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私がBL小説を読むようになるまで
- 2012.02.29 Wednesday
- BL小説と文学小説について
- 07:26
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- by K
でも、あまりに漫画を読みこむうちにすごく本を読むのが早くなって
一冊15分ぐらいで読み終わるようになってしまいまして
そんな時に単行本(ハードカバー)の児童書に出会いまして
(当時の児童書は分厚くでかかった)
「字がいっぱいあるからこれなら中々読み終わらないぞ!」と思っていましたが
重いしかさ張るし本屋では児童書コーナーは少ないしで
次第に興味は文庫小説に移っていきまして
最初はKバルト文庫やFァンタジー文庫などを読んでいたんですが
そういうのって大概絵が好きだったり嫌いだったり左右されるわ
恋愛・家族・冒険もののキラキラしてる話が多くてですね
「何か求めてるものと違うな・・・」と思ったり思わなかったり
違和感がありながらも子供用小説と漫画を読み進めていたんですが
学校で図書館の本を借りて読む授業があって
それが初めての一般書を読んで衝撃を受けた瞬間でした
子供用にの小説にはない、深い洞察力と思考
あらすじを読ますのでなく、美しい情景描写と今までにない方法の表現
必ずしも幸せでないひねったラストとそこに到達するまでの引っ張り
「大人が読む小説の面白さ」に夢中になってしまいました
途中でBL好きにも何故か目覚めていてBL漫画は読んでいたので
ラノベ&少女小説→BL小説に行けば良かったんですが・・・・
今も昔も私は「男らしい受け」が好きでありまして
でも当時は「受け」=「小さくて可愛い」「元気で可愛い」「儚げ美人」などの
中性的であったり、女性に近い受けちゃんばかり!!
漫画である場合は絵でわかるけど、小説だと受けの性格がわかない上に
何となくBLは小説より漫画のがバラエティに富んでいたんですよね
当時男らしい受けちゃんなんて
吉原理英子「幼馴染」「間の楔」
「Hのミラージュ」タカヤさんぐらいだったんじゃないかなぁ?と
そんなワケでBLは漫画、小説は一般書としている内に
BL小説自体を読めなくなってしまったんです!!
ど〜いうわけかと言うとBL小説を読んでいると文体&表現力が気になる
「なぜここで一人称じゃないんだ?」
「この描写は美しくない」など
更に、漫画と違って主人公の思考が文で説明されいる分
その流れが不自然だったりするとキチンと説明が欲しくなる
一般書の場合自分が理解できない思考の人物でも
「こういう風な考えもあるかもね〜」とある程度読者を納得させてくれますが
BL小説の場合はお話を進めるためには
どんなに納得がいかなくても男二人がくっつかないといけないので
「こんなすぐに男同志が普通に惚れるわけがない」
「いつ好きになったの??」てな感じで
「説明して〜!!納得させて〜!!」となったのです
数人BL作家を試しましたがアホ系エロ系コメディ系は許せても
ちょっと内容がある話程、少しのつまずきが許せずにBL小説を読めなくなりました
BL自体好きだし、小説読むことは好きなので
「あの時一般書じゃなくって
先にBL小説を読み込んでいれば!!」と後悔
BL小説を読みたいけど文学小説との違いに戸惑い許せない・・・という
意味のない葛藤をしておりました
最近は作家によって読めるようになりました
一般書でも作家買いするほうなので、お気に入りの方は揃えています
その反面、何度読んでもダメな方 文体が受け付けない方
受けが好みの時だけ読める方などが出てきています
【追記】
↑上記が半年ほど前の戯言です
今は文の好き嫌いは相変わらず激しいんですが、結構BL小説読めるようになりました
一人称や多人称の切り替えの突然さや
BLによくある男同士でくっつく葛藤の少なさなど
引っかかっていた部分を受け入れられるようになった
また漫画と違って文のが情報量が多いい?のが楽しいです
でもBL小説が楽しくなってきたのは今のBL業界だからだと思う
中古で古いBL小説読むとやっぱり違和感があるんですよね
文体や古さよりも「テンプレ」感がすごいある
私は「王道」=「テンプレ」だと思っていたんだけど違う
「こうやったらこうなる」てもう決まっているから
作者があまり詳しく心理描写や小さなエピソードを書いてなかったりする
「テンプレの道筋が決まっているんだから、そこまで書かなくってもわかるでしょ」
みたいなのがどこかしらにあるんですよね〜
実際思ったとおりになるしわかるんですが、そこをガッツリ書いていただきたいのに
何故かその一番読みたいところが弱い
全ての古い小説がそうじゃないんですが私が読んだものにはそういうのが多かった
「王道モノ」は花嫁・アラブ・借金・幼馴染・年下攻め・リーマンとかキーワードがあって
そのキーワードに沿った「お決まりのパターン」がありながらも
作家さんによってキャラ付けや感情の行き違いなど個性がある
そりゃ、山藍さんや吉原さんや榎田さんとかが人気になるわ
比較的今も人気ある古いBL作家さん(私が読んでない方でも)は
当時から個性はあるし、王道に頼りすぎないし、それでいて萌がある
絡みも昔の作品はあっさり?というか
書き方が決まってる感じがします
そういう「BL小説の書き方」自体が現代のが選びがいがあります
あとは半年前にも書きましたが、ジャンル?も増えた気がします
昔は美少年・中性美人のどちらかだった気がします
(ツンデレ・ヤンデレなんて言葉なかったしね)
それが今は、私の好きな男前・強気・ヤンキーが普通に探せばあるだけでなく
ブサイク受け・オヤジ受け・ムキムキ筋肉受け・根暗受け・普通受けなど
13〜25歳のショタ〜青年までが受けのお約束?年齢だったのに
30歳は当たり前!!!おじいちゃん受けみたいなのもあるよ〜!!という
ブサイク受けなんて昔じゃ考えられなかったですし・・・・
こう・・・たくさん選べるのがいいですね
多分、昔BL小説を読み始めたとしても
今みたいに楽しめなかったんじゃないかな〜?と思います
BL漫画もタイプが色々でて楽しいですね〜
BL業界?は色んな意味で広がりとバリエーションが出てきてる気がします
(なのに何故BLCDは縮小してるのでしょう(´;ω;`)
【不埒なスペクトル】崎谷はるひ
- 2012.02.25 Saturday
- BLCD(立花慎之介)
- 06:14
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- by K
立花さん、スッゲ〜・・・
何だか覚醒しちゃったんですかねぇ
最近立花さん好きになったけどメインをほとんど聞いてないので
いつもはBLでどんな感じなのかわからないんですけど
何だか、コレはすごかったです
久々に「崎谷作品聞いたな〜」という満足感もありました
絡みでスゲーな!と思ったのは好き嫌い別にして↓です
【しなやかな熱情】の神谷さん
【不機嫌で甘い爪痕】の鈴木達さん
【東京ミッドナイト2】の千葉進さん
(千葉進さんは別枠なんですが)
神谷さんは【月下美人2】が「らめ〜」てますし
【耳をすませばかすかな海】のがお話的には好きだったりします
鈴木達さんは【ダブル・バインド】葉鳥がピッタリハマっていて感動したし
【透過性恋愛装置】のがキュンキュンする
千葉進さんに至っては【東京ミッドナイト2】は面白トンデモエロCDです
で、好きな喘ぎとか「色っぽいな〜」と思った絡みがあるCDは
別CDだったり別キャストだったりするんですが・・・・
スゲ〜な!と思ったのは上の三作なのです
そこに立花さんの【不埒なスペクタル】が加わりました・・・・
個人的には・・・・立花さんの喘ぎは盛大すぎて
色っぽいとは何だか少し違う気がするんですが
喘ぎ散らかしてる・・・・と言いますか
他にはない激しさに立花さんへの根性?とプロ魂?を感じて
感謝と感激に満たされます
また、それがキャラから離れてしまったり原作を壊すものでなく
原作やキャラを踏まえての立花さんの演技での味付けが素晴らしい
コメディよりなのが賛否両論のような攻めの杉田さん
原作を読んでる間も杉田さんの声で読んでいて
「これは楽しいエロコメだな」と思っていた私としては
これはこれでイメージ通りで良かったです
受けちゃんの過去とかはトラウマシリアスだし
恋愛中心のキュンキュン要素もあるので
そこをしっかり聞きたい!って方にはちょっとはっちゃけ過ぎかもしれませんが
私は杉田さんは敬語丁寧語キャラのが聴きやすいんですよね
【執事の特権】【エゴイスト・プリンス】とかのお堅い杉田さんが聴きやすい
今回のキャラも敬語キャラだったので、そこも聴きやすかった
三宅さんは予想どおりでした
こういう役ピッタリだよな〜っと
そして、何気にトークが毎回どれを聞いてもイイ人で人柄が好きです
武内さん!!
私のBLで好きになりたい声優さん一位
だってすご〜くすご〜く可愛くないですか!?
私が高音可愛い少年声が苦手なのって
「別に女性声優さんの少年声でいいじゃない・・・」と思ってしまうからなんです
でも、武内さんの可愛さって女性声優さんの少年声では出せないと思う
上手く言えないんですがBL聞いていて
「こういう可愛い受けはこういう喋り方で乙女っぽい感じ」て理想がまんまなんです
可愛いすぎるんですよ
ポヤポヤ〜ホワホワ〜ウルルンキュルン
でも、男の子だよ☆みたいな
可愛すぎる故に苦手なんです・・・・
色気もあるしかわいいし演技も悪くないんですが
可愛すぎるからこそゾワ〜っとする
唯一【オトナ経験値】のムーは平気だったような
崎谷さんのキュルルン受けっ子作品を読むと好き嫌いなしに
「これは武内さんだな・・・」て毎回思います
【振り返ればかなたの海】とか〜【ミントのクチビル】とか〜
【夢を見てるみたいに】とか〜【オモチャになりたい】とか〜
でも、CD化してもきっと買わないんですよね・・・・
(キュルルン受が苦手で原作も可愛い受作品はあまり好きじゃない
でも崎谷作品は好きだから読んではいる)
武内さんが好きになれたら崎谷作品以外でも聞きたい作品がいっぱいあります!
いつか・・・・いつか・・・・好きになってみたいです
今回も出番少しなのに、一瞬立花さんが霞むほど可愛かった・・・・
現実で「全然好みじゃないけど、この人スゴイ美形だな〜」という男性にあ会った時
自分はハマらないんだけど周りが彼を好きな気持ちがわかる・・・みたいな
私にはハマらないんだけど多くの人はは「可愛い」て思うような
説得力のある可愛さでしたよ〜
ああ、もう本当に可愛すぎるからダメなんだよ
エリートで来たのに会社の派閥競争に負けてリストラ
婚約していた彼女に逃げられそれを家族にも言えずにいる杉田さん
可愛い弟の武内さんは男の三宅さんとお付き合い中
順風万派で来た人生初の挫折に居酒屋で飲んだくれていました
武内さんと電話ている時の会話から立花さんは杉田さんを
ゲイの弟を差別して家から追い出した兄と誤解して
制裁を加えようと無理やり襲って男同士で関係を待たせます
襲い受けです
何となくですが、原作イメージと崎谷先生のキャスティングなら
近藤さんか鈴木達さんで読んでいました
だから、最初は立花さんに違和感が・・・・
【不機嫌シリーズ】のつり目猫風年上美人のが声質にあいそうだなぁ・・・と
鈴木達さんとキャスティング反対にしたほうがいいのにな〜っと思ったり
結果、立花さんは立花さんで良かった
第一声はもう少し、普通の感じでくるかと思ったら
最初からフェロモン溢れる怪し〜いしっとりトーン
「そうきたかっ!」と・・・
魅力的なんだけど裏がありそうな感じ満載で
原作知らないで聞いたら「この後何があるんだろ〜」とワクワクしたと思います
知っていても何かワクワクしてしまったので
縛ってしゃぶって勃たせて無理やり乗っかる受け
この後にBLCDまれに起こる衝撃が待っているのでスルーされていますが
立花さんのおしゃぶりSEエロくないですか?
個人的に好きなチュパ音でした
悪態付きながらガンガン腰ふっちゃういます
この時のノリノリビッチっぷりが好きでした
受け何だけど上から目線で責め立てる感じがSぽいセリフもイイ
立花さんは女王様受けとかも似合いそうだな〜
「あん!・・・何、コレ?何でいいの?
もう、バカ!」
受けの「ばか」呼び好きだ〜!!
全て終わった後にシャワー浴びながら鼻歌歌う立花さんが
何気にご機嫌で可愛かった・・・・
全裸で縛られてる証拠写真を撮られ脅されると思っていたが
何も起こらずにモヤモヤしていた杉田さん
弟・武内さんと入った店でウエイターしてる立花さんと再開します
どこかズレた交渉をする杉田さんは
「もう一度寝てくれたら写真を消す」と言う立花さんに了承します
この杉田さんと立花さんのズレたやりとりが音になると面白い
小説でも面白かったけど、杉田さんの掴めない感じが出ていて
ここにくるまでの立花さんのが杉田さんとは違うタイプの掴めないキャラだったのに
慌てたりビックリして素ぽくなって表情が変わって振り回されていて
二人の立場が逆転しているのが尚更面白かった
ホテルへ
「なぁんか〜↓ちっともムードでないなぁ〜↑
エリートさんはぁ↓
お膳立てないとエッチもできないんですか〜」
この言い方、すごく良かった
ちょっとおちょくってるイントネーションの付け方が絶妙でした
この後、いきなり銜えちゃうんですがハムッ音がリアル
やっぱ立花さんのSEエロくないですか!?
色々と衝撃のエロシーン
杉田さんの「ハッ!ハッ!フンッ!!フンッッ!!」
勇ましく餅つきをしているシーンが何故か浮かんできました・・・・
後は、一心不乱にジンギスカンを踊り狂う杉田さんとか
BLエロシーンで「そりゃ、ね〜よ」てな攻め息に笑った
杉田さんは何と戦っているんだろうか・・・
真面目にやれよ!と色っぽいモノを望む方はなるだろうな〜
笑えるエロシーンってあまりないので私は好きでした
冷静なモノローグも場面にそくわずに面白さを倍増さしてました
立花さんの喘ぎは一部で色っぽいと好評のようで
確かに激しくて乱れていますが、あまりに大声で喘ぎまくっているので
私の中で色っぽいような色っぽくないような・・・・
「アンアン」盛大喘ぎ系でも緑川さん福山さん岸尾さんは
どこか艶っとしたなおやかなしな?媚?があり
ツヤツヤした色気を出すぞ〜!!という感じがあるのですが
この立花さんは激しく乱れてたくさん喘ぐぞ!という気合を感じました
その激しさ、乱れ具合、気合などを色気と取るならばそうなんでしょうけど
↑御三方のような盛大ながらも滴るようなツヤツヤしっとりとした感じはないのです
ちなみに、この立花さん私は多いいに大好きです
高音ショタ声じゃなければ大概大丈夫なんですが
こういう激しい他と被らないのはいいですね〜
気持ちよすぎて泣き出しちゃう激しさが特に好き
「あぁぁ、ダメ!ダメ!それダメ〜」
うわ〜んって号泣してる感じが歯止めないの
崎谷作品の受けちゃんだな〜っていう身も世もない悶えっぷりでした
本当に気持ちよくて泣いちゃってるような泣き喘ぎで良かった
これよりスゴイのが更に待っていようとは・・・・
一戦終えて、部屋を出ようとするも延長になってしまい・・・
「ねぇ・・・ね?し・・・しよ・・?」
あんなに奔放だったのに恥ずかしながら小声で言ってるのが
超超可愛かった〜
こんなおねだりされたら攻め様たるもの襲いかかっちゃいますよね
思わず立ちバックで致し、一回イった後に更にもう一回!!
「なかだめ、だめ・・・らめ〜」
「らめ、らめぇ・・またイク〜」
あんたの方がダメだよ
あまりの凄さに原作引っ張り出して来たんですが
小説では「舌っ足らずな言葉」とあるけど「だめ」表記です
立花さんのおかげでこうなったのですね・・・
立花さんありがと〜!!
「すご・・・すごかった・・・」
確かにすごかったです・・・・
この時のとろけきったホワ〜っとした柔らかい声もエロかった
相性が良かったのでセ〇レになった二人
次第に体の関係だけじゃなく交流しあうようになります
立花さんの一挙一動に一喜一憂する杉田さん
ですが、ちょっと考えがズレてるので自分の気持ちも
立花さんの態度も理解できません
思わず、自分に好意を寄せてる女性に相談するも
「彼女へのノロケ」と取られて呆然としたり
それを弟・武内さんに電話して呆れられたり
凹んだり喜んだり素になったりツンとしたり
色んな表情を出てる立花さんがいじらしいです
武内さんの呆れ気味の会話も楽しい
こういう可愛さが全面に出てない武内さんは聴きやすい
杉田さんを上手にあしらってるのが楽しかった
「会いたい」とメールが来て思わず家に駆けつける杉田さん
ゲイであることで勘当され、兄の結婚式にも呼ばれずにいたことを
ショックで飲んだくれていました
そこで杉田さんの話も聞き、立花さんが誤解していることも知ります
ポツポツをトラウマを語りだす立花さんが切ないの〜
「俺・・・本当に捨てられちゃった」
泣き出すのが可哀想すぎる
最初の出だしが色気がありすぎる声だなぁって少し違和感があったんですが
それはここで泣き出した時に心がピュアであることの対比を表すためだったんのかな
あのツンツンビッチだったのが嘘みたいに庇護欲かきたてる泣き方だった
泣き演技自体は私の萌に引っかかる感じでなかったんだけど
(普通にすごくリアルで上手なんですが、それとは私は別なのです
宮田さんのエグエグ泣きと野島健さん野島裕さんの泣きがる)
全体を通して、前半のあの演技でこの泣き方!というバランスが良い
立花さんは原作の流れを全体で上手く繋げてるんですよねぇ
原作では「フ〜ン・・・いつもの崎谷さんの受けだな」て読んだのですが
CDではもう立花さんの泣きながらのセリフやえずき方が可哀想で可哀想で
じんわりと涙がでてしまいました〜
杉田さんの優しく慰める
「いい子だ・・・」も良かったです
こういう包容力があって泣いてる人を相手する杉田さんっていいですね〜
【執事の特権】でも泣いてる野島健さんを相手する杉田さんすごくよかったし
弟・武内さんの恋人三宅さんにも相談します
前作の三宅×武内が好きだった方にも二人が結構絡んでくるので
ラブラブを望まなければ楽しめるのではないでしょうか〜
原作では攻め二人のこの対話シーン好きでした
三宅さんのアドバイスもあり
杉田さんから逃げ出した立花さんを追いかけます
追い詰められた時の立花さんの
「ズ・・・ズルイ・・・」
「ん・・・んん〜〜〜」(うなり声)
オドオドして可愛かったぁ〜!!!
ここでも泣き出しちゃうんだけど嬉し泣きなのがホワワホワホワした
涙声からちょっと嬉しそうなってく感じがちゃんと徐々になされていました
たまに「アレ?さっき泣いてたのにもう涙声じゃなくなってる」というのがありますからね
ここら辺も立花さんの泣き演技は丁寧でした
両思いエッチ
ゴムがなくって二人の反応
「ないならそのまま・・・」
「オー〇ルでいい?」
原作では一度だけなのに二回繰り返して声が重なってます
同時に発したセリフの重なり方がcdならでは!!
ラブラブイチャイチャだと思ったのに
「冗談じゃない!!
お風呂にはいったら入れていい言うから
待ったんだろっっ」
本気ギレです・・・・
大笑いしましたよ、私は
どれだけしたいんだよ・・・・
「変態だ・・・
この人変態だぁ・・・」
立花さんのドン引き具合が堪らん
言い方がイチイチ上手いな〜
原作ではサラっと読み飛ばしていたんですが音声で聞くと・・・・
確かに変態チックだな
しかもそれを恋人に自己申告するところが
「んん〜〜〜言うな〜」
告白されて嬉しくて、先にイッちゃっての唸り声が可愛すぎる
モジモジして恥ずかしがっていて困り顔が浮かぶようです
チョイチョイ入る、立花さんの唸り声可愛いんですよぉ
声がクリアで綺麗だから、少し掠れ気味の篭った声になった時の対比がいんです
個人的にはこの一言が今回一番可愛かった気がします!!
エロなのに会話が多くて、ラブなんだけど色っぽさより面白い
そして、イチャラブで良かった
「同棲しよう」と鍵をもらっての嬉し泣き
かんわいいよ〜
最初のツンビッチが嘘のようにピュア可愛いよ〜
泣き方っていうより、この性格付けでこの泣きが可愛いのぉ
弟・武内さん&三宅さんが新居に来ると知ってのワイワイ
「ど〜すんの〜」連呼のテンパリ具合が面白かった
書下ろしシナリオ
三宅武内の杉田立花への新居訪問→飲み
お台所でキャッキャッ料理する立花武内受コンビが可愛い
BLCDでの他カプの受け同士がキャッキャッしてるのが私、好きです
もっと受け同士でキャッキャッすればいいよ!
酔っ払ってモニャモニャしてる立花さんもキャワイ
兄・杉田さんに酔っ払って詰め寄る武内さんも可愛かったんですが・・・・
可愛いからこそ、ゾワゾワしました
やっぱり可愛さ全開フルスロットに入った武内さんは
私にはハードル高すぎる・・・
可愛いんだけどね・・・・
思わず長〜〜〜い感想になってしまうほど面白かったです
「可愛い」連呼しすぎる感想になってしまいましたが
何回聞いても私の中ではこの感想で間違いないのです
絡みシーンばかり印象に残ってしまいがちなんですが
チョイチョイ入るコミカルなやりとりが普通に楽しいし
軽くすれ違ってるだけで半分以上はお互いを思いあってラブラブイチャイチャしてるし
シリアスな時の立花さんの演技は本当に切なくてうらぶれていて
色々聴きどころがあります
絡み抜きにしてもツンツン・ビッチからの
すねたりテレたり恥ずかしがったり唸ったり喚いたり泣いたりと
コロコロ変わる立花さんの変化っぷりが素敵なのです
ちょっとした息や呻き声や間合いや声のヒックリ方とか可愛いの!!
崎谷作品のCD化の良いところは役にハマると
声優さんの他にはない可愛いさを発見できるところにあるのですが
今回もそんな感じでと〜っても立花さんが可愛かった
(最後まで可愛い連呼感想になってしまった・・・)
【不遜で野蛮】岩本薫
- 2012.02.22 Wednesday
- BLCD(鈴木千尋)
- 07:03
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- by K
森川智之×鈴木千尋
鈴木千さんの低音受
鈴木千さんのBLCDが聞きたい時に
(だって去年は一作も出なかったのですよ)
崎谷作品【恋愛証明】と迷ってこちらを購入しました
崎谷さんも岩本さんも両方とも好き作家ですし
キャストも一緒
そんな中購入の決めては低音受です
実は鈴木千さんは苦手意識が最初ありました
BLCDで鈴木千さんって薄幸ウジウジメソメソかよわい可愛い受イメージ
このイメージが強すぎてですね・・・・
小さくて可愛くて高音声っというの避けていたのです
BLCDにハマったのはいいけど、アニメは見ないし声優さんに詳しくないしで
BLCDの表紙?ブックレット?の絵を見て、多少キャラを判断するじゃないですか
そうすると野島健さん福山さん岸尾さん鈴木千さんなどは
小さくて可愛い受ちゃんぽい
その中でも鈴木千さんはかよわそ〜なイメージだったのです
ところが!!
乙女ゲやら普通のアニメとかの鈴木千さんの声を聞くと
普通にカッコイイ青年系だったり、真面目系だったり
少年役でも高音すぎなかったりで
ウジウジしてたり小さい可愛い役とかはほとんどなかった・・・・
何となく私のイメージでBLで小さ可愛い役やる方は
乙女でもショタキャラ担当だと思っていたんですよね〜
そのアニメや乙女でのカッコ良い鈴木千さんの声が素敵だったので
手始めにオムニバスBLCDで鈴木千さんを聞いたら
すごく良かった
何だろうな〜
上手く言えないんですが、ウジウジ受け嫌いなんですが
鈴木千さんの声だと許せる!!
本当に健気で可愛くて一生懸命なんですよ
声が可愛いとかよりも、その健気さが聞いていて可愛くなっちゃう
高音受けは苦手なんっだけど鈴木千さんなら多少高音でもいい
あと、鈴木千さんのブレス音での演技がすご〜く好き
息継ぎが大きいだけかもしれないんだけど、それが場面によってすごくあってる
特に切ない時、泣きそうな時でのブレス音のいれ方が絶妙なんです
相手の方の長セリフとかで鈴木千さんが全然話してない時も
ブレス音でそのキャラの心情が伝わるような息の震わせ方なんですよね〜
あと、声質も高音声の方って透明感があってクリア少年声が多い中
鈴木千さんは少し篭るというか、語尾がハスキーな気がします
高音好きの方からすると「いかにトーンが澄んでいるか」が大事のようですが
高音が苦手な私とかはその可愛いはずの声がたまに耳に刺さるんですよね
でも、鈴木千さんは少し語尾が掠れぎみなおかげで
高いトーンで話していても耳障りが優しくて丸く柔らかい
その柔らかさが可愛さよりも、健気さを感じますし
色っぽさや大人っぽさにも繋がる
「ウジウジしてるけど芯が強い」役の時も
芯の強さを声の固さや、トーンが高い声圧で表現するのではなく
柔らかさの中にしなやかでたわむような我を押し通しすぎない強さ?みたいのを感じる
それも、この鈴木千さんの声質ならではだと思うんですよ〜
演技も声も好きですし
鈴木千さんをBLで好きになって
「このタイプ苦手かも・・・」と先入観を持たずに挑戦することが大事!だと
思うことができるようになりました
そのまま苦手意識先行方だったら、鈴木千さんだけでなく
野島健さん岸尾さん福山さん吉野さん石田さんとかもスルーしていた可能性がある
↑の方を聞かず進んでいたらBLCDを聞く楽しみの半分ぐらい損してる気がする・・・
好きな声優さんは増えると購入物が増えて楽しいですしね〜
未だにちょっと苦手な方とかはいるんですが、いつか好きになれたらいいなぁっと
思い続けています
BLCDという狭い?一場の趣味なんだし、余すところなく楽しみたいものです
以上、長い前置きですが
BLCDに置いては柔らかい受声が多いい鈴木千さん
こういう硬質な低音は珍しい
私はアニメゲーム乙女ゲのカッコイイ声も好きなので
すご〜く嬉しかった
柔らかい声もいいんだけど、このトーンでのBLCDって本当珍しい
たま〜に攻めもありますが、受けでこの低音鈴木千さんが聞きたかったのぉ
中〜高音よりの方の低音受けが好きなんですよ・・・
【3シェイク】の武内さん
【美貌の誘惑】【職業、王子】の福山さん
【WEED】の千葉進さん
【】平川さん
【恋する暴君】【極道的純愛】の緑川さん とかとか
好きなのです
先に原作小説を読んでいたのですが
ワイルド粗野×ツンデレお堅い美人の攻防を楽しむ感じ
そこは岩本作品の王道・ありきたり作品もそれっぽく読ませてしまう手法
使いこまれ、巷で似たようなテーマのBL小説が出回っているのに
岩本さんのは「またか〜」でなく
「やっぱり王道BLっていいよね」と思ってしまう
王道展開を王道らしく丁寧に書かれているんですよねぇ
声優さん、皆良かったです
特に変態役の成田さん
もうね、
この成田さんを楽しむためだけに聞いてよかった
【勘弁してくれ!】【挑発トラップ】とかの犯罪者系変態さんから
【秘密の新薬実験中!】の天然変態紳士から
【ラブラプリズム】のヤンデレ執着ドS変態から
【秘密のゴミ箱でキスをして】のエロオヤジ系ナチュラルポップ変態さんまで
本当にお上手ですね〜
【BL裏話・2】の山口さんとのトークは楽しくて大好きです
狂気にかられる演技とかだけじゃなくて
ラブリーなのから気持ち悪いのから怖いのまで
ねっとりしながらも自然なのがイイんですよね〜
そして、トークが狙ってないんだけど面白くて好きです
ちょっぴり天然なのかなぁ
低音なのに柔らかくてかっこいいのもいいですねぇ
成田さんが攻めにくると嬉しかったりします
受けはないだろう!と思っていました【恋愛操作】で有りだなっと思いましたし
今は【恋する暴君】の番外編の森永兄(成田さん)受けを待ち
個人情報が入ったノートPCを盗まれてしまい
お忍びで奪還捜査をすることになったキャリアエリートの鈴木千警視
コンビに選んだのは高い検挙率で有能でありながら
ゲイであることをカムアウトもしている森川刑事
コンビを組むのを好まない森川刑事を引っ張り込むために全て捜査手段は
森川刑事任せにすることになりました
犯人(成田さん)がゲイであることから男夫婦として張り込むことになり
ワイルド×ツンデレっというテンプレの組み合わせで警察モノ
【最悪】森川×神谷が何となく頭に浮かびました
最近だと【ダブル・バインド】を聞いたんですが
森川さんの警察役ってあいますね
ご本人も警察モノが好きだと言ってましたがいいもんなぁ
何というか、ちょっと粗野だったりワイルドだったりしても
根底に誠実さ上品さが森川さんの声にはあってそれがいいんですよね〜
男夫婦としてやっていくために、森川さんがシナリオを書いてくるんですが
お互いに妻がいる身で惹かれ合い鈴木千さんは妻バレして離婚
慰謝料にマンションを手放し、仕事場にも男同士の関係バレ退職
そんな鈴木千さんを森川さんも離婚し二人で暮らし始める という
鈴木千さん側が酷いの
そのシナリオにツッコミをいれてるのが何か良かった
「いや・・・気のせいなんかじゃない
どう考えても鈴木(森川さん)のがおいしすぎる」
BL男夫婦設定だけでもスゴイのに、このハーレー〇ィーン並みの設定なのです
原作で岩本さんが「張り込みエッチ」を書きたかったそうで・・・・
わざとお隣さんに聞こえるようにエロいことをするというシチュエーション
嫌なんだけど捜査上の設定なので逆らいきれないのです
こちら2005年の作品なのですが
小説一冊を一枚CDにすると削られがちな絡みシーンがガッツリ入ってます
うまい具合に過去話やら妹やらが消去され、絡みはほぼ丸々入ってる!という
このお話自体シリアスモノじゃないエロコメ?だから、これで正解
最近のBLCDはエロコメからエロを抜くという謎のものまでありますからねぇ
それ抜いたら何も面白くないでしょう・・・ていう
別にエロに特化しろていうわけじゃないんだけど
だったら絡みがなくても面白い作品をCD化してほしいものです
ですが、やっぱりこういう軽くてエロ特化してるのってサクサク聞けてイイ!
低音でも鈴木千さんは色っぽいですし
絡みでも低音喘ぎだったのが新鮮でした
低音受できても、喘ぎは高音になる方もいますからね
「イヤイヤ」しながら気持ちよくなってきちゃうのが
最後までしてないんだけど十分エロいです
私の好きなT首責めもありますよ〜
抑えても抑えても我慢できないようなストイックな鈴木千さんの喘ぎ
森川さんの粗野でちょっとイジメモードの二重奏がです
鈴木千さんの喘ぎって敏感そうでいいですよね
岩本さんの言葉攻めってベタなんだけどだからこそ森川さんの声で聞くといい
小説ではそうでもなかったのにCDでたのが
なんでもできそうなエリート美人警視鈴木千なんですが・・・・
手先がぶきっちょすぎて
せっかく森川さんが卸した秋刀魚をグチャグチャにしちゃうの
「もう手伝わなくていい・・・」とSTOPをかける森川さんなんですが
鈴木千さん自信は一生懸命だから何が悪いかわからない・・・という
小説では攻め様が甲斐甲斐しく受けちゃんのご飯の世話して
それを満足そうにウマウマ餌付けされたように食べてる受けちゃんが描かれています
しっかりしてそうなのに抜けてる受けちゃんがいいなぁ
二回目の張り込みエッチ
森川さんのおしゃぶりに一回目より喘ぎまくっちゃってます
戸惑い感たっぷりにイヤイヤしまくってますが
今回は嫌っていうより恥ずかしい!そんなことまでという
受けちゃんの戸惑いがちゃんと鈴木千の喘ぎに出ているのです
T首責めもちゃんと今回もありますよ〜
「憶えがいいな・・・
ちゃんとT首で感じて・・・・」
一回目より敏感になってるのがいいですね!
「熱い・・・中が・・・」
エロ技にメロメロの鈴木千さん
なんだかんだあって、森川さん他の事件を解決してる間に
成田さんに動きがあり
尾行した鈴木千さんは成田さんに捕まってしまいます
「ねぇ?そうなの?
俺にいじめて欲しいの?」
ダメだ・・・・言葉で説得できる相手じゃない
鈴木千さん、まったくもってその通り
この成田さんのイッちゃってる感じは言葉が通じない感じです
美人ツン受けをいいようにできて、う〜っとりと楽しそうなのです
気持ち悪いんだけど、微妙にカッコイイんですよ・・・成田さん
変態なんだけど声はカッコイイの・・・・
でもこんなんです↓↓
「かわいいT首・・・
切り取ったらどんな感じかなぁ?」
「本当にやめていいの?
T首たってるよ?」
「怖いの?
感じてるのぉ?」←ここすごく楽しそうです
すごく成田さんがイキイキしていましたよ〜
鈴木千さんの怯えっぷりと、若干引き気味のモノローグ
ぷっつんキレた時の怒号も完璧でした
無理やり鈴木千さんに銜えさせる成田さん
贅沢をいうなら、もうちょっとモゴモゴして欲しかったな
ギリで助けにくる森川さん
最後に成田さんを殴る鈴木千さんがカッコイイです
カッコイイ受け好き
嫌な上司から森川さんが庇ってあげた
小さくて大人しい同僚と森川さんが恋人同士だと思っていて
本当は鈴木千さんも森川さんが好きでお互いに5年がかりの片思い
鈴木千さんの襲い受け
「俺にもやらせろっ!」
男らしい受けちゃんって好き
キスしてる時の鈴木千さんの吐息が色っぽいです
鈴木千さんからのおしゃぶりもありますよ〜
鼻からの息の抜き方やSEなど、森川さんよりエロかった
念願の両思い初エッチ
ここでも嫌じゃないのイヤイヤしてる鈴木千さんが可愛いのぉ
気遣いながらゆっくり言葉で確認しあっているのもラブくていい
森川さんのリードも相変わらず優しくて素敵
受けちゃんイク→攻め様まだ→抜かずの二回戦
ここら辺も省かずに丁寧に音になってました
やっぱりちょっと前のBLCDのが絡みが長いというか
削らないイメージがありますね
「中に・・・たくさん出して」
ぎゃ〜!!てなりました
森川さんのダメ後輩刑事に阿部さん
「クリアで可愛い声だな〜」て思ったら阿部さんでしたねぇ
切なかったりいい話だったりするわけじゃないんですが・・・・
鈴木千さんの低音
成田さんの怪しさ
森川さんの言葉責め
本番は一回だけど、絡みは3回で程よく長めで丁寧
重くない話でサクサク聴くのにいいですよ〜
原作が好きな方なら満足できると思います
調度【WEED】をリピしていたせいか
低音千葉進さんに低音鈴木千さんが似てる気がしました
声というよりこの低音時のセリフの言い方?クセの付け方とかかな〜?
そう思うのは私だけ???
どちらも好きな声です
そして、低音鈴木千さんすご〜くすご〜く好きなんですけど
何故か、聴き終わった後は猛烈に鈴木千さんの薄幸美人声が聞きたくなる
【恋愛証明書】買おうかな・・・・
ふんわり美人できそうな【よろめき番長】も楽しみ
【WEED】木原音瀬
- 2012.02.16 Thursday
- BL小説(木原音瀬)
- 06:25
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- by K
CDの感想はこちら→【WEED】
金ひかるさんの挿絵も見たかったのです
何だか好きなんですよね〜、この方の絵が昔から
ただ、絵自体は好きなんだけどキャラとしてあっているのか?というと
主人公の若宮が可愛すぎる気がする
若宮は背丈がバリ攻めぽい谷脇とそんなに違わないと書かれてるし
「美形でかっこいい」と周りから言われてるのに
(岡田のアパートの前で会った時に一緒にいた同僚が言ってるのです)
絵柄だと『細くて美人で可愛い系』なんですよねぇ
本を読む限りだと若宮岡田がどっちが攻め受けかわからないような形容の仕方なのに
挿絵だとバッチリどうみても若宮が受け受けしい
まぁ。でも絵自体は本当に好きなのです
熱をだしている岡田を看病するスーツ姿の若宮の挿絵とかすごく好きだし
谷脇がGAN射した若宮の顔を舐めるカットとかも色っぽいです
木原先生の脳内イメージにもピッタリみたいですし悪くないんですが
どうも文で表現されている若宮と挿絵に隔たりを感じてしまいました・・・・
岡田も文だともうちょっと中性的で細身な気がするんですよね〜
谷脇だけはバッチリイメージ通りだった!
CDでは岡田が恋愛体質と言いながらも
まったくもって執着心や粘着質なところや重い愛情表現とかがなくって
「どこが恋愛体質なんだ?
若宮ばかりがモヤモヤした恋愛感情に振り回されてる気がする
もっと岡田が愛情を注げばここまで疑り深くならないんじゃないか?」と思ったんですが
小説では岡田の愛情の深さや静かだけど確かな執着心とかが見えました
私が攻めの執着愛が大好物なのと
それを感受してメロメロになっている若宮も可愛かったので
ここいらをもうちょっとじっくりCDでは聞きたかったですね〜
あと、色々小さいエピソードがずいぶん省略されているのもわかった
「若宮は嫉妬深い女々しい男だなぁ」とCDではうんざりしましたが
小説読むと違う意味でうんざりする男だとわかった
小説でも女に嫉妬してるんですが、自分でもそんな嫉妬してるのがおかしい
岡田が本当の意味で浮気してるわけじゃないし
浮気するタイプでもない
今は自分を愛していて、自分に嘘をつかないのを知っているんです
それでも岡田を信じきれずに些細なことでイライラする自分に
若宮自身が戸惑って不安になって
心のどこかで不安になるのは自分が悪いとわかりながら
その解決方法がわからないし、岡田が何も悪くないのを知っているからこそ
『そんな自分のイラだちを何も知らずに変わらずに愛してくる岡田にムカツク』悪循環
小説の方が女に対する嫉妬というよりも
根深い若宮の人間不信?みたいのが感じられました
岡田を信じられない自分に苛立っているのに
その怒りを岡田にぶつけてしまい
無責任に怒ってる若宮のことを岡田も持て余して
若宮の言うとおりに距離を置いたり、離れたりしてみるものの
それがますます若宮も寂しくさせ苛立たせる
面倒くさい男ですね・・・・
そして、意外にもこういうタイプの女いますよ!
知り合いに美人で可愛くて性格良くてモテる子がいまして
本当女の子に対してはすごく接しやすいしわかりやすいんですが
男に対しては面倒くさいんですよ
そのモテ子自身気になってる男がいて、その男からデートに誘われると
嬉しいのに、OKできる状況にあるのに断る!
二回目誘ってきて、やっぱり嬉しいのに断る!
モテモテで他の男からも人気の女から二回も断れたら男は心が折れますよね?
「何で断るの?好きならOKしてデートだけでもしてみたら〜」て聞いたら
「断っても断っても強引に何度でも誘って欲しいの!!
私が仕方ないな〜って態度に出るまでめげずに誘って欲しいの・・・・
でも、みんな2回ぐらい断ると誘ってくれなくなるんだよねぇ(-_-;)」
そりゃそ〜だろうよ!!!
あとは、彼氏の前カノが気になってしょうがなくって
別れて半年経つのに自分の前で前カノに彼氏から電話させて
「俺、もうお前のこと好きじゃないから」と言わせた女とか
(前カノから貰ったものや写真なども全て処分させた
そのクセ、自分は前彼との思い出をとっとくというね・・・・・)
彼女ら2人からしたら、それが究極?の愛情確認だったんでしょうね
付き合う男は大変だ〜
でも、そこまでしてもちゃんとした安心は得られないみたいで
いっつも二人ともモヤモヤしていました
そう思うと若宮の行動や思考は何となくわかるような気がする
共感はできないけど
「こういう考えの女いるよね〜」みたいな
なので思ったより【EVER】はラブラブに感じて読めました
絡みの書き方や文体が淡々としていますが
以上に愛情確認したがる若宮が岡田に愛されてるのに納得がいかずに
一人で暴走して、でもやっぱり好き!!みたいな
岡田視点だったらわがままで可愛い恋人に振り回されてる
もっと淡々とした話になってだんんだろうな〜
よく木原さんの作品が純文学だ!と言われたりすると
私は何だか違うな〜っと思うんですよね
それは文体とか表現とかは好みがあるし、評論家じゃないので言及できませんが
木原さんの作品をそこそこ読みまして
そこの根底にあるのは【一途なんだけど綺麗なだけじゃない執着愛】なんですよね
【執着愛】は良くBLに出ているんですが
木原さんが他と違うのはエロや「こんなに愛されて幸せね」という安易な萌にしない
そして、どんなものでも【愛なら美しい】となりやすいBLというジャンルの中
美しくない愛情
歪んだどうしようもないけど一生懸命な愛情
普通では理解しがたい形の愛情
そういう普通のBLでは表現しないタイプの愛情を取り上げている
そこに木原さんの独特の読みやすいんけど淡々として冷めていて
でも、フットした瞬間に熱いものが滲んでいる文体が合わさって
他作家にはない世界観を表している
この世界観は木原さんにしかない
BL小説でこういう作風は木原さんしかない
そして美しいし良くも悪くもすごく印象に残る
萌自体を救いとるのが難しい
色んな要素が絡みあって「BL小説というカテゴリーで比較できるものがない」から
「この痛々しくても美しく独特の世界観は純文学じゃないのか?」となるのかもしれない
でも、純文学ではない・・・・と私は思うんですよねぇ
(私がそう思うだけなんですけどね・・・・
A川賞作品を50作以上読破、月10冊前後の読書、昭和大正作家も好きだよ!みたいな方が
木原さんの作品を読んでどう思うのか聞いてみたいです!
BL以外も乱読する活字中毒みたいな読書家の感想が知りたい〜!!
それも一人じゃなくって色んな人の感想を)
私がどうも引っかかるのは木原さんが書く【執着愛】
それを持つ人物の性格、その愛情を向けられる人物、二人での物語
その時々の気持ちの揺れ動き、二人の関係性、物語の展開
そういうのは毎回キチンと書かれている
理解しがたい人物でも心惹かれる、読み込ませるものがある
それによって、読者はこのわからない人物を理解したい!と思える
その筆力?人物造形は木原さん素晴らしいんです
ただ、毎回思うのが
「何故、その人物にそんなに強い執着愛を持てるのか?」がわからない
今回も若宮が何故に岡田を好きになったのか?
岡田の若宮への深い愛情はどこからくるのか?
わからない
名作【箱の中】【檻の外】でも堂野の清らかさに喜多川は触れ執着するが
それは本当に堂野じゃなければダメだったのか?
優しく慈悲深い女性でもいいのではないのか?
まだ、堂野は喜多川を受けいれるけど
もし妻が不貞をせず子供が存命だったら幸せな家庭と喜多川
どっちを取ったのだろうか?
などなど、他作品でも色々思うところがありますが・・・・・
愛情が生まれて、その後の経過を描いてはいますが
それ以前の「愛情が生まれる・愛情を自覚する理由」
物語の根底にあるそこをいつも書ききってない気がするんですよね
それは、色んな小説を読んでいても難しいテーマである種の思想的なものでもある
宗教的にもなりやすいし、精神世界だったり、脳科学だったり
突き詰めても答えが見えずにわからないんですが
純文学というのはそういうわからないモノに対して
作家が思想し思考し突き詰めて問いただしていく・・・・
読者に問題提起しながら物語にする・・・というのが
根底にはある気がします
だから、最初のその【執着愛】ができる段階を書ききってはいない木原作品は
私は純文学ではないんじゃないかなぁ?と思ってしまうのです
BL小説なので「愛」を自覚してから展開していった方が物語的には面白いですからね
エンタメである以上、思想的?になっても仕方ないと思いますし
私は木原さんの作品は純文学ではないけど素晴らしいと思ってます
ただ、純文学だ!と言われるのにはいつも疑問を感じていまうんですよねぇ
多分木原さんは男同士の愛情物語を書かなくても
素敵な小説を書ける方じゃないかな〜?と思います
【WEED】は新装版で書下ろしが入っていました
三部作の谷脇主人公【FLOWER】に関連している短編書下ろしだと思うんですが
特にメインカプのBL部分に照準があってないのに面白いというか
心に残るいい話になってるんですよね
【檻の外】も最後の「なつやすみ」の子供の話が一番、私はイイと思った
BL関係ない、思いやりとは何か?大切なものとはどういうことか?家族とは?と
テーマが「男同士の愛情」からそれていた方が矛盾なく表現されている気がした
そして、それがちゃんと読者の胸に刺さった
だから、きっとBL小説じゃなくっても木原さんはそこそこ良い小説書けるんじゃないかな?と
最近は思うようになりました
あまり木原作品読んでない時はそう思わなかったんですが
今ではBLや萌がない木原作品も読んでみたくなりました
「ブルース」というA川賞作家さんの代表作があるんですが
そこにヤクザで同性愛者が出てくるんですよね
そいつが主人公を愛しまくってるんですがその愛情表現が歪んでいる
最後まで歪んでいる
醜く劣等感の強い外道で冷酷なオッサンヤクザで、気持ち悪いところもあるんだけど
哀れで怖くて悲しくて、でも主人公に対する深い愛情を感じる
どうして主人公を愛してるのか愛さずにはいられないのかも分かる
女性作家さんのN木賞受賞作
それぞれの家族を描いた短編が全部連なることでなる長編
兄妹の禁断の愛情が書かれいて
萌系やBLみたいに最後ハッピーEDにはなりません
じっとりとした女の情念と思いの深さが何とも言えない余韻がある
この作家さんの書く女性がいつも苦手で
文や話自体は好きじゃないんですが、私の好み抜きにして渾身の一作
自分が嫌いだけど「名作だよ」と薦められる作品
作家自身がレズで女同士の恋愛小説を書き文学賞も受賞
女同士の恋愛ものではないんですが
主人公の医者が難病な息子を抱えた女に惚れて
家庭も時間も金も全てを女と息子に捧げる
これ、母親に惚れているようでいて医師が執着しているのが息子なんですよね
この息子が美しく儚く透明感あるのに暗い魅力がある
順風満帆な人生をなげうってでも、ただそこだけに自分の全てをかける
結果が良くないのはわかっているのに投げ出してしまいたい
その医師の気持ちからラストの美しいまでの絶望
三作に共通するのは「どんな結果になろうとも愛さずにはいられない業の深さ」
木原さんの執着愛は重く、業の深さがあるんですが
「何故愛さずにはいられないのか?」が書ききれてない気がする
もしそこに焦点があった作品ができたあがったら私も
「これは純文学だ」と言えるのかな〜どうかなのかな〜・・・・
BL作家さんって男同士の萌が書ければイイって部分だけだと
BL絡まない話になると、途端に面白くなくなる場合がありますから
そうならない木原さんはやっぱりスゴイんだと思います
んんが!!
BL作家としてスゴイけど
小説家としてスゴイか?というと別の話なのです
【WEED】 木原音瀬
- 2012.02.14 Tuesday
- BLCD(千葉進歩)
- 06:06
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- by K
出だしの急展開に
ぽか〜ん
誰にも共感できなくて
ポカ〜ン・・・
よくわからない展開に
ポカ〜ン・・・・
終わり方に
ポカ〜ン(゚∀゚ )
そんな一枚でありました
おポンチCDとかアホエロとかありますが
それとは違うんですよね・・・
一応、ちゃんと作られてるのに何でそうなるのかわからない!
登場人物3人の行動原理や気持ちがまったくわからない!
なのにお話はシリアス風に淡々と進んでいく
最後まで聞けばどうにかなるか!?と思ったけどどうにもならない
ムシャクシャしていた千葉進さんは友人の子安さんと一緒に
雨の中走っていた櫻井さんを拉致って無理やりGO姦
千葉進さんは医者で櫻井さんが亡くなった患者の親族だったことを知り
引越しの時に業者として偶然であってしまい
同時期に無言電話などの嫌がらせが起き始めたので
「櫻井さんのせいだな!」と思った千葉進さんは待ち伏せして殴りかかる
でも、結局嫌がらせは櫻井さんじゃなく元彼でした
そして、なんだかんだと仲良くなる二人
ここまで意味わかんない!
ノンケなのに無理やり男にヤラれて、誤解で殴ってきた男と
何故に仲良くなれるのよ!?
千葉進さんの方も何で好きになったのかわからんのよね〜
更に軽く行為を拒まれた時に
「自分を拒否する理由なんかない
一人きりで、そばに誰もいないのに・・・」て思うんですが
妻と子供を亡くして一年もたってないし、男が好きなわけじゃないし
自分を無理やり襲ってきたり、金で何でも片付けようとしたり
誤解で殴りかかってくる男なんか拒まれて当然でしょうが!!!
行為を拒否したのは抱かれるのではなく抱きたかったからと
出だしは千葉進×櫻井なのに、ここで櫻井×千葉進になります
私は千葉進受けが好きなのでいいんですが・・・・
リバって嫌いな方もいますよねぇ
私は好きでもないけど嫌いでもない
でもね!これリバである美味しさがないのです
最初、攻めてた人が受けになる葛藤や戸惑いもないし
攻めてるのとは違う快感の違いもないし
(ひたすら怖がって痛がってます)
受けが攻めに回ることによって見えてくる
お互いの攻め特有のかっこよさや受けならではの可愛さなんかもない
リバである良さが活かされてな〜い
それでいて、リバ嫌いはリバであるだけでダメみたいですし
どっちの層にも優しくないな〜っと思いました
う〜ん・・・・最初GO姦から始める出だしは必要だったのだろうか?
付き合うことになった二人
櫻井さんの帰宅が遅いだけで浮気を疑い
外でたまたま女と話しているだけで怒ります
同棲し始めて、仕事のすれ違いで中々一緒いられず不満
更に会社のマラソンチームに入り帰宅が遅れる櫻井さんに
ますます不満を募らせ
そこでマネージャーの女と仲良くしていて怒り
電話が繋がらないだけで浮気だと思い
勝手に誤解したあげくに自分は子安さんと浮気
離れ離れになりながらも、櫻井さんのマラソン大会を応援しにいくも
ゴールして追いかけてきた櫻井さんから逃げて
たまたま近くのテントが倒れて櫻井さん負傷
「仕事と私どっちが大事なの?」
「自分以外の女と話してるだけで許せない」
まるでうざったい女そのものの受けちゃんでありました
攻め君はこの受けちゃんのどこがいいんだ????
男が言われて嫌な二大セリフを実行しているあげくに
まったくもって誤解なのに当て付けに浮気を実行してますし
最後は病室エッチで終了
鍵も掛けずにしているので看護婦さんが入って来ちゃいます
真っ最中ですがカーテンを占めていたので冷静に追い返します
鍵ぐらいかけてしろよ!!
よくわかんない話なんですが・・・・
演出自体は悪くないといいますか
淡々とした流れの中でSEがちゃんと迫力があってドキっとさせられ
物語の強弱を音で感じられます
また、BGMの少し暗くて柔らかなピアノ曲が美しいです
あまりBGMにこだわらない方なんですが
【慈英臣シリーズ】【scarlet】並みに綺麗なBGM曲だと思いました
ラスト、長めにこの曲が流れるのも余韻があって良かった
これが変な音楽だったら「最後長々とBGM垂れ流すなよ」てなるので
以上、ザッとあらすじを追い返しても良くわからない話なんですが
良いところをあげますと
千葉進さんのトーンがすごく好みだった
【凍る灼熱】【YEBISUシリーズ】より、ちょっと低音目かな?という
受けなのに(最初攻めだからか)落ち着いた低音よりなのです
冷淡で硬質で淡々としいるのに、中はメラメラドロドロしてる
抑えた演技とかがすごく良かった
淡々とした話運びで千葉進さんがサラサラ〜と話すので
お話はアレなんですが、おやすみ前に流し聞きする寝落ちCDにしようかなぁ
このトーンで話しまくる千葉進さんの声はずっと聞いてたいぐらい好き
それに医者役が似合う声ですよね〜
安心感と冷静さと冷たさとと真面目?さが声質にあるというか
【院内感染】【殴る白衣の天使】【支配する指先】と私が知ってるだけで
これで医者役4作目ですし
対する櫻井さん
これ、購入した時に「BLの櫻井さんに挑戦しよう」と買った一枚だった
どうもロマンチカの印象が強くって櫻井さんだから・・・・と言うより
ブリッ子声が苦手なのでず〜っと苦手意識がありました
【豪華客船シリーズ】もダメだったしな・・・・
ですが!!
今回の櫻井さんはすご〜く聴きやすかった
柔らかくて落ち着いていて静けさがある中音
声質とかではなく、演技にも不思議な透明感がありました
それが千葉進さんの硬質な美しさがある声と重なり合って
何とも耳心地が良いのです
キラキラした王子様のようなかっこよさではなく、本当に自然にイイ声だった
普段は淡々としているのに、攻めに回った時のちょっと荒々しい感じがまたイイ
「恋愛体質で好きになるとのめり込んでしまう」と言い募るところとかは
わずかに必死さと内にある情熱や執着ががチラチラしていて
何だか若干言い方がヤンデレぽくってすごい好みだった〜
櫻井さんはきっとヤンデレ攻めとか上手そう
年下攻めらしい一途さと、ヤンデレになりそうな深い愛情
何となく私の中で羽多野さんみたいな年下攻めカテゴリー?
(櫻井さんのがBL先に出ているので、羽多野さんが櫻井さんより??)
ただ櫻井さんのワンコぽさや年下らしいもありながら
柔らかな透明感と、ヘタレてなくて包容力優しさ真面目さもありまして
もしこのままBL出続けていたら・・・・と、初めてモヤモヤしました
BLレビュー回っていて櫻井さんを絶賛しているわりに
私はさほど刺さってこなかったんですが
それは私が櫻井受けCDをチョイスしていたからなのかも
私は櫻井さんの攻めのが好きかもしれない・・・・と今回気づきました
櫻井さんいいな〜っとしみじみ思いました
演技もやっぱり上手なんですよね
それも、わかりやすく怒ったり泣いたりっていう感じじゃなくって
表面にでている喜怒哀楽とは別に内に秘めている感情がユラユラと滲み出るような
キャラの深層心理を聞き手側に伝えるような微妙で繊細な演技でして
それをすごくサラっと簡単なことのように自然にしているのが何とも
他の方と被らない演技力のような気がしましたよ〜
今度は受けじゃなく櫻井攻めCDを探してみようと思いました
脇役は子安さ〜ん
何だか、すごく性格悪そうな気がします
この主人公も大概ですが、それ以上に悪友って感じ
それを子安さんが淡々とやっていて、またハマっている
全然関係ないんですが
華藤えれな【あなたは僕を愛していない】
冷徹ゲルマン天才医師ミハエルが子安声に私の中でなった
(三木さんでもいいかな〜っと思いますが)
絡みは全体的に薄〜いです
木原作品にあまりそこを求めていないのでかまわないんですが
千葉進を使っておいて、最後の「ぐがぁぁっぁぁ」がないのは物足りない・・・
ただ、櫻井×千葉進の最初の無理やりでの千葉進さんの拒否っぷりと
首をしめられたような色っぽくない苦しそうな「ああああ・・・・」が
少し良かったかな〜
子安×千葉進もちょっとだけありました
最後の絡みの「動くと痛いから締めたり緩めたりして」という櫻井さんが
ちょっとエロ色っぽかったです
ところどころ絡みは何してるのかわかりません
お話はポカ〜ンなんですが
メイン3人の声やトーンの相性がイイというか
この淡々とした話に沿った耳馴染みがよくも柔らかすぎずに
透明感と落ち着きと硬質さが絶妙に良かった
演出も3人のトーンを邪魔しないし、BGMの短調な曲想も相まって相乗効果
お話を楽しみたい
ラブラブしたモノがイイ
可愛い・美人・カッコイイ声が聞きたい
そういうのが目的だとお薦めしずらいんですが
柔らかさのある櫻井さんの中音
硬質で冷たい、美形攻めみたいな千葉進さんの低中音
冷淡でプレーンな子安さんの声
その3つの声が心地よい落ち着いたCDでした
お話は好きではないんだけど、聴き返しやすいです
イマイチ良くわからないところがあったので小説買ってみました
やっぱり共感はしずらいんですが
木原さんのあの冷めたような淡々とした文章で読むと妙な説得力があり
小説のほうが二人の行動や感情がCDよりはわかりやすいかな?
それでも何でもお互いを好きになれたのかはわかりにくいんですが
小説の感想はこちら↓
【WEED 木原音瀬】
【やさしいエピローグ】 モチメ子
- 2012.02.11 Saturday
- BLCD(日野聡)
- 06:10
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- by K
去年好きになった作家さんで、本当にこの原作が好きでして
お風呂に入ってるときに読みたくなるのでシナシナしてきたため
お風呂用と普段用の二冊買いしちゃったくらい好きです
ほんわ〜りしてすごく読み返しやすいんですよねぇ
ガッツリしてないのが反対にイイっていうか・・・・
キャストは舎弟のコンビニバイト君だけは
「これは吉野さんだな・・・」と思ったので
本当に吉野さんで嬉しかった
吉野さんはBLでは苦手意識あったんだけど、去年克服
好きな方が増えると買う楽しみが増えていいですねぇ
キャスト全員良かった
特に野島裕さんの野島総長がピッタリだったな〜
日野さんはちょっと可愛いポヤポヤしたところもある受けなので
どうかな〜?とも思っていましたが
ある種攻めよりも男前のところもある受けちゃんなので
純情で真面目誠実さと意思がしっかりしてるところが出ていてピッタリでした
総長の元片腕・津久井役の保村さんも朴訥さが良かった〜
脇役のおばさん・女の子たちも違和感なく上手でした!
主人公の幼馴染の美容師くんだけがちょっと違和感あったかなぁ
声質とか明るい裏表ない感じは良いんだけど、若干台本読んでる感じがあった
ただ、シリアスものじゃないのと出番が少ないからそこまでは酷くないんですが
ちょっぴり残念だったのは
原作で好きだったポップでアホ可愛い組長の下ネタがカットされてたこと
なくても話の流れ上平気だし
ペロっっと可愛く流していても下ネタなので
女の人は苦手な方もいるだろうしカットしてあっても納得なのですが
あの全体にほわわ〜んとした空気の中での
下ネタがインパクトあって好きだったの
バイトから帰ってきてヘロヘロの舎弟君に
「オ〇ニーするから外でてろ!」つって
「いいオカズね〜かなぁ・・・
そう言えば直也くんの裸みたことあるんだった」
「ちょちょちょっと!何をオカズにするって!?」の後の
一緒にお風呂入ってじ〜っと直也くんを見まくる総長とか
深夜に体を鍛えてる直也くんに
「荒い息遣いが・・・いかがわしいことしてたらどうしよ〜」と
ワクワクする総長とか
総長「オナ〇ーしすぎて死んじゃう〜」
津久井「〇ナニー死は気を付けてください」のやりとりとか
こういうくだらない感じが一々好きだったんだよな〜
まぁ、本当になくっても困らないシーンなんだけど
個人的にはここらのやりとりが楽しみだったので残念だったりしました
(そんなの私だけだろうか・・・・)
東京での暮らしがあわなかった日野さん
田舎で給食のお兄さんをしています
幽霊屋敷と言われる空家に越してきた野島さんは
ヤクザもビビるマフィア野島会の元総長でした
野島総長に昔、恋人が絡まれた時に助けてもらい組に入るも
途中で挫折して組を抜けてる日野さん
野島さんは信用してる人に裏切られたり、金儲けするのに疲れて
ムショから出てきて田舎でノンビリ暮らすことになり
二人は次第に仲良くなっていきます
野島さんは元総長で攻めなんですが
ちょっと乙女で可愛らしさもあり、ギャンギャンしたやかましさもあり
今まで私はBLで聞いたことない野島さんだったので新鮮でした
原作とピッタリなのもあるけど、可愛くて良かった
吉野さんはそんな野島総長を慕って追ってきた元舎弟
今はコンビニでバイトをして野島さんのそばにいます
吉野さんと野島さんとのやりとりが一々面白かったです
日野さんと話す時は可愛かったりかっこよかったりするんですが
吉野さんとの時はコメディタッチのギャンギャン系でして
大声?で怒鳴ってる野島さんが私には新鮮だったんですよねぇ
でも、野島さんの声だと不思議とやかましい感じがしない
ギャンギャンしていても二人でじゃれ合ってる仲良い感じもあって
何だかすごく好きな感じでした
吉野さんのちょっとクセがある声と野島さんのクセのない声のやりとりが
妙にハマっていて楽しいです
日野さん野島さんの仲を邪魔しようとして、野島さんに邪険にされたり
調度いいところでバイトの電話が入ったりした時のあわってプリが面白くて
ある種、誰よりも吉野さんがこの役にピッタリだったと思います
ハァ・・・吉野さんがこの役で良かった良かった
キャスティングしてくれた方に感謝です
野島さんの屋敷に幽霊がでるとかで怖がって
日野さん家に泊まったり、御祓いしたりします
原作では「渉さん(野島総長)にも怖いことってあるんですねぇ」と
主人公が言ったら、サラっと普通に
「どんな動物にも天敵がいるから
世の中のバランスが保たれているんだよ」
(言い訳に聞こえないところがすごい・・・)
このやりとりが好きだったのでちょっと入ってなくて残念でした
野島宅の屋根裏で物音がして、様子を見に行こうとする日野さん
幽霊だと思っていてビビる野島さん
怖がってる野島さんが可愛い
「俺が渉さんを守りますから」
受けなのに日野さんがカッコイイ
結局、小動物が屋根裏を走っていただけでちゃんと修理する日野さん
「かっこよかったな〜」
テキパキ男前な日野さんにうっとりする野島さんがこれまた可愛い
攻めに「カッコイイ」言われる受けちゃんが新鮮ですねぇ
出張が決まった野島さん
ちょっと離れ離れの間に日野さんに彼女がいるか不安になり
そんな時に電話がかかってきて彼女がいないことを知り安心
ちょこ〜っとだけ野島さんの自家発電シーンがありますが
ガッツリ聞ける【秘密の新薬実験中!】のがエロいです
彼女がいないのを聞いてベットの上で嬉しくて
バタバタしている野島さんがこれまた可愛いんですよ
漫画で足パタパタしてるの見ると可愛さ倍増
野島さんの元片腕で野島会が潰れる発端になった津久井・保村さん
そのまま野島さんの仕事のマネージャーになります
保村さんいいなぁ
思わず【無慈悲なオトコ】をすぐ聞き返してしまいました
メインでも出て欲しい!
保村さんが家に住むことになっての吉野さん
「俺だって廊下で寝ているのに!!
俺はバイトだってしているのにぃ!!!」
ここの雄叫びがすっごい面白かった
何だか、頑張ってるのに不憫ね・・・
野島さんにもう悲しい思いをさせたくないっと思う日野さん
体を鍛えて「守りたい」と言う日野さん
受けちゃんが攻めちゃんを「守る」宣言!
「王子様みた〜い」一回目
野島さんのこのメロ〜ンとした言い方が
王子様みたいな受けちゃんっていいですねぇ
それでメロメロになってる攻めもいい味だしているのです
原作からしてここら辺が好きだったの
「ああ〜もうだめ、死んじゃう
恋なんかしたせいで俺苦しくて死んじゃうよ〜」
この野島さんの言い方もすっごい可愛かった
ヘロヘロメロメロがすっごいイメージ通りだった
お父さんしている保村さんの落ち着いたツッコミもいい味だしていました
野島さんへの恋心を意識しはじめてギクシャクしちゃう日野さん
寝込みを思わず襲ってしまった野島さんはトイレに駆け込みます
「NO〜〜!!ていうか
アウト〜!!!」
「バレなきゃいいって思ってました、ごめんさない
理性の限界を超えました、すいません」
ホワホワした日野さんの声と恋心に揺れ動くモノローグの中に突然入る
野島さんの雄叫びがバリッと入ってきてインパクトあった
原作よりも更にここら辺は野島さんの嘆きっぷりが面白かったな〜
野島さんの演技がキレキレ?でした
日野さんが告白されて両思いのはずなのにスレ違ってしまう二人
日野さんの気持ちを尊重して、試験に合格するまで会わないことを決心します
「そのかわり合格したら俺どうなるかわかんないからっ
男はオオカミなんだから!!」
何かここの言い方にツボった
スネたような言い方なのが攻めなのに可愛いんだよ〜
それでも日野さんが心配で保村さんと吉野さんを向かわせる野島さん
グスグス感動して泣いてる日野さん可愛い
「おめぇ〜一人でも飯食えよぉ」
吉野さんのこの言い方が予想外に優しくて、私もじんわりしちゃいました
原作だとサラっとなってるんだけど、吉野さんの言い方が良かった
「早朝のためにも来年試験受かってくれ」という津久井が原作では
「オ〇ニー死するまえに」とポロと言っていて
最後にせっせっと自家発電する総長のひとコマがあるんですが
カットされていましたね・・・・このくだりがくだらなくて漫画では好きでした
試験を終えて7ヶ月ぶりに日野さんの元に行く野島さん
「もう一人で寝るのもお風呂に入るのもヤダッ」
「津久井さんは一緒に入ってくれないんですか?」
「直也くんじゃなきゃヤダ!」
駄々っ子みたいな「ヤダ!」の言い方が良かった
かわいいよ〜
主人公がほだされちゃう?のもわかる可愛い攻め様なのですよ
離れてる間に家族への愛情なのかなぁ?と思い始める日野さん
でも、野島さんに告白されてやっぱり恋愛感情だって告白し返します
一緒にお風呂に入っりながらモチャモチャします
ワ〜ワ〜してる二人が可愛いです
「いっしゅん振られかけて告白されて追い出された・・・」
「ちょっと状況が把握できません」
「あ・・・パンツ忘れて来ちゃった・・・」
漫画では津久井の「完ダチしてますよ」の一言が入ってます
翌朝、パンツを届けに来る日野さん
「シンデレラの
王子様みたい」二回目
パンツを届けるにくる受けが王子様って!!
言ってることアレでうっとりしてる感じがお面白っっ
告白されして両思いだったことを思い出して覚醒しての
「三十路の朝ダチなめんな〜」も好きだった
絡みは超〜短いんですが、このお話はこれでいいんですよ
原作でも1Pないぐらい短いですねぇ
「ちょっと待って動かないでね・・・
出ちゃいそうだから・・・
今、入れるからね」
「渉さん・・・可愛い」
攻めなのに余裕ない性欲への欲求へのエグさと乙女具合が可愛い
チョイチョイ、受けの日野さんが「可愛い」て野島さんに対して思うんです
本当に可愛いの
原作でそれぞれのキャラが家族に見立てられてます
津久井が寡黙なおさん
直也くん(主役)が料理上手なお母さん
野島総長がわがままで甘えんぼの息子(マザコン)
舎弟がよく吠える犬
これがCDでもハマって聞こえた
原作のイメージを崩さずに、そのイメージを広げてる感じが良かったです
演出的にはちょっとBGMがピコピコ電子音ぽくって
それが合う場合もあるんですが、もうちょっとほんわりした曲でも良かったかな?
あと、屋根裏がきしむ音や足音があまりわからなかったり
せっかく吉野さんのテンションが楽しいのに、若干生かしきれてなかったり
完璧に良い!て感じではなかったんですが・・・・
ものすごい悪かったりはしなくって全体にサラ〜っと流して聞く分には気になりません
ただ何回も聞いてるともうちょっと良い演出もあったかな?と思ったり
別にシリアス作品じゃないんのでいいんですけどね〜
全体に満足
すごく好きな作品で、音になったら面白そうだな〜と思っていたけど
まさかCD化されると思ってなかったので嬉しかったです
何となくですがコレ聞いたあと【いとしの猫っ毛】を聞き返してしまった
両作ともほんわりして癒されるんですよね
それとどっちも脇役がイメージピッタリなんですよ!!
【運命の男】五条レナ
- 2012.02.08 Wednesday
- BL小説
- 06:46
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- by K
かなり良かったです♪
大学時代からライバルだった二人が社長と秘書となり会社を大きくして
秘書はず〜〜っと社長に片思いしていて・・・・
ベタな設定なんですが、私根本的に王道BLが好きなので楽しかった
一昔前のベタ王道リーマンBLと言えば
お金も地位もある社長攻めが借金やらを抱えた金銭的に問題あり受けちゃんを
「金を出すから躰をよこせ」つ〜のがパターンだったような?
でも、これから別に受けはリーマンじゃなくって学生でもフリーターでもいいわけですよ
リーマンBLの美味しさというのは
経済的に自立していて他人を頼らなくても生きていけるしっかりした大人同士
↑
ここにあると私は思っています
一人でも平気だけどお互いに必要とし合うというのがいいんですよぉ
そこに仕事が絡み公私共度に必要とし合っていると尚良い
んん〜、仕事面で男女が対等になることはやっぱり難しいと思うんですよね
それは女が劣っているとかじゃなくって、元々の構造的に無理ぽいかな?と私は思ってます
男は理性的に物事を判断できるけど、女は感情的になりやすい
だけど、男は頭が固くて融通が聞きにくいが女は想像力があり多様性と共和性がある
↑例は一般的にですが、男女は一長一短があって頭ではお互いの性質を分かっていても
やっぱりその考え方の違いを理解しあうのは難しい
(違うもの同士だから惹かれ合い探りあえるのですが)
また、女性は同時に色んなことを考えやることができますが
男性はひとつのことにしか集中できないように構造的になってるようです
ペディキュアを塗りながら友達を話してテレビを見て、彼氏のことを考える
そういうふうに同時に別々のことを出来るけど、男性は基本ひとつのことに集中しやすい
仕事は仕事、恋愛は恋愛、友達と遊ぶ時は友達・・・のように
これは、人間が狩りをしていた時に、集中しないで狩りをすれば命を落とすことがあるためで
女性に多様性があるのは子供を育てるため・・・とも言われています
本能的・脳の構造的に男女にはそれぞれ違いがある
まぁ、そんなワケでBL抜きにしても仕事のパートナーとなると
やっぱり男同士のが意思の疎通がしやすいかな?と私は思っています
(男女で足りないものを補う。というやり方もありますが)
なので、こういう仕事が出来る男同士のBLって男女にはない感じで好きなのです
受けを女に取り替えることはお話上できないんですよね〜
私はBLを読んでいて「これ、別に受けが女でもいいんじゃない?」となると
お話的に楽しめても、BL的な楽しみが半減しちゃいます
受けだけど、男性的な良さもあり、そこに色気も感じました
この話は主人公の秘書が男を好きなのを悩みながらも
仕事はバリバリできて、受けても女々しく女ぽくならない
それでいて、一途で健気で気持ちが重〜いんです
攻めは強引でワンマンタイプなんですが、何を考えてるのかわからないタイプでもなく
仕事のためなら政略結婚もしちゃうよ!
女にモテるけど、女にのめり込むような男じゃないよ!
強引だけど魅力的だよ!
みたいのが出ていて、主人公の気持ちをかき回して
ゲイじゃないのに体の関係を迫ったりするんですが
憎めないし、何か無理がなかった
大概のBL小説はノンケが落ちる瞬間が突然すぎる気がするんですよね
特に躰の関係に落ちる過程が
でも、今回も強引な展開のはずなんだけど
「この攻めの性格だったら興味だけで男とできそうだな」てなる
常ずね「ノンケなのに男とヤれた時点で好きってもんじゃないの?」と思うんだけど
この攻めに関しては、一概にそうとは言えず
「興味と他人から拒否されたことない傲慢さと主人公を独占したい」だけで
愛情じゃないものでも男同士でできそうな変な説得力があって
そのおかげで主人公がグルグル悩みまくっているのが理解できた
仕事描写は丁寧そうで、丁寧じゃないんですが・・・・
お仕事BLが好きなわけじゃないので、主人公と二人の関係だけに焦点があっていて
それがすごく良かったです
私、大きな事件が起きるのより心理描写というか
主人公の気持ちが丁寧に書かれているのが好きなので
この攻め様を「諦めたい!諦められない!」「ずっとそばにいたい」
「恋人にならなくてもそれでいい」「愛されたい」とず〜っとグルグルしています
ちょっとしたことが起こりますが、大きな事件というよりはグルグル思考です
男同士の友情ってたまに男女の愛情よりも強いんじゃないかな?というのか
たまにBLやゲイとか関係なく思うことがあります
何というか女同士の友情とは微妙に違うというか
女同士でも恋愛超えてかけがえないものがありますが、そういうのとは何かが違う
「バディ?相棒?」て女性同士の友情では言わないけど
男同士の熱い友情にはあるかなぁ〜っと思います
そういう、うっすらとある「男同士の友情」に対する女が入れない憧れ?みたいのも
この小説には感じられてそこもツボでした
BL小説だからくっついちゃうけどね〜
「攻めに主人公が惚れているのをバラすぞ!」と脅されて
普通のBLの受けちゃんならアワワアワワしちゃうものなのに
「そうだとしても、あいつは俺の言うことを信じてくれるだろう」と
恋心がバレそうになっても堂々としているのも良かったなぁ
攻めが襲ってきたときに、ボコボコに殴っているのも好きだし
出だしの攻めのために護身術ならってかっこよく立ち回る受け主人公も好き
全体に、受けだけど弱々しさがないのがツボでした
それでいて攻め様に対してだけは心を揺さぶられて動揺してしまうという
何でもできるはずの受けなのに、このギャップ!!
刺されそうになったり、婚約破棄したり色々あるわりには
そこよりも主人公の気持ちの揺れ動きに重きを置いてるので
あんまりバタバタした感じがしませんでした
イラストの円陣さんは作者さんのご指名だったみたいですが
イメージにピッタリあっていて素敵でした
挿絵って大事だなぁっと思った
蓮川愛さん梨とり子さん小椋ムクさんと円陣さんの挿絵ってだけで
フラフラ〜っと購入したくなるんですよねぇ
今市子さん金ひかるさんとかも素敵なカラーだとフラフラします
【ムスクの甘い誘惑】といい、初作家さんで当たりで嬉しいです
仕事ができて精神的にも強いのに、攻めに対してだけは弱い受け
しっかりしているのに一途で一生懸命な受け
男惚れもできる仕事ができる懐の大きな攻め様
いい男同士のしっとり大人BL
わかりやすく無理がない二人の気持ちの揺れ動きなど
色々好みでした!
【スノーダンス☆ショパン】
- 2012.02.07 Tuesday
- BLCD(平川大輔)
- 06:47
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- by K
【ビーチダンスショパン】の感想の中で
平川×岸尾カプの話しが聞きた〜いと書いたのが10月
そしたら、本当にこのカプメインが来たので嬉しかった
すでに原作の小説は全てCD化しているらしいので、続きでないと思った
なので今回は書下ろしシナリオらしいですよ〜
ひたすら平川×岸尾がイチャイチャしてるところに
森川&子安が楽しく絡んでくるだけ
BLゲの攻略後イチャイチャ派生CDみたいな感じです
メイン二人のイチャイチャが聞きたいならいいけど
ゲーム派生CDと同じで本編を知っていたほうがより楽しめる
と、言っても特に事件があったり内容があったりする話じゃないんですが
全部のBLCDがこのノリだと辛いけど
過去現在と色んなのが出てるんだから、こういうのもいいよねと思います
私、このシリーズの岸尾さんのトーンがすごく好きなんですよ
品があってツンとした冷たい美人さんって感じで
こういうツン美人トーンって声優さんのその時のコンディション?によって
声の透明感が違う気がします
これは岸尾さんだけじゃなくってツン美人をやる方皆さんに共通?かも
(私がツン美人好きなので勝手にそう思ってるだけなんですが)
神谷さん立花さんは声質自体がツン美人声なんですが
緑川さん千葉進さん近藤さん遊佐さんとかはその時々で違う
柔らか美人声とか色気美人だと透明感はあまり必要ないと思うんですが
ツン美人の時は声が澄んでいるとツンが強調されてイイと思う
(基本中低音が好きなので、透明感があがりすぎて高音になるぐらいなら
ハスキー・掠れ声のツン声のが全然いいんですが)
そして、岸尾さんはこのショパンシリーズでは調子がいい気がします
声の透明感と品が格別なんですよ〜
今回は前作までと比べるとちょっと透明感が下がってるかな〜
トーンも低くないけど前作らより高音ではありません
(私はキンキンしないこのぐらいのが聴きやすくて好きでした)
その代わり色気&可愛さが増していました
お話自体が甘〜いイチャラブなので、ツンツンよりも
恋人になって柔らかさと色っぽさが増すのも分かります
だから前作とは違う可愛さがあって、これまた良かったです
平川さんも前作に比べると低音すぎません
ちょっとSな敬語執事攻め様で甘いけど高圧的な物言いしていたのが
今回は甘さ倍増で素敵
低音も鬼畜攻めっぽくてカッコイイんですが
中音目だと自然な優しい感じも加味されて、これまた良かったです
メイン二人の甘い声を聞きたい方には良いトーンじゃないんでしょうか〜
抑圧されたような低音攻×透明感ツン美人
↓↓↓
優しい低音攻め様×柔らかい中音受け
それぞれがトーンを変えたことによって、また声の相性が良くなってました
森川さん&子安さんはお互いの恋人が出てきません
緑川さん&鈴村さんがでないと何だか寂しいですね
今までのシリーズでは脇役になっても毎回出ていた二人なので
二人は恋人に会えない寂しさを嘆きながらもノロケ
平川×岸尾を邪魔しながらワイワイしていました
森川→鈴村→緑川→←子安
という、背景がまずあり
鈴村さんが緑川さんに手を出したら
森川さんは子安さんに抱かれるという約束をしています
攻め×攻め
私、森川受けが好きなわけではないんですが・・・・
ちゃんと受けちゃんがいるガッツリ攻め様なのに受になるかも!?という
ドキドキ感がこのシリーズでは嫌いじゃなかったりします
今回は、この牽制が結構あって楽しかった
クリスマス子安さんと森川さんはアクシデントで
お互いの恋人を過ごせないことになってしまいます
なので、執事平川さんがいる子安邸に森川さんと共に行きます
そこには子安さんのイトコで平川さんの恋人の岸尾さんもいて・・・・
ちなみに岸尾さんは昔子安さんのことが好き設定です
何で好きになったのか?が今回ちょっと語られています
クリスマスのモミの木の下にいる人にはキスしていい習慣があり
子安さんは岸尾さんにキスするのです
そこでトキメク岸尾さんなんですが
子安さんは岸尾さんの前にも10人の女の子にキスしてた・・・・という
この子安さんがナチュラルにカラっと酷いですね
ショタ声の子安さん岸尾さんが聞けます
岸尾さん可愛いわ〜
ショタ声好きじゃないけどそう思ってしまうくらい可愛いです
でも、今は平川執事に愛されて岸尾さんは幸せラブラブチュッチュク
T首責めが入ってるのですが・・・・
平川さんの吸い付き音が相変わらずチュパチュパ素晴らしいです
そして、岸尾さんのお口ご奉仕のしゃぶりっぷりも素晴らしい
あのジュパジュルジュプ音の容赦のなさ!!
二人がしゃぶりっこしているのを10分ぐらい聞いてみたいものです・・・
このCDの聴きどころは絡みの時の変な言葉
「あなたの躰がキリマンジャロの頂に積もるバージンスノーのように純白」
「ミンスパイに振りかける粉砂糖のように」
「お胸の可愛らしい刺」
「私の胸は猫のミルク皿じゃないっ」
「私のこの猛ったケダモノ」←TNTN
「あなたの狭い天国が〜」←受けの穴
爆笑!!ですよ
あ〜、面白い
最初は引いたこれらのセリフが今ではこのシリーズでしか聞けないと思うと楽しい
「発情期のメス猫のよう」と岸尾さんが言えば
「盛りのついたオス猫」と平川さんが答えます
これを二人がいい声の囁き喘ぎながらだから〜
聴きながら我に返っちゃダメですね
この真面目アホノリを楽しむと良いのです
どこからのこのセリフを思い出すのでしょうねぇ
ある種南原さんスゲ〜よ
改めて聞きましたが岸尾さんの喘ぎは色っぽいですね
福山さんといい、やっぱりたくさん出ている方は何か違う
ちゃんと気持ち良さそうというか・・・・
ただ、最後のイき声の「あ〜」には毎度笑います
個人的に千葉進さんの受け好きとしては最後の「あ〜っ↑」がある方が好きです
イききった気がするのです
聞いていてスッキリしますね
この絡みの濃さと長さが南原作品だな〜と思います
子安さん森川さん平川さん岸尾さんでクリスマス晩餐会
子安キャラが最強でした
子安×森川が過去にあったのはシリーズでわかっていたのですが
やもや子安×平川もあったなんて
各カプの攻め様が主人公カプの攻めに食われかけてるっというのがカオス
あと、今回ビックリしたのが
森川キャラが音楽用語でエロ攻めしているのを
聴きながら私もツッコンがものですが・・・・
何と今回キャラ自体が
「お前の言葉責めおかしいよ」とツッコンでいました
この世界では普通だと思ったけどやっぱりおかしいのね
聞いていて「こいつらもおかしいと思っていたのか〜」としみじみした
4人はミサの後は帰り道、美しい雪の中で戯れます
平川岸尾カプはラブラブ→ダンス
子安森川は雪合戦→ダンス
寒いだろうし、サッサッと家帰れよ〜
雪合戦してる子安森川が楽しそうです
平川岸尾のちゅっちゅっ音がエロっ
暖炉の前で怪談話→ボーイズトーク
平川さんの怪談話の時のトーンが本域です
普通に続きが気になる・・・・
別トラックで平川怪談話を入れて欲しいくらいでした
こういうのを聞くとBLじゃない語りCD聞いてみたくなるんですよねぇ
声が聞ければいい!て感じじゃないので
好みのものを探すのが面倒で「これだ!」と思って購入して失敗すると
結局BLに戻ってきてしまう・・・という
酔っ払った岸尾さんがベラベラ平川さんとの馴れ初めをしゃべってしまいます
トロ〜ンとした口調の岸尾さん可愛い
子安さんと森川さんの寝言も面白かった
最後は、平川岸尾の絡み
二人のキス合戦のSEがスゴイ
二人のチュッチュクいいですね
そして最後も面白ワード満載です↓↓
「私をバターのようにとろけさせる」
「君の力強い命の源で私を奥まで貫いてくれ」
「あなたから溢れる色香で私の欲望も再び猛々しく反り返っている」
「この剣であなたの望む場所を深々と突いて差し上げましょう」
「あなたの中も温かくてシチュー鍋の中のようですよ」
「君の剣だけを飲み込む鞘になりたい」
シチュー鍋に例える攻め様って初めてです
最後までインパクトあるセリフの数々でした
色んな意味で面白かったです
全体にやっぱりBGMが今回も美しいクラッシック
編曲?の仕方とかもいいので、普通にこれはBGM集とか欲しいくらいです
お話のおポンチ具合とのギャップがスゴイというか・・・・
もうシリーズをそこそこ聞いていたので慣れましたが
あと、各キャラがCD内で自分達が出ているCDをCMしていたのもカオスでした
色んな意味でカオスなんですよね〜
そのアホアホぽいのが反対に新鮮でいいのかもなぁ
一年に一枚ぐらいこういう謎の内容がないけどいい声とエロがある
変な言葉攻めと美しいクラッシックとBLドリーム満載のキャラと
色んな意味でカオスなCDが出てもいいんじゃないだろうかぁ
次作はさすがにもう出ないかな・・・・
個人的に平川岸尾カプがたくさん聞けて満足したものの
そうすると子安緑川・森川鈴村の両カプが揃わないのが物足りず
出ないだろうけど次作出たら、また買っちゃいそうです
【ムスクの甘い誘惑 】高塔望生
- 2012.02.05 Sunday
- BL小説
- 06:30
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- by K
この本はネタバレなしのが面白いと思います
以下、ネタバレしていますので注意してください
あらすじ・表紙・題に惹かれて何となく購入
久々に、作家買いしてないのに当たりでした
たまにこういうのに当たると嬉しいですね☆
まず、仕事描写や人物関係の書き方が丁寧で無理がない
普通の会社がどういう風な感じなのかわかりませんが
(私は美容師だったので、自由業ぽいし・・・今は専業主婦だし)
読んでいて無理がないな〜と思えます
どんな仕事を扱っていて、それがどういうプランで会議がどうあるのか?とか
細かいところが無理なくお話に組み込まれていて
その仕事っぷりによって攻め受け二人の性格が見えたり
かっこよさや有能っぷりが伺える
BLによくある、肩書きがすごくて周りが「すごい人だ」と言われてるわりに
仕事描写が一切ない作品とは違ってキチンとお仕事してる感じがありました
ま〜。お仕事BLが好きなわけではないので仕事描写にこだわりはありませんが
こうやって順を追って無理なくスキャンダル系ではなく
普通にありそうな仕事の問題を解決していく二人は普通にかっこよいですね
出来る男・上司という感じがしてイイです
イイ男二人って言うのはBLに必須ですからね〜
お仕事BLというと、鳩村さんの作品も仕事へのこだわりが感じられますが
どうも鳩村さんの仕事すぎる作品は私はイマイチ・・・・
仕事すぎない情念ドロドロ恋愛話のが鳩村さんは好き♪
(鳩村さんの作品は好きなのは本当に好き)
何故かな?と思ったら、鳩村作品の仕事描写は本当に仕事なんです
恋愛と仕事は別って感じで話が進んでいって
仕事の問題が解決したから、恋愛へ・・・・て印象が強くって
仕事問題が解決するのでスッキリした読後になるものの
仕事と恋愛が別の印象が強くて恋愛になる過程が急に感じるのです
「え?そんなにすぐに好きになっちゃうの?」みたいな
もう1エピソードぐらい、二人の間で何かしら起って欲しかったっと
いつも思ってしまうんですよねぇ
恋愛メイン話の時はその二人のエピソードが多くて納得しやすいんですが
この高塔さんの話は仕事・恋愛が同時にジワジワ進みます
仕事場で「この人ってどんな人なんだろ?」となって
後日飲みに行ったり二人だけのエピソードがあり
仕事で何か問題が起こり、二人で解決しようと奮闘して
その中で信頼感や友情ができあがり
さらに、仕事以外でのプライベートの顔も見るようになり
仕事・仕事外へと両方でその人物に興味が出てくる
仕事場で興味が出て、仕事以外でも親しくなり
でも、また仕事場で接してそこでも仲良くなってそれが仕事に影響?する
そこら辺が無理なくていいです
オン・オフの違いがある!というのがリーマンBLの美味しさだと思うのですが
「仕事であんなにしっかりしている人の意外な一面」
そのギャップが楽しみなんです!!
その美味しいギャップが仕事描写がキッチリしている分
仕事が出来る男という形がハッキリ理解でき
だからこそ、そこが崩れた時のオフ顔が堪らんの〜!!!!
最初は、私どっちが受けか攻めが迷いました
私が受けだと思った方が押し倒して襲ってるんだもん
しかも、二回も!!!
そこでしっかりガッツリ抵抗しまくる主人公も良かったです
私BLで思うのが
「そんなに嫌だったら殴ってでも抵抗すればいいのにな〜」です
本当に嫌で男に襲われるとなったら、男同士は死にものぐるいで抵抗すると思う
女だとま〜・・・やっぱり力的に無理ですよ
実際、男が本気出した時にちょっとその力の違いに怖い思いしましたし
こちらは主人公がかなり抵抗してくれていたのに、個人的に満足!
ただ、そんなに抵抗したのに良く男を受け入れられたな〜とは思いましたが
ちょっと女にこりていて、出会いからドキドキ?していたあたり
落ちちゃったのもしょうがないのかなぁ?と読み返すとなりました
そして、この受けちゃん・・・・
FU能です
精神的なものではなく、事故的なもので身体的に完璧にたたない
BLでこういうの初めて読みました〜
何か、良かったです
ずっと受けちゃんは自分の体に対して負い目を感じて悩んで
男女ものだったら辛いけど、BLで受けだからね!
付き合うこと自体が初めてで愛されて幸せ良かったねぇっと
すっごく思ってしまいました
これが男女モノだったらスゴイ辛い関係?だもんな〜
男が好きでたたない二重苦なのに、BLだとそんなの関係なくなっちゃう
BLファンタジーの良さですね
で、この作家さんで良いなぁっと私がなったのが
最初読んだとき、色々突然に思った受けちゃんの行動の数々が
読み返すとちゃんと理由がわかるのです
主人公に対するちょっとした態度
じっと見ていたり、少し微笑んだり、自分の話をしたがらなかったり
些細な行動や表情に意味があるというか、主人公への愛情が出ていて
なぜそんな小さい些細な愛情表現だったのかも再読するとわかる
あからさまに書かれるよりも、チョイチョイ挟まれる小さい愛情表現を読み取っていくのが
再読した時に楽しいです
サラ〜っと読み飛ばしてしまうところを、ちゃんと読むと
「これって!」て発見になるのです
ネタバレしていても、読み返したときに楽しい小説っていいです
あと、小道具?類も好きでした
ただ設定としてわけも分からず書いているのと
作者自信に思い入れがあって書いてるモノって違いますよね
岩本薫さんの食べ物が美味しそうでシチリアの風景がちゃんと美しく外国っぽい
かわい有美子さんの京都と上海の情景
水原とほるさんも海外在住?なのか海外の風景に無理がない気がします
別に、小説なんて嘘で想像でいいんですが読んでいて
「これ嘘っぽいな〜」と思わせないで欲しいんですよね
ちゃんと、それっぽく読ませて欲しい
BLだと作家が知らずに書いてるものって、読んでいても嘘っぽかったりする
だったらその題材を避けて書いてくれたほうが読みやすい場合もある
全部想像で書いてもリアル感がある作家もいるので
作家が体験したことしか書くなってことではないんですが・・・・
リアル感があった方が読んでいて私は面白かったりします
高塔さんはイギリスの風景や食べ物、主人公が食べているお弁当・マフィン
作っている家ご飯・飲んでいるお酒とかその薀蓄が本物?ぽい
一々美味しそうだし、お酒飲まない私にも良いお酒だってわかるし
イギリスの雰囲気も何となく味わえる
それでいて作家のこだわりが出て薀蓄まみれってこともない
その適度な加減が好みだった〜
私のBL小説を読むときの好みで五感に訴える描写が無理なくある方が好き
料理が好きなのもあってか、本当にこれ作ったことあるのかなぁ?とか
たまに思ってしまう料理とか気になってしまったりします
料理好きだろうな〜って作家さんは料理へのちょっとしたこだわり?が見えますしね
(BL関係なく)
萌的にも仕事ができるイイ男
トラウマ?持ちの秘めた思いがある受け
最後、ラブラブで受けの気持ちを全部愛してあげる主人公
私が好きな要素が入っていました〜
文体。小道具。仕事描写。萌っと全部好きだった〜
これから集めてみようと思う作家さんでした
【熱情連鎖】 夜光花
- 2012.02.02 Thursday
- BL小説(夜光花)
- 05:42
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- by K
3Pものです
そんなに3Pが好きなわけじゃないけど嫌いでもないです
何か3Pものの難点って3人である理由が余り納得がいかずに
エロだけに特価してしまうものが多いいんですよね〜
こちらは3Pというより、三つ巴って感じです
お互いがお互いを牽制し合い、駆け引きしあっているのがドキドキして良かった
攻2人×受けの場合、攻め同士がライバルであることが多いいのに
BLだとそこらは結構省略されてしまいますからね
3Pでもなく男女物で三角関係なんですが
【時をAOく染めて】という作品が私は好きでして・・・・
男二人×女ものにミステリー要素を加えてお互いの愛憎のもつれ具合が見えるのですが
海中の描写が美しく幻想的でありながら三人のバランスの不安定さも表していて
一度捨ててしまったのに、またど〜してもど〜しても読みたくなって買い直しちゃいました
後は【恋】【蜜月】とかK池M理子さんの恋愛部分を濃密に描いたのも好きです
特に【蜜月】の中のある一遍が間接的に男同士の恋愛も扱っていて何ともエロスでした
で、そういうちょっとドロ〜とした愛憎劇で
三人の関係に緊迫感がありながらも三人でならない理由がある作品
そういう三角関係ものが読みたかったのです
【エンジェルビート】【3シェイク】【双子シリーズ】【ピジョンプラット】と読みまして
まぁ、BL的に面白いというか
ぶっちゃけエロに特化していてフ〜ンっとそれなりに楽しく読んだのですが
3人で居る葛藤とかがないのが私は物足りなかったのです・・・・
(双子シリーズのみは双子だから!のゴリ押しで全て受け入れられた
双子ってBL便利キーワードだな〜。嫌いじゃないです)
主人公の見る夢とトラウマがリンクしていて
冒頭から何度も何度も繰り返して印象付けられながら
その全貌はわからずに「何かそんなに怖いんだ?」と興味を惹かれ
俊が憎んでる相手って誰なんだ?とこれまたず〜っと引っかかっていて
そこに典之が絡んできてどうなるんだ〜!!!という
物語自体の骨組みも私好みでした
井上Y人さんの短編みたいな酩酊感が小説として面白かった
最後、二人が受けのトラウマを打ち砕くところも好きでした
俊はたった一人でもヤるつもりだったけど
3人揃ってないとできない物語の設定意外にも
きっと俊は一人ではその勇気は持てなかったんじゃないだろうか?と
自分と同じぐらい主人公を愛していて、二人で主人公を共有し
同じ時間を過ごした幼馴染で信頼している典之がいたからこその行動だと思う
全部読み終えて思うと、俊の憔悴は夢を見続けていただけではなく
一人でやらなければならない!という焦りや葛藤などからも来ていたんじゃないかなぁ
そうやって想像して読むのも面白いです
俊は主人公が気持ちを受け入れてくれることはないかもしれない・・・と思っていて
そして受け入れてくれてもらう?からには主人公を幸せにしたい
幸せにする=トラウマをなくさせる・・・という風になったのかなぁ?と
10年片思いしている相手に酷いことするような奴絶対許せなかったんだろうな〜
瑛太(主人公)の痛みは俊の苦しみでもあったのかな?とか
ラストが何といってもスゴク好きだった
攻め様二人の受けのためなら何でもする覚悟もすごい執着で好きなんですが
受けが本当は全てを知っている?んです
二人がヤッタ人物がもうこの世にいないことを
でも、それを二人に言わない
言わないことによって攻二人は連帯感を持ち、もう争わないだろうし
3人の関係はより強固なものになっている
攻二人のことを思うなら主人公は「二人は誰も手にかけてない」と教えて
罪悪感や覚悟?から解放してやるべきなんですよ
でもそうしないのは二人の愛情を主人公はなくしたくないからなんじゃないかな
3人でのバランスを保ちたいんですよね
どちらかではダメで3人でいたい
攻め二人は「3人の秘密だ」と思って関係を強固に感じていますが
実は受けが全ての種明かしをしっていて、ネタばらしをせずに
「3人の関係」をキープし続けさせようとしている
攻二人は手に入らないと思っていた主人公を手に入れてご満悦?ですが
受けが実は一番幸せだと思う
無条件にどこまでも溺れるように愛されたい
原因がいなくなっても忘れられないトラウマを無くしたい
この二つを同時に手に入れられたのだから
攻二人は執着愛ですが、受も中々強かだな〜
親から得られなかった愛情を攻め二人からもらうつもり?なんですね
攻二人は受けを捉えたつもりでいるけど
実は受けの方が二人の愛情を手放せなくなってしまったんじゃないでしょうかね
受けのためにトラウマの相手をやろうとした俊
抜け駆けして嘘をついた俊をやろうとした典之
執着まみれの二人の愛情を必要とする瑛太
ヤンデレ3人同志お似合いだと思いました
何というか色々考える余地が残っているのが面白かったです
他の感想でも書きましたがBL小説って比較的丁寧に行動や感情を書いていて
読み手によって色んな読み込み方ができる!というものが少ない
「この風景描写は気持ちをあわらしているのかな?」
「涙の意味は何だろう」などの抽象的な書き方はあまりしない
納得できるかはともかく読んだままの行動と感情
多面的な読み方ができ、読者の年齢が変わったりすることによって
読み返した時に読後が変わる小説が私は好きなんですが
BL小説でそういうものは少なく、萌えるか?萌えないか?が重要
それでいいのですが・・・・・そうなんですが・・・・
たま〜に、作者の表現しようとしたものやメッセージ性があると嬉しいんですよねぇ
お事件すぎるBLは苦手なのに、メッセージ性が欲しいなんて!!
私、面倒くさい・・・・ですね
BL小説なんて萌えりゃ〜それでいいのに〜!!!
ちなみに、受けが低身長で小さくて童顔で可愛いので私好みじゃないです
この作品は萌えじゃなくて、何か普通にお話の始末の付け方や持って行き方
伏線の張り方とかがすごく好みでした〜
最後枚数が少なくなってきた時に「この枚数で話ちゃんと結末に持って行けるの?」と
ドキドキ読みました
O田陸作品とかでなる現象なんですが
それを夜光さんのBL小説ではよく体験したりします
ミステリーをたくさん読む方には緩い謎解きかもしれませんが
私はミステリーものをあまり読まないのもあって夜光さんの謎解き調?好きなんですよね
ちょっとドロっとした妖しい感じがイイ
あと、BL的な部分とミステリー?部分と重い部分とのバランスが夜光さんはいい
例えば木原さんや英田さんが暗い話を書くと
「そこまで突っ込んだテーマはBLでやるには無理があるんじゃないかな」と思うことがある
テーマ自体がエンタメで扱うには難しいかな?と私は勝手に感じちゃってるんですが
夜光さんはイイ意味で重いものをエンタメにしているというか
ツッコんで書けば人間の心理を突き詰めたアンチテーゼ的になるものを
あくまでエンタメとして設定としてだけ扱い、でも軽くはしない!みたいな加減と
BLなのにお事件ばかりで感情面がついていってないとか
恋愛話があまり進まないとかにならずに
お事件があって、BL恋愛が別に進むというよりは
そのお事件自体が恋愛に絡んで、恋愛話が進むからお事件も進展する・・・・という
連動と絡めかたが丁度イイ気がします
どうも私、一般小説でも暗い?トラウマものとかが好きでして
最終的に誰も幸せにならないよ!とか
主人公に何かしらの心残りを追わせて終わっていたり・・・とか
酷いと主人公3人が亡くなって暗転して終わってる小説もありますしね〜
(で、それがまた面白くて好きだったりします)
暗黒小説という括りがありますが好きだったりします
そういう意味でもこの夜光さんの話は好みだったりしました
文体も良いですね
とある評論家の方が
「文学はお話が面白いだけじゃなく、文体の美しさも大事
面白ければいいってもんじゃない」と力説していました
そう!!そうなのよ!!
BLは文学とは違いますが小説という形を取る以上、言葉を扱っていますし
やはり表現力や文体が美しいと嬉しいですね〜
私は一介の読書好き&BL好きなので敬語とか正しい日本語とか
厳密にわからないのですが・・・・
好きな文体とかはあったりします
BLって楽しくて明るくてラストはハッピーEDで
ある程度色んなものがわかりやすい!というのがイイんですが
こういうちょっと暗い?のも読みたくなる
愛情が煮詰まって大きくなりすぎての執着って大好きなので
夜光さんの常にヤンデレ化しそうな雰囲気が堪らん
攻めのヤンデレって好きなんですよねぇ
だって愛してるからヤンデレになるんでしょ!?という歪んだみかたなので
若干不満があるとすれば・・・・
主人公が流されやすすぎる〜!!
夜光さんの大人しい受けは比較的快感に弱くて流されやすいんですよねぇ
今回は特にそれが謙虚だったりしました
すんなり?俊を受け入れて
典之を拒否しちゃってるのもモヤモヤした
2人の攻め様に愛される受けちゃんは
どっちの攻め様に対しても同じ愛情を持っていて欲しいのです
3Pの受けとしての態度としても頂けません(-"-)
萌えで読むと面白さがあるかわかりませんが
(私はこういう小さい受けが苦手なので、それだけで萌えない
だからこの話に萌えがあるのかどうかがわからない・・・)
謎解きや小道具や夢の描写やトラウマの処理などが
私は小説として面白かったし好きでした
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