思っているよりは周りから一目置かれていたりするし
         主人公が思っているほどクールでなかったりするものですが
         この加瀬くんは愛せないと思うのもしょうがないな・・・・という
         造形だったりするのです)



        両親がなくなり、預かり先で虐められて
        すっかり他人を信じられなくなり
        そして愛されたことがないから、どうやって愛していいのか分からず
        少しのことで他人を疑い、距離を取ってしまう
        でも本当は寂しくて仕方ない
        寂しいけど他人との距離の取り方がわからないから
        さみしさや苦しさの埋め方がわからない

        この辺りの加瀬くんのコミュ障具合が丁寧でリアルでした
        BL的でなく、リアルコミ障の思考回路に近い気がします
        好きで他人と接しないのではなく
        他人との距離の掴み方や接し方や対応がわからないから
        「それでバカにされたり、傷つけたり傷つくぐらいなら
         自分から他人を近づけない
         一定以上近づけない」というスタンス
        でも、そうやって一人になると寂しい
        寂しいけど他人といると自分が傷ついてしまう
        傷つきたくない・・・の永遠ループ


        そんな付き合いにくい気難しい加瀬くんのお相手は
        施設出の元ヤクザで自分の不注意で親友を亡くし
        その親友の妻と子供の贖罪としようとしてます

        これが・・・・何とも心が広い攻め様でして
        ひねくれててネガティブ変なところで突っ走る加瀬くんを
        根気強く見守り包み込み構い接してあげるのです
        面倒臭い加瀬くん自身ですが
        投げ出したり勘違いしたり突き放したり試したりしません
        ひたすら恋愛とは違うかもしれないけど
        暖かな優しさで距離を自然に測ってくれるのです
        他人との距離感を掴めない加瀬くんの代わりに
        攻め様の方が距離感を適度にいつも調整してくれている・・・という

        攻め様自身も大変な過去がありますが
        それを一緒に乗り越えるのではなく
        もうすでに自分の過去と人生を乗り越え
        悩みながらもしっかりとその過去を背負っていってます
        だから懐が深いのです


        前半のツンツン人見知りが嘘のように
        後半の加瀬はもう攻めが好きで好きで仕方ない様子
        本人はそんな自分にも思い悩むのですが
        客観的に見てる読者としては「可愛くってしかたがない」
        一々、いじらしいというか堪らなかった〜

        涙が出ちゃうシーンも多くて
        誕生日を祝われたことがない加瀬に
        攻め様がお菓子の家をプレゼントしてあげるところ
        このお菓子の家をすごく大事に思ってるのとか切ない
        ずっと大事にしようと思っていたのに
        苦しい思いでそんな大事なお菓子を食べきる様子も悲しい


        その大事なお菓子の家とリンクした夢の使い方も上手だったし
        クロネコも可愛かった
        BLでは難しい子供の使い方もイヤミがなくていじらしい

        凪良さんはこういう小物とか小さなエピソードの繋ぎ方が上手い



        ハッピーED後の二人を攻め視点での【甘猫】
        本編の加瀬がグルグルしている分
        ベタ甘で加瀬が可愛くってしょうがない様子が嬉しい
        そして、攻め目線になっても加瀬はいじらしいの
        攻自身も思い出せないほどの些細な戯言で言った
        「クリームいっぱいのクリームパン」をセッセッとこしらえたり
        他に好きな女ができて家を出て行くことになっても
        近くに住んで攻めがたまに会いに来てくれるのを待つんだって・・・
        こりゃ、可愛くってしょうがなくなるのも仕方ない!!


        挿絵も良かったです
        私結構、葛西さんの挿絵本を読んでいるのですが
        嫌いじゃないけど余り好きじゃないような
        でも、今回は葛西さん独特の乾いた線が物語にマッチして
        痛々しさと繊細さが出ていて良かったな〜
        書き込みがないさっぱりしているところも雰囲気にマッチ
        お気に入りは猫を頭に乗せてる加瀬と
        最後のお膝だっこです


        お話の深さや出来としては
        【生涯行き】のが私は小説として良く出来ていると思いますが
        萌と切なさと痛さと盛り上がりの緩急の付け方が
        BL小説としてこちらが面白かった
        ま〜、私が加瀬くんに萌えたんですよね

        凪良作品って脇役もいいのでスピンオフでないかな〜?という
        作品が多いいわりにスピンオフ本が出たのはこれが初めてだと思う
        凪良さんもこの二人で続きが書きたい様子
        是非とも甘〜い今後の二人が読んでみたいです
        あと、ヤクザさんの方もお相手がいたらいいのになぁっとちょっと思った


        【秋山くん】のばらあいこ

        0
           岸尾だいすけ×間島淳司


          吉野さんのともみちゃんが
          ピッタリだった


          もう、吉野さんに関しては本当にイメージ通り
          キャスト発表前から
          「ともみちゃんは鈴木達さんか吉野さんがいいな〜思っていて
          でも、若干「吉野さんのが合いそうだなぁ、吉野さんだといいな
          そしたら、そうだったので嬉しかった


          岸尾さんも間島さんも好きなのでキャスト的には良かったです
          (脇に興津さんがいるのも嬉しい)

          最初から「ちょっとイメージ違うかな?まぁ、いいか
          スタンスだったんですが、聞いたら二人とも
          想像以上にイメージと違った・・・


          攻のシバくんは・・・・
          私どうもこのシバくんが普通にキモチ悪いな〜
          原作読んだ時から思ってまして
          見た目とか行動じゃなくって
          心理的に欠落しているのに本人は普通だと思っていて
          その欠落していることに不便を感じてなく
          周りも彼を「普通に大人しい高校生」だと認識してるアンバランスさ
          リアルにいそうで怖いというか
          上手く言えないんですがそういうキモチ悪さなのです
          でも、別に嫌いじゃないんですが「可愛いとは思えない



          周りから少し浮いていて友達がいなくて
          本来なら孤独を感じてもおかしくない
          思春期に親しくしているのは家族だけなのに
          腐らずまっすぐでもなく寂しくもなく生活してる・・・
          学生時代に周りに親しい友人がいずに家族だけとか
          自分のコミュ障具合に悩むはず
          (何年も前の話題になったA川賞「Kりたい背中」とかそういう話でしょう
           「インストール」もそんな話だし
           BLだと木原音瀬【月に嗤う】の主人公の最初の心境とか)


          そんなシバくんが岸尾さんが声をあてることで
          好きな人に一生懸命なちょっとおかしい可愛い美少年攻に聞こえる
          チビでコミュ障のイジメられっ子気質がある雑種ワンコには思えない
          声とキャラ設定に隔たりを感じました〜
          もういっそ一途変態風美少年と思って聞いてました


          間島さんは聞く前は「結構合いそうだな〜と思ってました
          んんが!!
          何か・・・違うぅぅぅ・・・
          シバくんは別キャラになってましたが
          それはそれで結果的に私は良かった
          でも、秋山くんは気だるくてかっこよくて色気ある美形であって欲しい
          間島さんの声好きだし、少し低めな音域も良かったんですが・・・・
          色気ある美形ではなかったかな〜
          私はそう聞こえなかったというか
          7割ぐらいいんですが、3割ぐらい何か違う!!
          間島さんの声が良くも悪くも普通のダルイあんちゃんぽかった
          かっこよさはややあるんだけど
          シバくんが一目惚れするほどの美形オーラーみたいな
          キラキラが声から感じられないし
          色気も若干物足りないかなぁ・・・と
          あと、受って男前でも可愛さがあると思うんですが
          原作の秋山くん独特の可愛さもなかった
          クールでダルくてかっこいいんだけど
          少し甘えんぼな小悪魔が欲しかった〜

          声だけならチビ地味攻のはずの岸尾さんのがキラキラ美少年
          間島さんのが地味声というか・・・・

          ううううう〜〜〜〜んん〜〜〜〜
          間島さんのうじうじ真面目受とか好きなんだけどなぁ
          【グット・モーニング】【それなりに真面目なんです】とか良かったし
          カッコイイ系の【イベリコ豚と恋と椿】【恋を知る日】のトーンも好き
          ガッツリメイン受の【すべての恋も病から】も可愛くて好きなんですが
          「この脇の人声も演技もいいな〜
           それにしても受の人はいつ出てくるんだ??」と思っていたら
          そのイイ声の脇役だと思った人が間島さんだった

          悪くないんだけど、秋山くん私の期待通りではなかった感じです
          ちなみに、漫画読んで一番にイメージしたのは
          5年前の鳥海さんでした〜
          【サウダージ】みたいな男前だけど絡みでは色っぽくなる変化とか
          ちょっとクールで攻ぽいんだけど可愛くなっちゃう感じとか

          後は【イベリコ豚と恋と椿】の小野友さんの吉宗から
          ダルさをもう少し抜いたら調度いいかなぁ

          間島さんは好きで期待していたので
          ちょっと足りない感じがして残念でした
          間島さんメインってオムニバスの2カプものが多くて
          ガッツリ間島さんメイン受ってほとんどないから楽しみにしていたのに〜〜


          演出や脚本も少し残念
          絵がないとほとんど何してるのかわからない
          原作読んだ私でも「これどうなってるの?」となるところがあり
          原作片手に聞かないと色々わからない・・・・
          さらに収録時間が60分と少ないのに漫画全部が入ってない
          なくても困らない部分ではあるけどちょこっと削られてるところがチラホラ
          時間余ってるなら全部入れて、もうちょっと分かり易い台詞足すか
          間を使って雰囲気を出して欲しかった
          繋ぎも余りよくなくたまに「あれ?トラック飛ばした??」と
          話のブツ切れ感があったりしました
          短編を繋ぎ合わせたような話だからしかたないんだけど
          【リンゴに蜂蜜】とかのが漫画の構成が前後したりそれぞれ短編ぽさが強いのに
          綺麗にまとまっていたんだよな〜
          フワフワした雰囲気漫画部分とエロエロの対比が面白さであり
          キャラ立ち系原作でもあると思うんですが
          その原作の良さが活きてなかったように思えます
          悪くないんだけどもうちょっともうちょっとBGMもどうにかなりそう
          あと、若干BGMの音量が大きい
          【ファミリーバイブル】は原作でBL部分が薄く幼女が出張るから
          出来がイマイチなのかと思っていたけど
          やっぱりこのメーカーさんは演出脚本がイマイチなんでは・・・・
          イヤイヤ、否定してはいけない!!
          ムービックの二の舞になってしまう・・・・



          カツアゲされているのを助けてくれた秋山くん(間島さん)
          それでをしてしまったシバくん(岸尾さん)
          秋山くんの友達がいる前で
          「愛してますと告白してしまい
          秋山くん家に拉致られて尋問?されてしまいます


          最初の出会いでトイレまで着いてきたシバくんへの
          秋山くんの一言
          「見られると〜コーフンするだろぉ?
           エッチ」
          これ・・・違う、違うのよ〜
          ボソっと吐き捨てるようにサラっとじゃなく
          少しニヤニヤして煽るようにエロめに「エッチて言って欲しかった
          語尾のもちゃんと付けて〜
          その言い方じゃがないよ〜
          っと、初っ端からモヤモヤしました


          秋山くんの友達3人からイジられるシバくん
          大好きな秋山くんを目の前にそれでも勃ってしまいます
          ノリで足koキすることになる秋山くん
          メイン二人より吉野さんがイキイキしていて面白かった
          「そして意外にも剥けてる〜」
          「これ見ろコレ!
           ガッツリたってんだろ
           こら!オカマ〜」
          「シバくんならよゆ〜しょぉ」


          このヤンキーぽさが堪らんかった
          「シバく〜ん
           T漏だから秋山キレちゃってんじゃん
           早くイカないと怒られるよ〜」

          人をバカにしておちょくってる感がアリアリ
          吉野さんは漫画より良かった
          上手いですね〜
          早口やセリフの緩急の付け方が絶妙だった


          そのままシバくんに好き勝手することを許す秋山くん
          男同士の行為にドン引きする友人三人

          ここ・・・原作ではグチャグチャしてエロいはずなんですが
          エロくない!!
          岸尾さんの喘ぎがでかくて間島さんの喘ぎが聞こえね〜


          数日して会いにきてシバくんを家に連れ込む秋山くん
          「エッチしてもいいと言いますが
          秋山くんが学校にこないのは自分が周りを考えずに
          秋山くんに告白したせいだっと思ったシバくんは断りますが
          秋山くんに冷たくされて
          泣きながら「したい・・・と本音を言います

          グチャグチャに泣く岸尾さんに
          「ふふふ・・・・」と笑う間島さんは可愛かった

          キスしながブツブツ言うシバくんは
          岸尾さんがいい具合に気持ち悪く演じてました
          戸惑う間島さんも良かったです

          初エッチも岸尾さんがよ〜喘いでます
          入れた瞬間の「ああ・・・!」も岸尾さんの声デカっ
          そこは普通受けが「ああんてなるところだろうに・・・・

          間島さんの喘ぎは可愛らしく色っぽいけど
          BGMと岸尾さんの声をかいくぐって耳を澄まさないとなりません
          間島さん可愛いけど可愛いけど
          ここは岸尾さんに対抗して
          アンアン大きな声で喘いでほしかった!!

          うるさいエロが好きで派手喘ぎ好きとしては
          ここで喘がなくっていつ喘ぐんだ!?

          SEがバチュバチュパンパンしてるんだから
          ここはそれをかき消すぐらいのうるささがほしかった

          【ご主人様はヤバいやつ】遊佐×千葉進
          【華は貴族に手折られる】遊佐×岸尾
          【不機嫌で甘い爪痕】高橋広×鈴木達

          私の中の三大うるさいエロ作品
          です
          ガチャガチャSEが激しめに入ってるのに
          それを打ち消すぐらい二人が喘いでる
          攻も攻とは思えないぐらい息入れまくってるけど
          それ以上に受が喘ぎまくっていて
          見事なハアハアアンアンハーモニーを奏でている逸品です
          これぐらいやって調度いいぐらいの作品だったと思うのです


          ともみちゃん(吉野さん)が一人でAV見るシーンで
          ビデオで女の子がアンアンしてますが
          これぐらい喘いで欲しかった〜

          「嫌・・・・早・・・早い」の間島さんは可愛かった

          それにしても何故手〇キシーンをカットした
          数分だし入れとけよ〜


          秋山くんをますます好きになるシバくんは
          秋山くんと家族がいればそれでいいっと思いますが
          秋山くんは自分と接して以来、いつも一人になります
          自分のせいで秋山くんが孤独になったと思ったシバくんは
          秋山くんとつるんでいた一人に会いに行きますが
          すげなく
          「男同士なんて・・・秋山は変わってるけど
          ついてけない」
          と言われてしまいます
          ともみちゃんは中学からの秋山くんの友達ですが
          男二人の絡みを見せられてたたなくなってしまいます


          シバくんの妹がロリ声すぎてビックリしました
          コンビニのバイトの女の子は女子高生らしくて可愛かったです
          キャラにすごくハマっていたなぁ
          普通にお母さんや友達がいいのに、何故に幼女はロリ声なんだろうか〜
          別にいいんだけど、そこだけアニメ演技で違和感がありました

          電話が来て秋山くんに会いにいくシバくん
          ここも原作とちょっと違っています
          なんで変えたんだろうか?
          秋山くんは外でアイスを食べてるんですが
          いきなりチュパチュパ音が出てきたので
          原作読まずに聞いた時に
          キスしながら話してるのかと思ってしまった・・・・
          改変してわかりにくくなるって脚本としてどうなのよ〜


          父子家庭で広い家で一人でいる秋山くん
          友達も自分のせいで離れてしまって
          秋山くんが孤独だと思うシバくん
          泣きながら自分が後先考えずに行動したから
          友人たちも離れてしまったと謝ります

          それに対しての秋山くん
          「シバがいるじゃん」
          「一緒にいてくれるんだろ?」
          原作ではちょっと微笑んで幸せそうな柔らかい秋山くん可愛いんです
          でも、間島さんサラ〜っとボソボソっと普通に言ってるの
          ここはデレなのに〜
          もうちょっと可愛くほんわり言ってほしかった


          秋山くんにかまけて、成績がだだ落ちして
          夏休みは補修
          そして、秋山くんの誕生日プレゼントを買いたくて
          バイトにも頑張るので忙しくて秋山くんに会えません

          「お前チ〇ポ硬すぎ・・・」
          ←これ入れといて
          「で・・・すぐ入る」←何故にすぐ続くこれは省いたのだろうか?
          ここでは岸尾さんが喘いでないので間島さんの吐息がちゃんと聞けます
          ちなみに、短いエロも抜けてました
          「ゆっくり動くのイイ・・・」聞きたかったな・・・・


          「なんだよ〜〜バイトバイトってよ〜」
          かまってもらえなくっていじける秋山くん可愛かった
          「暑い中、よ〜来たの〜ごくろう」も可愛かった
          チョイチョイ可愛いことは可愛いのです

          呼び出して、手錠かけて乗っかる秋山くん
          お口ご奉仕しながら後ろを自分で慣らすエロ
          なんですが
          これまた、何故かまったくエロくありません
          と、言うかあんまり何やってるかわからんのね
          襲い誘い受けなんですが、そういう受には色気が必要だな〜っと
          思ったりしました

          あと、一冊通して一番秋山くんが可愛い
          さんざん無茶したり言ったりしていた理由
          「シバがこねぇ〜と・・・
           つまんねぇ〜つってるのっ

          「つまんね〜つってるの・・・」のとつぶやき系になってたのが・・・
          そこはちょっと拗ねて甘えながら依存度高めの
          「つってるのでしょう〜
          クールダルさはいらんのですよ〜!!!
          全体的に私の中ではデレの可愛さが物足りなかったようです


          翌朝、誕生日プレゼントに指輪を秋山くんに渡します
          バイトが忙しかったのはこのためだと知り
          照れながらも嬉しい秋山くんでした   


                       
          何だかほのぼのしてるんだけど、中途半端に終わり





          間島さんの秋山くんに対して色々書いちゃってますが
          それは私がシバくんに思い入れがないのと
          岸尾くんのシバくんは何かが根本的に違うので
          原作の比較をやめているのもあります
          間島さんはチョイチョイちゃんと秋山くんなのですが
          私がここぞ!と思ったときに違うので気になってしまいました〜


          フリートークは一言メッセージ風
          周りに全員いるみたいなのでクロストークで良かったのに・・・・
          間島さんはキャラを掴むのが大変だったみたいなので
          そう思うとこの秋山くんには納得かも




          元々、原作がキャラ萌&絵&エロが良くって
          お話的には私は今ひとつというか
          始めに書いた通り、シバくんがちょっと可愛いと思えないし
          秋山くんの家庭の事情が結構大事そうなのに
          まったく語られてないので秋山くん自体の気持ちの変化がふわふわしてるしで
          もうちょっとストーリーが起承転結しっかりしていればな〜と思った
          秋山くんの孤独が浮き彫りになって
          そこに少しズレた感覚だけど一途な愛でシバくんが寄り添い
          お互いがお互いの欠落したモノを埋めていく・・・・という
          大筋が導かれていれば良かった気もするんですが
          そういう突っ込んだ話はなく、恋愛の柔らかい部分とエロを
          ふわふわ〜となぞって寄り添っている二人なんです

          そう思うと中途半端っぽいこの原作はCD向きではなかったというか
          CD化するのは難しかったのかも〜

          ざっとした絵が私は結構好きだし
          少し相手を見透かすように笑う秋山くんが可愛いし
          脇含めてキャラがイキイキしているので
          全体を通しては好きで、このノリはこれでいいんだけど
          のばらさんのちゃんとストーリーがある話も読んでみた〜い
          秋山くんの孤独に焦点をあてた続きが読みた〜い



          意外と長くなったので特典【ともみちゃん】は後ほど

          【ぼくはすべてを知っている】高久尚子

          0
             遊佐浩二×島崎信長

            島崎くんの初メイン受け

            とっても初々しくって可愛らしかったです

            私あまりBLでメインに来ない方は認識してないんですが
            【キャッスル・マンゴー】で一人
            「演技が棒っぽい人がいるな〜とチェックしたのが
            島崎さんでして・・・珍しいお名前なので印象に残ってました


            なので、正直ちょっと心配してたんですが
            【キャッスル〜】の時よりお上手になっていました

            また、この主人公の歩君が純情大人しい可愛らしいキャラなので
            島崎さんの初々しい演技がとってもマッチしていて
            原作読んでないけどイメージピッタリだったと思われます



            多方は満足なのですが・・・・・
            これ聞く前に清澗寺聞いて皆さんの演技の達者ぶりを堪能し
            鳥海飛田のポンポンとした絶妙な掛け合いを楽しみ
            森川鈴木千の鈴木千さんの吐息まで切ない演技を聞いていたので
            やはりちょっと演技のぎこちなさが気になるかな〜

            遊佐さん野島裕さんの軽妙でナチュラルな会話に比べると
            ややんん??」てなるところがチラホラあって
            たま〜に引っかかるような・・・

            初受けでも小野友さん興津さん間島さんが滑らか〜に
            モノローグ会話喘ぎまでこなしていたのと比べると
            ほんの少〜しですが拙さが見え隠れします

            しかし、その初々しい辿辿しさが
            今回の歩というキャラにはハマっていたのと
            声質自体が可愛く、たまにすごく可愛らしい言い方もあって
            半分は遊佐さんがモノローグを担当していたしで
            こだわらなければ良い感じでした


            以下、ちょっと辛口です
            それでもいいよ!って方のみお読みください
            許せないって方はスルーしてくださいね

              ↓↓↓


            モノローグを全部担当したり
            喜怒哀楽がハッキリした難しい役だったり
            よく話す会話のテンポがある話だったり
            複雑な心情変化があるシリアスの場合は
            この演技力だとちょっと厳しいかなぁっと思ったりしました

            軽いコメディ系の初々しい可愛いキャラだったら今後も大丈夫そうですが
            たどたどしさや初々しさが必要じゃないキャラの時が
            本当の演技力が問われる気がします
            そういう意味ではこの原作で初メインなのは
            とても良かったと思います

            初BLCDなので今後に期待です


            原作を読んでないので演出は普通に感じました
            テンポの良し悪しはどうなのかわかりませんが
            これは原作自体が面白いんだろうな〜と思えました
            大概、CD化するものは原作を聞く前後に読むんですが
            うっかり原作チェックを忘れていました・・・
            面白そうなので原作読んでみたいです!


            男性の下半身専門の医師の遊佐さんは
            ワケアリの汚いチ〇コを見すぎて辟易しています
            そんな時、服の上からでもわかる美チンの携帯販売員
            島崎さんに心を奪われます


            「美しいものが見たい・・・
             この世には僕以外にも
             美しいチン〇があると信じたい!!」
            初っ端から遊佐さんが〇ンコ〇ンコ連呼しています
            美しいモノはチン〇じゃないといけないのだろうか〜


            何度も携帯ショップに通って次第に仲良くなります
            ご機嫌に鼻歌歌う遊佐さんが可愛いかった
            「チ〇コを見せてもらえるような仲になるには
             もう一歩も二歩も進まないと・・・
            仲良くなる動機がスゴイな・・・と
            嫌、そうなんだけどエロであってエロ目的ないというか


            駅で待ち伏せして一緒の電車に乗ります
            「あたってる!!あたってるよ〜!!
             浅野くんのチ〇コがぁぁぁ
            本当に嬉しそうです・・・・

            島崎くんを触ってるチカンを撃退
            「やっぱり美チンがわかる人には
             わかるんだろうな〜」

            そこか!?そこなのか!?

            開始十数分で何回チ〇コと言っているのだろうかぁ〜
            もうこの辺りになると楽しくなってきます
            それにしてもこの攻先生の美チンにかける情熱?愛情がすごいですね


            携帯を迷ってるフリをして会う口実にしていましたが
            一生懸命な島崎くんに嘘を付くのはやめようと決心
            ところがトイレで鼻息荒く真横でガン見して
            「昨日のチカンと同じですよらせてしまいます

            本当にその通りですね・・・・
            そんな人がいたらドン引きしますよ〜

            そこに同僚・野島裕さんが来て
            遊佐さんが下半身専門医だったのを知り
            「美チンの人だ〜と言われ
            混乱した島崎さんに遊佐さんは告白します

            野島祐さんの飄々と明るいキャラがイイ味だしてます

            翌日、フラれたと傷心する遊佐さんですが
            「病気になったと島崎さんが訪れます

            追い出される野島裕さんの
            「グスン・・・酷い〜」が地味に可愛かった

            診察としてや〜っと見ること出来た美チン
            遊佐先生の念願の感動具合が笑えます
            一々キラキラ音が出る美チンっぷりです

            遊佐さんにしか反応しなくなって悩んでいた島崎くん
            両思い

            遊佐さんのチュッチュ音がエロ〜い

            先生の真情
            チン〇が美しい者は心が美しい
            徹底してるな〜


            自分のが本当に美しいのかAVチェックする島崎さん
            そのまま一人エッチ

            初々しくって可愛らしいです

            診察所でイイムードになっても中々初エッチできません
            病院でやるなよ〜
            二人ともそれぞれヤる気なのが可愛いねぇ
            どうしても先生は「最初から気持ちよく」したいらしいです
            あと、一々遊佐さんの「あゆみ・・・」の呼び方が色っぽい


            病院に訪れた島崎さんに
            仕事で疲れたから美チンを見せてとおねだり
            好きすぎるだろ!!チ〇コが〜
            〇ンコを見て癒されるってすごいなぁ

            そして、そのまま遊佐さんがお口でご奉仕
            遊佐さんのクチュクチュSEが素敵でした
            意外と派手じゃないんだけどしっかり音が入っていてエロ〜イ
            島崎さんの声が控えめなのでしっかりチュッチュ音が聞けます

            美人な患者さんにモヤモヤする島崎さん
            勃K不全の七尾さんに遊佐さんはZEN立線マッサージします

            七尾さんの声が思いの他、喘ぎが可愛くって名前チェックしてしまった
            何だか得した気分になりました
            個人的に可愛い声より美人声のが好きなので良かった〜

            仕事といえど他人をイカせた遊佐さんに
            いてもたってもいられず病院を飛び出す島崎さん
            追いかけて来てそのままホテルへ
            初めてのエッチ

            やっぱり泣き演技やモノローグとかイマイチかな〜・・・
            セリフだけならいいんですが

            私、遊佐さんは受のが好きなんですが
            久々に攻を聞いたら良かった
            「平気?」とき聞く時の柔らかい声とかがいいし
            攻め息も良い

            島崎さんは全体的に可愛らしかったんですが
            私が好きだったのに盛大
            ああ〜ああ〜はぁ↑あああん」
            久々に新規作品の若い方でこういう喘ぎ方するのを聞いたな〜
            こういう派手なやりすぎ喘ぎが好きな私としては
            これで島崎さんの株が上がった
            いいよ〜いいよ〜、この調子で力いっぱい喘いで
            多少、棒読みだろうが今時派手喘ぎしてくれる方は無条件で応援します
            でもきっと普通にこれは人気のない喘ぎなんだろうな・・・・
            ちなみに色っぽくはないです
            派手喘ぎしながら色気がでてくれれば嬉しいですね


            美人の七尾さんに対しての攻先生の反応
            「チ〇コを見れば名前が出るけど
             名前も見てもチ〇コは出ないんだよね〜」

            それはそれでスゴイな・・・・
            このキャラはブレずにチン〇なんだなぁ


            遊佐さんに会いに来て、興津さんに患者と間違われてしまいます
            興津さんの携帯を買うのを手伝ったり、一緒に出かけます


            遊佐さんといる島崎さんの思いだし笑いが可愛かった
            「えへへ〜」
            「内緒♪」

            ここ一番可愛かったです〜
            含み笑いの小さな声での「ふふ・・・」みたいのも可愛いの〜

            その後、騎JO位エッチもありますが
            その前のイチャイチャしたやりとりのがました


            興津さんと島崎さんが一緒に出かけているのを知る遊佐さん
            カルテでチ〇コをチェックして
            「〇ンコは僕のが勝っている
            そこか〜〜い

            どこまでもチン〇です

            野島さんの患者の興津さんはT漏
            治療法
            「好きな人を作れ」
            興津さんは「島崎さんを好きになった」と野島祐さんに言います


            この時の野島祐さんの合いの手が面白かった
            「男を好きになった」での
            「大丈夫、アリアリ!!」とか
            少し焦ってるようで無責任な軽いノリが上手かった
            裏表なくってちょっと能天気ぽいところとかイイキャラだな〜
            原作のシリーズではこの二人で何かあるようで・・・・
            製作のムービックがなくなったから続きでないのが残念


            興津さんは遊佐さんに宣戦布告しますが
            敵わないな〜と身を引きます
            島崎さんから興津さんから告白されキスされたのを話されます
            そのまま、仲直りエッチ


            島崎さんのお口ご奉仕
            ぎこちな〜いけど頑張ってました〜
            遊佐さんのご奉仕が最初の方にあるので比べちゃダメ
            頑張ってるし、初めて設定なので一生懸命で良いですね
            ただ遊佐さんのキスするチュッチュ音のがエロい

            絡みはこの最後のが一番がっついていて好きでした
            二回目の島崎さんの「気持ちいい・・・」
            可愛かった
            「今のキタ・・・」
            という攻の気持ちがわかります!!!
            ところどころ島崎さん可愛いんですよね〜



            島崎さんが興津さんと買い物行ったのは
            遊佐さんへのプレゼントを買うため
            それも興津さんが遊佐さんと同じ香水を使っていたからという理由


            最後までラブラブチュッチュっチュッチュ
            そう言えばくっついてからはキスシーン多いいです
            軽いチュって音でも遊佐さんだとヂュゥ?クチュゥ?としている
            軽くなくてディープに聞こえてエロさ倍増です
            ラブ度も倍増



            島崎さんの初々しさ溢れる楽しい今作でした
            特に難しいこと考えずに聞ける楽しい作品なので
            若干の棒ぽさが気にならなければ
            可愛らしくてキャラにもハマって良かったです
            絡みも後半になるにつれて滑らかになってきてるし
            私としては中盤の派手な喘ぎが高評価!!

            遊佐さんもコミカルな感じが楽しく
            時にエロく優しく包容力たっぷりにリードしていました
            〇ンコ連呼しまくっていてお疲れさま

            野島裕さんがチョイチョイイ味を出していて
            何かちょっとした言い方とかがお調子者?ぽくて面白かった
            興津さんは正統派男前声でした!!
            【召し上がれ愛を】の柔らかい美形攻めとはまた違って
            もう少し低音で男ぽくて
            こんな声もでるのね・・・・
            どれだけ万能なのでしょうか〜


            トークCDはボケをことごとくスルーされる遊佐さんと
            真面目で可愛らしい島崎さんで結構楽しかったです
            初受けトークが聞けるのは嬉しい


            続きがでれば聞きたかった・・・・
            勢いで予約したわりに面白くて満足でした
            島崎さんのメインまたあるといいですね!

            【せつなさは夜の媚薬】和泉桂

            0
               諏訪部順一×福山潤


              清澗寺シリーズでコレは絶対聞きたかったのです


              でも、想像と何となく違いました〜


              複雑な家庭環境の中、悩みながらも健気に頑張る福山さん
              そこに異国からお金持ちで優しい諏訪部さんがやって来て
              甘く優しく煩わしい家から外に攫っていく という

              ハーレークィーン風シンデレラストーリーであり
              少女漫画風胸キュン王道モノを想像していたのです

              大筋は間違っていないのですが
              昼ドラ風血筋と因縁の反乱万丈恋愛モノだった・・・


              思ったよりもシリアスよりだったと言うか
              清澗寺は聞くの初めてじゃないので雰囲気は知っていたのですが
              結構、評判が
              「このシリーズの中で一番甘いとなっていたので
              勝手に私がストーリーを想像していたのです
              ドロドロ系好きなのでいいんですが
              どうも最初のイメージと違うので聞きながら
              「いつ甘くなるのかな〜」と思ってる内に終わってしまったという


              演出や声優さんが良く
              雰囲気があって素敵でした
              さすが人気シリーズらしい納得の丁寧な作り
              間違いなく良作&大作です


              色々教えてくださるプロガー様から
              「清澗寺は全部いいけど
               他のカプ聞いても小西野島カプの話が最終的に聴きたくなりますよ」

              清澗寺シリーズ全体をお薦め頂いたんですが
              本当にそうでした!!
              脇にチョロっと出る小西野島が気になる・・・・
              そして、チョイチョイでる遊佐神谷も気になる・・・・
              置鮎千葉進も気になる・・・・
              結局全部揃えたくなっちゃいました!!!
              (う〜ん・・・手に入るかな〜
               いつか聞きたいと思って後回しにしてしまっていたんだけど
               一気に手に入れるとなるとお金が・・・・



              【DISK1】
              没落しそうになっていた清澗寺家の三男の福山さん
              色事の噂が絶えない父(神谷さん)と次男(野島健さん)
              家のことで色々日々悩みながらも前向きに生きる福山さん
              教会で諏訪部さんと運命の出会いをします


              出だしから諏訪部さんのイタリア男っぷりがスゴイです
              ハンカチーフを渡して手にキスをして
              「君に神のご加護があるように」と甘い声で優しいことを言っちゃうのです

              これには福山さんがポ〜っとなるのも仕方ない


              ちょこっとだけ出てくる遊佐叔父様&神谷父さん
              噂にたがわずエロエロでした〜
              福山さんを誘って軽井沢に行こうとするんですが
              三人で行ったらどうなってしまうのか・・・・
              清純潔白な福山さんはパクリと食われてしまうよ〜
              行かなくて正解・・・


              友達と出かけた先で諏訪部さんと再会
              人目につかぬ場所で秘密のダンス
              コレってBLじゃなくってもトキメクシチュエーションです
              (男女で私がすぐ浮かんだのはo田陸「Mの海に沈む果実」)
              男同士でのダンスというのが、また違った禁断ぽさがあって好き
              (BLではかわい有美子「上海」のダンスシーンが特に印象的
               そして、この萌えるシチュエーションも面白エロにしてしまった
               南原作品「超絶技工練習曲」はスゴイですね

              ロマンチックな状況の中、口説きに甘く口説きにかかる諏訪部さん
              「君のその瞳はずっと神秘的
               星よりも遥かに美しい」
              「運命の女神に任せていれば
               次にはいつ会えるかわからない」

              歯が浮くとはこういうセリフのことを言うんですね
              でも不思議と諏訪部さんのねっとりした声だと違和感がないです


              野島健さんも口説き?にかかります
              「月よりも遥かにあなたの方が美しい
               あなたの美貌には月の女神も嫉妬するでしょう」

              ウヒャ〜・・・
              こちらもスゴイセリフですね
              CDで流れで聞く分には流して聞けたんですが
              文字に起こすとスゴイ威力ですね


              夜中に目を覚ました福山さんは
              小西×野島健さんの目隠し鏡プレイを目撃してしまいます

              相変わらず濃ゆいプレイをしていますね
              そして吐息喘ぎなのに野島健さんはエロいな〜
              名物「おひしい・・・」も聞けます

              まさか聞けるとは思わなかった小西×野島健カプも聞けて
              何だか特した気分になりました


              妹の婚約者の小西さんが兄と関係しているのを知って
              混乱して兄を拒絶してしまう福山さん
              それを小西さんに注意され混乱します

              諏訪部さんと再会を約束するも、大地震に見舞われて果たせません
              帰宅しない野島健兄さんを心配することにより
              兄に対する愛情を自覚し
              自分がしっかりしなければならないと思います
              諏訪部さんへの気持ちを封印しようとします


              兄弟愛イイ
              必死に駆け寄る福山さんの「兄さん」に何故か萌えた
              野島健さんが小西さんに身を寄せる
              「お前の匂いがする」のホッとする言い方が良かった


              最初に出会った教会の神父さんのお見送りに妹と行く福山さん
              そこで電車で去っていく諏訪部さんを見かけます

              名前を呼びながら電車を追いかける福山さんが健気〜

              ここで恋心を自覚するんですが・・・
              う〜〜ん
              これが私のこの話に完璧に浸れなかった原因なんですが
              二人はわずか3回しか会ってないんですよ
              (うち一回は電車から見かける、このお別れシーン)
              先に書いた通り私は甘〜いハレークィーン&少女漫画風想像してたので
              何度も攻が受のところに通って愛を語って口説き落としたと思ってたの
              だから、このわずか3回の解合で自分の人生を変えちゃう愛に飛び込むっていうのが
              しかも男同士で家がゴタゴタしているのに
              どうもここら辺がスッキリしなかったんですよね〜
              お話の筋に説得力あって悪いワケじゃないんですが
              私の理想?と違ったのです
              間違った予備知識がいけなかったんですけど

              ここで諏訪部さんも福山さんへの恋心を自覚しますが
              同じくして彼が自分の家系を滅ぼした
              清澗寺神谷父さんの息子であると知ってしまうのでした

              メロドラマの始まりです


              【DISK2】
              二年後
              いつか小西さんから経済的にも清澗寺を奪還したい
              兄と妹を救いたい!と思い
              諏訪部さんへの恋心を押し殺す決意をする福山さん

              そこへ運命の再再会

              ここらも私がハマり切れなかった要因・・・
              福山さんは何度も「家のために恋心を封印しよう」と決意するんですが
              決意するわりに、結構あっさり恋心に身を委ねてるのね〜
              ダメだダメだって感じがなくって、攻め様がいる時は恋にまっすぐ走ってる
              そのクセ、ちょいちょい「僕がしっかりしないと!」て言うわけですよ

              もうちょっと家と恋の間での逡巡が中途半端に思った
              恋に突っ走てるようにしか思えないのに
              モノローグは「恋は置いといて家のことをしないと」と言ってる
              やってることっと言ってることにちょっと差がある気がしてしまった

              そう感じるのは私だけ???


              そして、あっさり両思い→エッチ
              初夜の褥ってすごい言い方ですね

              エロエロ言われてる諏訪部さんですが
              「深く息を吸ってごらん」
              「動くよ・・・」
              これ、私は何故かワルツのレッスンを受けてるような
              優雅で上品な気分になって色気を特に感じずにリラックスしてしまった
              私の感覚が違うのかな〜

              絡みよりも息を荒げた事後の福山さんの
              「中に・・・出したの?」がエロ可愛かった

              夜会に行った福山さんは
              そこで諏訪部さんの家を滅ぼしたのが自分の父だと知ります
              亡くなった姉に清澗寺への復讐を頼まれた諏訪部さんは
              福山さんへの愛と清澗寺の血筋への復讐心で心を悩ませます
              諏訪部さんの婚約者まで出てきたり
              清澗寺の会社が中国で暴動が起きて
              その首謀者が諏訪部さんかもしれなかったり
              福山さんへの投資の代償としてお見合い話が持ち上がったり
              色々問題が起こり
              福山さんは諏訪部さんのことが信じられなくなります
              怒った諏訪部さんは無理やり押し倒します

              3回エロがあるんですが
              私は甘い二回よりも痛々しいこの絡みが一番好きだったりしました
              福山さんの涙ながらの「おいしい・・・」もあります

              泣きながら喘ぐ福山さんが可愛いし
              怖エロい諏訪部さんも素敵でした
              苦しさと愛情が絡み合ってる複雑な感じが切なかった
              【ダブルバインド】でも思ったけど
              好きなんだけどそれだけじゃないグチャグチャした感情がある関係での
              二人のやりとりが私は好きだったります
              ヤンデレ攻も好きだしな〜
              だから、単純に甘いのもいいけど
              割り切れない思いをたたえての二人ってイイなぁ

              諏訪部さんの愛情を知りながらも過去の因縁を知った福山さんは
              一緒にいればそれだけで傷つけてしまう・・・と
              別れを決意します

              「最後に一つだけ
               あなたに嘘をつくことを許してください」
              「あなたのことが嫌いです・・・
               もう・・・顔も
              見たくない・・・・」

              そして、このセリフが一番好きだった
              福山さんの声の震わせ方とか間の取り方とかともかくスゴイ上手い!!
              「見たくない」と最後の一言の我慢できずに嗚咽する様子が苦しくなる
              セリフごとににいきなり涙声になるんじゃなくって
              一言一言しゃべるたびに次第に声が涙に濡れてきて
              最後の最後で喉を揺さぶるようにしての変化のさせ方がビックリするぐらいイイ
              福山さんの演技の良さって一つのセンテンスの中でも
              キャラの感情によって微妙に演技を変えてるところにあると思います
              同じように「はい」という一言でも
              その時の状況感情人間関係相手との関係によって間合いや言い方が違うのです
              また、少し長いセリフの時も同じ感情で全部話すのでなく
              そのセンテンスにあった間・息・言い方・トーン・緩急など細かく違う

              私は可愛い受け声に苦手意識が強くて
              福山さんは低音受しか聞けない!と思っていたんですが
              その演技の微妙なニュアンスの表現力がすごく良くって
              「この演技力は高音だろうと可愛い声だろうと聞かないと勿体ない!!」
              思ってしまったのです・・・・
              なので、アホエロやトンデモ面白や駄作系も愛する私ですが
              福山さんに対しては声萌というより演技萌なので
              シリアス系や演技力が活かされる作品が聞きたかったりします
              正直、福山さんメインはエロがなくってもいいぐらいです
              (なので【空と原】がすごく楽しみ
              これが福山さんが低音だと声萌が入るのでエロだけでもいいんですが
              地声〜可愛い声の時は演技萌です
              (少数派かもしれませんが福山さんの低音すごく好きです)


              福山さんの健気な気持ちに心を揺さぶられ
              許嫁が清澗寺の中国会社を揺さぶったことを言及し
              身分を捨てて、新しい事業を興して
              福山さんを攫うことにします

              最後まで甘〜いセリフ
              「復讐はいいのか?」という福山さんに
              「清澗寺家のもっとも美しい宝石
               手に入れようとしてるんだから」

              それが復讐として十分らしいですよ〜
              激甘ですね
              そりゃ、お兄ちゃんの野島健さんがわざと咳き込むわけだわ〜

              最後は締めのエロ
              福山さんの吐息がエロいです
              そして、良く喘いでくれています
              最近は吐息喘ぎの方が多いいのでアンアンしまくってくれていて
              満足感が高いです
              私の好みではもうちょっと中音域の方が好きなんですが
              澄んだ高音が好きな方にはたまらんだろうなぁっという
              納得の可愛さでありました
              「もう・・・ダメ〜」
              エロいセリフや喘ぎはありますが、私は↑の言い方がスゴイなっと思った
              吐息とセリフの兼ね合いがちゃんとエロかったのです


              これからは海外に一緒に行く予定でラブラブしながら終わり




              色んな意味で良くできているんですが
              余り演出がよくなく原作などの練り込みが足りない【瞳をすまして】のが
              私は何故か萌えました

              お話自体にはのめり込んで楽しく聞けたんだけど
              萌えたか?というとそうでもないような・・・・
              私、福山さんは健気一途かツンデレか低音が好きなようで
              この「前向きで一生懸命で素直で明るい」というのも求めてないのかも??と
              今回ちょっと思ってしまいました
              そう言えば最初に福山受を聞いた【学園ヘヴン】のCDでも
              「前向きで一生懸命で素直で明るい」受でそれを聞いて苦手意識ができて
              長〜〜い間福山さんを避けていたんですよね〜・・・・
              (キャラ的にはピッタリだし声も高音で可愛かったんですけどね
               元々可愛い受&高音声が苦手だったのもあって・・・)

              福山さんが表現する健気受の時の儚い切なさみたいのと
              福山さんを好きになったのが低音なので低音の響きとかが好きなようです


              平川さんとかもウジウジメソメソしてる受が一番好きだし
              岸尾さんはツンツン美人声は好きだけど元気可愛い声には萌えないし
              近藤さんも全般的に好きだけどキャワワアワワ受は苦手だし
              「好き」の中でも好き嫌いがあったりするようです




              良作と作品が必ずしも一致しないよね?という
              結構な割合でボロクソに言われてるアラブBLが好きな私ですからね!
              ストーリーがない南原作品・みなみ遥作品も楽しめちゃう私だもんね〜
              面白・駄作・トンデモ率が高いシンポ愛の私だも〜ん





              色々書いちゃってますが、出来はすごく良く
              キャストも豪華で演出やBGM等も良いです
              キャスト好きにもお薦めの一枚
              ガッツリ安心出来る、シリアス甘切ないBLを聞きたい時に!






              あと、関係ないんですが
              和泉さんの文体があまり私にはしっくりこないようで
              何度か購入したんですが物語に入りこめないというか
              読み飛ばしてしまいちゃんと腰を据えて読めない
              BL小説の文章というのは上手い下手じゃなくって相性があるので
              私とは相性が悪いんだろうな〜っと思います
              英田サキさんもそうなんですよね
              お話は面白いし文も読みやすいんだけど読んだ後何も残らないというか
              「ここもうちょっと書いて欲しい」みたいなところがあって
              私が求めてる描写とズレがある
              榎田さんは面白いんだけど何故か絡みにエロを感じない
              木原さんは物語に引き込まれるし文章も上手いんだけど、萌はない
              水原さんとかは文が好きなんだけど、やはり萌ないしエロにエロを感じないし

              BL小説は小説や文章技術意外にも
              作者の萌とキャラやシチュエーションなどが自分と合うかどうか?があるので
              色々難しいな〜と思います

              ちなみに上記の作家さんのBLCDは普通に好きだったりします



              BL漫画やBLCDよりもBL小説というは
              自分とマッチする作家さん(作品)を見つけるのが
              私は難しかったりします

              最近読んだ大好き!黒髪受漫画

              0
                 【クロネコ彼氏のアソビ方】左京亜也
                これ、雑誌で読んだ時から単行本になったら買うつもりでした
                攻だった奴が受になる話が好き
                スピンオフでも本編でもいいから他の奴相手には攻てたのに
                自分より強い奴なり、惚れた奴に対して受ちゃう
                その逆転現象が好き
                あんなに男前だったのに!!みたいなギャップが好きなのです

                今回はこれ以前の話では攻ていたクロネコ君が
                腹黒美形の豹様に襲われていますぅ

                このクロネコ君が好きだな〜
                受なのに腹筋バキバキなんですよ!
                腹筋受好き〜

                あと絵が綺麗ですね
                その少女漫画ぽい?正統派綺麗系の絵でエロがモロ!
                腰乃さんとは違うんだけど、すごいモロ!
                橋本あおいさんのち〇この書き方が好きな方は好きなモロ加減だと思う

                お話はエロが主流なんですが
                絵が綺麗だし黒髪だしツンだし腹筋だしで受がすごい好きだった

                あと私の好きなT首責めがた〜〜〜っぷりあり満足
                たまにはここまで潔いエロエロも良いです

                猫耳の書き方もちょっと珍しい
                頭の上じゃなくって、人間の耳の場所が猫耳になってるのが斬新?

                猫の絵が全部可愛かった〜
                リアル猫絵じゃなくって、猫の目が漫画ぽい感じで
                すごい可愛かった
                そして後ろ向いた猫のキャン〇マが何故か可愛かった
                猫の後ろ姿には絶対キャ〇タマが書かれています

                このカプは続きもあるようで楽しみ
                CDは前野×近藤で、ま〜いいんじゃないだろうか
                近藤さんがキャンキャン高音よりじゃなくって
                クールツン声だったらピッタリだと思う



                【無慈悲なアナタ】桜賀めい
                このシリーズ全部CD化してるので
                こちらも本になるって知って絶対CD化するっと期待してました・・・
                ムービック・・・・・
                あと、半年頑張って欲しかったよ!!
                せめてコレと【キャッスルマンゴー】作ってから消えてくれよ〜〜〜
                それが無念で仕方ありませんでした

                お話はあのフェロモン垂れ流しビッチ受が
                と〜〜〜っても繊細なかわいこちゃんになってます
                そして、辛辣なほどクールで無表情だった攻様が
                ヤンデレになりそうなほどの執着攻になってました
                二人の変化が面白かった
                キスマークいっぱい付けられたらBLテンプレ的には怒るところですが
                「こんなに好かれてる」と思ったり
                少し強く攻に言われただけでショックで泣き出しちゃったり
                攻じゃなくっても「こんなに可愛い子だったんだ」となった

                ああ、これを保村×遊佐で聞きたかったよ〜〜〜〜
                原作人気らしいしどっかで出してくれないかなぁ
                どんなトンチキ演出でもいいから出して欲しい



                【夢中ノ人 4】田中鈴木
                メインの受は白髪なんですが
                脇のツンデレ黒髪フユキ君が好きだ〜
                フユキ君のために読んでいたと言っても過言でない!!
                脇カプのこの後が気になる
                二年以上ツンデレでツンのままなのでフユキ君・・・・

                BLなんだけどキスぐらいしか描写されてません
                秋葉東子さんやモチメ子さんや石原理さんや藤たまきさんなどの
                エロを求めてない方だからいいの・・・・
                でも、一度ちゃんと絡んでるのも読んでみたいな〜

                こちら最終巻なんですが個人的には【アイツの大本命!】より好きです
                同じ時期に巻数出してたので、何となくこちらは注目?されてなかったような

                短編の兄弟モノも好きでした
                兄受ってやっぱりイイ!


                関係ないけど田中さんも初期は薄暗い話書いていて
                友人が殺人を犯してしまう【めまい】とか
                人食いの悲哀を書いた作品が好きです
                人食いの話はBLじゃなくって、ほぼ男女モノに近かったけど面白かった
                多分、田中さんはBLじゃない話を書いても面白いんじゃないかな〜
                でも少女漫画カテゴリーとは違う気がする



                【やぎさん郵便】草間さかえ
                時代背景なのか受二人が黒髪!!
                ビッチ年上・地味フェロモンとどっちも色っぽくて良かった
                まだ続いてる・・・・
                草間作品は一回読んだだけではスル〜てあまり引っかからないんだけど
                何度も何度も読み返すとじわじわ好きになる
                今回も今のとこころあっさりした気持ちなんですが
                これから次巻が出るまで何度も読み返すと思うので段々ハマってきそう
                実際、一番最初草間さん読んだ時あまり面白いと思わないで
                一気買いしたのに全部手放してしまって
                それからしばらくしたらものすごく読みたくなってもう一度全部買い戻したことがある
                それ以降草間作品は「それほどでも・・・」と思った時でも
                すぐに手放さないようにしてます
                もちろん今は出ている本全部好きです〜
                読んで一発でハマったのは【真昼の恋】で一番読み返した
                で、CD聞いて読み返さなくなってしまった・・・・
                叶わないんだけどさ〜、すごく好きな作品だから
                この作品だけはもう一度全部最初から作り直して欲しいほどだったりします



                エロまん〜紙とペンとS〇Xと!!】彩景でりこ
                ギャグです!
                勢いだけぽいんですが嫌いじゃないです
                でりこさんは背が高い方が攻になるという・・・
                BLのお約束を結構な確率で破ってくれるのがいいですね
                今回もメガネで髪縛って目が大きな方が攻めで
                黒髪短髪目細い背高いのが受なのです!!
                私、小さい攻が好きなわけじゃないんですが
                男らしい受が好きなので、そうなれば攻なんてどうでもいい!!

                でりこさんは阿仁谷ユイジさん並みに絡みのドロドロ顔がエッロい
                鼻水垂れてグシャグシャな顔がエロいと思うのは
                私の中ででりこさんとユイジさんだったりします
                トロ~ンとした顔がいいですね!

                スピンオフは腹黒仕事命ビッチ可愛こちゃん×真面目一途漢のリバ
                リバって嫌いな人いるけどどうなんでしょうね〜
                どっちも楽しめてお得な気もしますが・・・・
                一つのカプで可愛こちゃん受も漢受も楽しめます

                可愛い?高校生モノも入ってますが本編達のが好きでした



                【そしてすべてが動きだす】内田カヲル
                表紙の淡い色が綺麗だな〜と思いました
                これでこのシリーズは最後らしいです
                寂しいですが、とても綺麗に終わっていて
                粗方の困難は乗り越えたのでコレ以上盛り上げるのも難しいだろうな〜っと
                調度いいところでの終わりだと思いました

                同時収録はスーツアクターモノ
                内田さんにしては珍しくエロが全然ないんだけど面白かった
                美形×ブサでちゃんと受がブサです
                最近のブサ受って本当にブサですよね
                でも何だか可愛かった
                顔は可愛くないんだけど態度とか
                私、あまりブサ受って好きじゃなく
                どこに萌ていいのかわからないんですが
                まったく読めないほどではなく出会った時それなりに読みますが
                今回はブサでも萌た




                【ねこじたSpiky】のばらあいこ
                【秋山くん】の作家さんです
                正直お話自体は私そんなにハマらないんですが
                絵が好きです
                のばらさんが描くチャラ受?男前受?の感じが好き
                今回一番好きだった話は【ルサールカ】カニの擬人化?です
                ガンチの見た目が好きだった〜
                黒髪つり目受けです
                ダークめなお話ですが不思議な感じで好きでした
                こういう時女の方が残酷だよな・・・・と

                今のザッとした明るい作風も悪くないんですが
                たまにのばらさん特有の暗いモノがチラっと見え隠れして
                そういう暗いモノを主軸としたシリアス描いたら面白いんじゃないかな?と思います
                ヤンキー受というか、色々あってグレちゃってる子が
                ワルなんだけど強がってるだけで
                寂しがり屋で暗い過去があって・・・みたいな
                ドロドロした話読んでみたいなぁ

                表題作のみーたんの猫ぽい黒髪つり目も可愛かった
                のばらさんは書きたかったみたいだけど、入らなかった話とか読んでみたい
                エロも書きたかったらしい・・・残念!






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