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    • 2014.11.05 Wednesday
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    【ミス・キャスト9〜濡れた瞳】

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      花田光×石田彰 掘秀行×櫻井孝宏 鳥海浩輔×遠近孝一


      blcdでの石田さん初聴きです!
      と、言ってもこちらの購入目的は鳥海遠近カプ
      遠近受け目的なんですけどね 


      私購入前にレビューを読んで下調べするんですが
      こちらは結構酷評?が多かったです
      でも、覚悟して聞いたせいかそこまで酷いとは想いませんでした
      「昔のBLだな〜」


      顔がよくってお金があって才能もあるスペックが高いのに
      自分勝手で強引で唯我独尊タイプの攻め様
                ×
      気が弱くて大人しくてやや無知で周りに流されやすい
      男が好きなわけじゃないのに異様に男に襲われやすい
      事件やらの渦中に常に放り込まれる受けちゃん


      昔のBLの受けちゃんって問題に次々と直面して
      「僕は何も悪くないのに〜てなってる印象ですが
      本人に少しでも俊敏さと賢さがあれば回避できそうなもんなんですよね
      女でもこんなにトロくてアホな子いないだろ?みたいな受けちゃんが多いいような
      それが無垢で一途で純情ってことになってるけど、ただ無知なだけだろ!?と
      そして、攻め様ももう少し物事を広く見て言葉足らずにならなければ
      受けちゃんがこんなにグルグルすることもないだろうに・・・・
      【無敵シリーズ】【胸さわぎシリーズ】【ケダモノシリーズ】【お金シリーズ】
      【恋からシリーズ】【スキャンダルシリーズ】
      とか
      南原作品一連などがこんな印象です
      (受けが元気可愛かったり、小動物系だったりの多少の違いはありますが)

      なので「ああ、こういう感じなのねと聞いたので
      内容に対するガッカリ感は少なかったです
      私は自分で何にもできない男が苦手でそれを可愛いとは思えないので
      (bl乙女現実分け隔てなくそういう男が苦手)
      当時のBLでツボに入るものが少なかったのが何故かわかる気がしました
      今は本当、色々バリエーションが増えてイイBL環境になったな〜と思います
      キュルルンオドオドアワアワ可愛い受けは今でも一定の需要はあるので
      これはこれで王道受けなんでしょうね!


      演出的にもエコーの使い方とかが古いな〜て感じです
      楽しみとしては声優さんの声とBL演技を楽しむCD
      割り切って聞くと楽しめました


      写真家の花田さんと編集者の石田さんは付き合っています
      モデルの鳥海さんとの打ち合わせ中に迫られているところを
      ライバル編集者に写真を撮られてしまいます
      花田さんのところにその写真が送られて来て
      浮気していると誤解した花田さんは石田さんを遠ざけます


      本編の内容は↑通りです
      これ・・・攻め様が朴念仁すぎる

      すぐ誤解を解こうと石田さんが泣きながら訴えるんです
      「僕が好きなのは先生だけだし
       他の男に抱かれたいなど思ったこともない
       それで信じてもらえないなら
       僕はどうすればいいんですか?」

      別に私特に石田さんの声や演技が好きなわけじゃないんですが
      こんなおポンチな話なのに石田さんの迫真の演技には
      心打たれました
      何というかただ悲しいだけじゃなくって
      信じてももらえない辛さや悔しさ
      好きでしかたがない気持ちの吐露
      これからどうすればいいのかわからない戸惑いと不安
      そういう複雑な感情が言葉の端々や涙の飲み込み方やセンテンスや間から
      キチンと細かく表現されているんですよ
      それでいてちゃんと可愛らしさも加味されていて
      BL受けにとって泣き演技が可愛くないと致命的だもんな〜と思いました
      何か、石田さんがBL関係なく人気なのがわかるわ〜
      昔乙女ゲしている時に、一番好きなキャラでも声が特別好きなワケでもないのに
      石田さんが一番「演技うまいな〜」と思ったことがあったんですよね
      シリアスシナリオだったんだけど、あれは石田さんの演技がなかったら
      あそこまで感動できなかっただろうな〜っと

      BL関係なくここでの泣き演技聞けて良かった
      ここで買ってよかった!と思えます

      ここまで泣いて訴える石田さんを冷たくあしらう花田さん
      友達役に井上和彦さんがいるんですが
      「彼がそんなことをするように思えない」
      「彼の言葉を信じる」
      と断言
      飲み屋の女将さんも
      「私は写真を見てないけど彼を信じるわ
       先生を裏切るような人には思えないから」
      、こんなに他人から信用されている受けちゃんを疑いまくる攻め様
      一番信頼関係が強いはずの恋人が信じてあげないって何事!?
      さらに二人相手に逆キレまでするし・・・・
      井上さんが包容力ありまくりの美形声なので
      「井上さんとくっついた方が受けちゃん幸せなんじゃないの?」と思った
      演技的にも花田さんより井上さんのが抑揚があるし
      イイ男受けちゃんを甘やまし攻め様オーラーが出ている気がした


      その頃、石田さんは同僚の千葉進さん相手に愚痴っています
      千葉進さんノーマークだったから出ていて嬉しかったです
      泣きながらグチグチしている石田さんはウジウジ受け嫌いな私でも
      キュンキュンする可愛さがありました
      千葉進さんは当て馬感も色気もない本当にただのイイ同僚役なんですが
      「バカ・・・・何泣いてるんだよ・・・」
      この普通に優しい言い方に
      ここで鼻をすすりながら、ちょっと泣き笑いする石田さん
      微妙な演技がリアルでした
      石田さんすごい・・・・
      千葉進さん普通にいい友達でそういう雰囲気が何にもないんだけど
      「花田さんよりは千葉進さんのがいいんじゃない?」となった


      鳥海さん本人に確認をとって誤解を説いた花田さん
      あんだけ信じられなかったのに石田さんに謝って仲直り
      結局この先生は最後まで受けちゃんを信じたのではなく
      自分の目と耳で得た情報しか信じられなかったということですね
      こんな攻め様といて幸せになれるのか???と何度も思いました
      別に男好きでもなさそうだし・・・・・普通に女と一緒になったほうが幸せだろ
      それか、井上さんか千葉進さんとの方が良いんじゃない?と
      そういう意味で攻め様に対して最後までモヤモヤした内容でした



      石田さんについて・・・・
      最初、昔のBLにある大人しくて気弱な受けちゃんぽかったの
      ブリブリキュルルン高音でくるのかと身構えちゃったんですが
      思ったより普通のトーンの石田さんでした
      過度に可愛くした感じでもなく聴きやすかった
      絡みの声は女々しいんですが、何だかツボった
      良かった好きだった
      ちょっと泣いてるようなえずき方するのがリアルぽい
      「アンアン」してない時の鈴木千さんぽかったかなぁ?と
      エロ可愛いかった
      ど、どうしよう石田受けにハマってしまいそうだ。。。。
      絶対私の好みじゃないと思っていたのにな〜
      何というかbl関係なく石田さんの声をずっと聞いていたくなりました
      特別好きな声とかじゃないのに、一度聞くと耳から離れない声ですよね
      石田さんピンの乙女CDでも買ってみようかなぁ



      掘櫻井・鳥海遠近カプは絡み担当て感じです↓


      櫻井さんの受けをちゃんと聞くのは二度目
      さらにこちらは10年前ぐらいのピチピチの櫻井さんです
      ですが・・・・う〜ん
      やはり私はそんなに好みじゃないかな〜
      独特の喉を絞るような細く切な気な喘ぎは色っぽく
      しかも他の方と被らない独特のモノで好きって方がいるのもわかるかも
      そこそこ枚数聞きましたが、こういう声の出し方の人っていないですね
      ちょっと口を閉じながら喘いでるのが耐えて我慢してる感じがする
      盛大なアンアン系が苦手な人にとっては好みかも
      (私はアンアン系が結構好きなので・・・・)
      掘さんの男〜っぽい野性的な声と相まって可愛さが強調されています
      掘さんはすごく激しいですね・・・・
      攻め様3人の中で一番今回激しかったです


      目的の遠近さん
      普通に話してる声は大人美人で少し鼻にかかった柔らかい声なのに
      喘ぐと可愛い
      吐息の中に「アァ」を織り交ぜる感じが激しくていい
      途中「ヒッヒッ」とたまらなそうに息を吸い込むのがエロ〜
      そして、かすれ気味の声がとぎれとぎれになるのも良いですぅ
      5分という短さながら鳥海さんとの攻め声の相性も良く
      遠近さん目的ではと〜っても満足でした



      フリートークの遠近さんの「鳥海くんに抱かれました」の出だしに吹いた
      鳥海さんの「初対決です」「抱かれました」「抱きました」もツボでした
      千葉進さん花田さん遠近さんは若干天然ぽいと思っているので
      ぼんやりしている3人のフリートークが私は結構好きです
      石田さんの一発芸?も面白かった


      全体に受けが女言葉なのが私は萎えました
      「〜〜でしょ」「〜じゃない」「やだ」
      の言い方が女ぽいんですよね・・・・
      そういう役作りなんだと思います
      遠近さん櫻井さん石田さん受け全員がこの口調なので
      この原作者さんの受けがそういうタイプなんでしょうかね



      石田さんは聞きたいけど
      このシリーズを聞くには気合がいりそうだな〜



      あと、花田さんについて
      辛口で〜す。それでも平気な方のみどうぞ↓)
      【恋愛指南!】みたいな朴訥攻めとかなら
      こういう訥々として語り口でいいと思うんですが
      BL王道先が読める展開の唯我独尊攻め様の場合は
      もうちょっとイイ男フェロモンみたいのが欲しいかな〜と
      傍若無人でもこんなにイイ声なら許せちゃう!!みたいな
      説得力?が声に欲しかったです
      (私の好みなのですが・・・・)
      演技的にもこんな内容でも石田さんは感情が篭ってる分
      言い合いになった時にちょっと抑揚が物足りない
      こう言っちゃなんですが、脇役含めて一番演技が棒読みに感じました
      あと、絡みの時の攻め声が大きすぎる〜
      「はあ」って感じなんです
      「あ」が大きくて余韻が足りないんです
      「ハァ・・・」と吐息まじりのかすれ声のが色っぽいと思うの
      全体に言葉も絡みの時に明瞭でハキハキしすぎ
      森川さん小西さん日野さん羽多野さんみたいに攻め様は
      吐息まじりに甘く優しく低音で語尾を掠れさせながら囁いていただきた〜い

      花田さんがもうちょっとアレなら内容はともかく
      石田さん目的で集めてもいいかな〜と思えるんですが
      井上さんと役を交換していただきたいほど
      (別に掘さんでも千葉進さんでも構わない)

      ただ私が花田さんの声がさほど好みじゃないだけかもしれないけど
      演技的にもちょっとな〜と思ってしまいました

      トークでの花田さんは意外と好きなんですがね






      【トラ兄さんとワンコさん】

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        羽多野渉×森川智之 遊佐浩二×鳥海浩輔


        森川受けが特別好きではないんですが・・・・
        低音受けは好きです
        森川さんの受けCD何枚か聞いたけど受けになるとちょっと高音なのねぇ
        低音のまんまだったらいいのな〜と毎回思ってました
        で、こちらは低音です!!
        役にもこの音域であっていたと思います
        なので、森川受けが得意じゃない私でも楽しく聞けました
        平川さんや近藤さんや鈴木達さんの低音受けも好きだし
        置鮎さん石川さん遊佐さん坪井さんとかの攻め声ぽい人の受け好きです
        なので、森川さんも低音で受けてくれるなら好きだなぁ
        【僕が知るあなたの物語】もオッサン低音受けでよかったし


        力が強くて森の中の長?で皆に一目置かれていて男らしい
        責任感が強くて気も強く素直じゃないツンデレ
        でも、心根自体はとっても優しい
        本当はワンコさんのことが心配なのに口が悪く態度は冷たい
        アレ・・・ですね【恋する暴君】の兄さんみたいな感じです
        性格が男らしいツンデレキャラが好きなので
        このキャラはツボでした
        男ぽさがあるツンデレ受けなので森川さんの低音とあいまって
        ところどころ受けらしくないかっこよさを発揮していました
        それがまたギャップになって面白さを醸し出していました〜
        シリアスなところとギャグなところのギャップの付け方も流石でした
        演技力がある森川さんだからこその切り替えが良かった
        かっこよいところはかっこよく、その男らしさの中での可愛らしさ
        ハーレムのシーンも面白かった
        「こんにちは〜したまんまシオシオよ」とか
        言われています


        羽多野さんはワンコだった!!
        想像以上にワンコでした
        ハッハッワンワンクゥンクゥンアオオ〜ン
        犬の鳴き声がうますぎる
        本当に犬声が上手い
        朴訥従順一途なワンコ君なんですが
        今回ヘタレません!!
        トラ兄さんのためには自己犠牲もためらわない忠犬っぷり
        カッコイイし可愛いしほだされちゃうトラ兄さんの気持ちもわかります
        どんなに冷たくあしらわれても追いかけてくるワンコっぷり
        私はいつも受け目的でblcd購入しているので
        攻め様に思い入れはさほどないのですが・・・
        (どんなに好きな攻め様&良作でも受けが高音だと購入しないの
         高音可愛い系じゃなければ好き嫌いせずに聞けるんですが)
        羽多野さんの年下攻めはすっごく好き
        年下攻めが羽多野さんだったりするとそれだけで楽しみ倍増


        初っ端からナレーションの遊佐さんが若〇さん風で吹きました
        遊佐さんやってくれますね・・・・


        一番お気に入りのシーンはトラ兄さんがワンコさんに求愛するシーン
        これ、狼さん(鳥海さん)がトラ兄さんをおちょくるためについた
        嘘の犬界での求愛の仕方なんですが
        そのおかげで森の長であるトラ兄さんの夫になったワンコさんは
        森の中でも一目置かれる存在となり仲間と認められる・・・という
        膝まづいて手にキスをして
        「お前を生涯の伴侶として共にあることを願う
         私をにしろ!」
        スッゲ〜イイ声なんですよ
        攻め様声でですよ

        その後の二人のやりとりがポップにエロ
        「夫婦とはろうそくも拘束具も使わないらしいぞっっ」
        「うちはうちよそはよそだワン
        「目隠しプレイも監禁プレイも
         一般のご家庭では・・・
        「そうかぁ?犬族の間では常識だ〜」
        ワンじゃないよ〜!!と
        恐妻家夫婦になるかと思ったら亭主関白だった






        難点を上げるとすると森川さんの絡みの声が・・・・
        致命的に色っぽくない
        のたうって苦しんでるようにしか聞こえないんですよね
        平川さんが毒薬を盛られて苦しんでる声のが
        (ちなみに【空に響くは竜の歌声】でのシュレイ)
        森川さんの喘ぎより色っぽいくらいです・・・・
        岸尾さん千葉進さんのイキ声も相当爆笑ものの出来ですが
        (私は二人のあの派手なイキ声が好きです
         大人しい喘ぎも可愛くて好きですが、たまに無性に派手なのが聞きたい)
        この二人はイクまではちゃんと色っぽいんですが
        森川さんは・・・・・
        羽多野さんはいつもどおり攻め息多めで相変わらず大変よろしかったです
        森川さん色っぽくないけど、羽多野くんは気持ちよさそうだからいいか・・・
        色っぽい絡みを求めると物足りないかもしれませんが
        今回はコメディテイストが強くて余り絡みが濃くないので
        ただ羽多野さん遊佐さん鳥海さんとのテンポの良いやりとりと
        トラ兄さんのツンデレを楽しむ話だったので
        絡みはあまり重視せずに結構面白く聞けました




        【トラさんと狼さんの続編】遊佐×鳥海も入っています
        こちらは不覚にも切なくなってしまった
        狼とトラでは寿命が違うから、次第に体力が弱くなる狼鳥海さん
        自分が亡くなったあとトラ遊佐さんが一人にならないように
        弟の子供コドリ(狼さんそっくり)に友達になるように頼んでいるのです
        「だったら今連れて行けと言うコドリに
        「今のお前にトラをくれてやるきはね〜よ
         つ〜か、一生未来永劫ねぇよ
        ツンデレすぎる
        この鳥海さんの言い方がまた自然で男前でいいんですよぉ
        なんだかんだとトラさんを大好きな狼さん

        そんなことを知らない遊佐さんは
        帰りが襲い鳥海さんが浮気したと勘違いして詰め寄ります
        「説明・・・していただけますよね?」
        普通のセリフなのにすっごくネ〜ットリしてヤンデレ
        ヤンデレの遊佐さん素敵
        【生徒会長に忠告】の川和さんでも思ったけど
        ガッツリヤンデレの遊佐さんが攻めでも受けでもいいから聞きた〜い!!


        でも切ないだけじゃなくって絡みはガッツリ
        クリームやら縛りやら上にのせたり
        遊佐さんが柔らかい声で色々やりつくしてくれました

        本気で浮気を疑ったわけでなく、遊佐さんは帰りが遅いから
        このまま帰ってく来ないと思っていたんですね

        涙声になる遊佐さんが切ないよ〜


        短いのですが、切なくてしばらくこの最終トラック聞き返しできなかった
        でも、原作の続編を読んで・・・・・
        まぁ、BL的にはいいんでしょうけどね
        以外にシビアな獣事情が垣間見えるのがこの話の良さだったのに
        それはどうなのよ?と思って聞き返せるようになった
        (いいんだか悪いんだか)
        原作もおっていますが、私はこれに関してはCDの出来のが好きです
        多少BGMがでかいとかありますが、キャストが全員イメージ通りだし
        各話の初めに入るタイトルコールの寸劇が楽しい
        これは原作にないオリジナルだけど、よくキャラを掴んでると思います



        森川受けが苦手な方でもキャラがあっていて
        テンポも良いので楽しく聞ける一枚じゃないでしょうか〜


        【縛恋 渇愛2】

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           子安武人×松本保典


          イヤ〜、ジュネだな
          これはBLじゃないな〜と思いました
          なので聴く人を選ぶ気がします


          まず言葉使いが古いというか
          吉原節が強くて、こんな言葉使う人いません
          「マジかよ」「バリバリ」「脳みそ沸騰しそう」「〜〜ぜ」
          その違和感に引っかかると物語に入りこめなそうですが
          話自体が吉原ワールド全開なので
          現実世界じゃなくって吉原先生パラレルワールドだと思えばいいのかと
          山藍先生や江森先生もジュネっぽいんですが
          現代ものじゃないのが独特に作品に重厚な雰囲気がでてるんですが
          現代ものだとちょっと気になるんですよね〜


          女性が話に良く絡んでくる
          主人公の女友達と元カノが出てきます
          BLCDなのに1トラック丸々女性がモノローグ担当していたりします
          (女が二人出てくるのでそれぞれ一回ずつ二回も)
          攻め様に付きまとう女性も出てきます
          【長根歌】では女を絡めた三角関係があったし
          【私説 三国志】も忍の女性がモノローグ担当していたり
          【二重螺旋】でもお姉ちゃんがモノローグを長く話していたりしますしね
          最近のBL作品は女性の扱いが友達っぽく軽い感じか
          シリアス系の話だと適度に第三者目線系だったりしますが
          昔のBL作品(BLという言葉自体なかったからジュネというべきなのか?)は
          女性がガッツリじっくり物語を動かすぐらい絡んでくるんですよね
          水城せとな【同性愛】かわいゆみこ【疵】【MIKADO】榎田尤利【夏の塩】などなど
          友人の理解者ポジションにしても敵よりだとしても
          女性との関わり方がともかく濃ゆい・・・
          ですが、崎谷作品に比べてウザったくはないです
          なんというか、その女性キャラの気持ちがわからなくはないことが多いいんです
          電波系だったり犯罪者系になって
          「こんなにイヤな女だったら拒否する男の気持ちもわかる」というのが崎谷作品女なら
          「やってることは酷いけどそうなる気持ちがちょっとだけわかる」て
          女性キャラにもちょっと同情できる
          また、イヤな女の場合はテンプレ的にイヤな女で変に捻ってない
          少女漫画の主人公に意地悪するキャラ的なテンプレ感
          そして、そういうイヤな女が攻め様によってキッチリ退治される
          回りまわって自分の自業自得で自滅するようなモヤモヤするんじゃなくって
          バッチリスッキリ勧善懲悪のように退治される
          あれですが・・・・時代劇の悪いお代官が退治されるとスッキリするあの感じ
          わかりやすい悪役女が攻め様の手にスッキリ退治という
          爽快感がちょっぴりあったりするんですよね
          「こんな女いね〜よ」と何だかよくわからない理解できないイヤ女が
          何だか良くわからない理論を展開して自滅していってもスッキリ感ないですからね


          あと、最終的に主人公が頼るのがこの【縛恋】に関して言えば
          なんです
          相談するのも助けを求めるのもピンチに駆けつけるのも
          最終的にはなんです(攻め様ではないけど)
          女友達と男友達がいたら、男友達に頼るので
          女性キャラだ男同士の恋愛に口出して助言してきたり
          何かしらに絡んで物語のキーパーソンになったりはしない
          なので、女性が出てもギリ大丈夫かと・・・・
          (私は崎谷さんの作品が好きなのに、何故か崎谷さんの女性キャラが本当にダメ
           ですがBL・BLCDの女性キャラには比較的好意があります)


          BGMがオドロオドロしい
          絡みの時のBGMですら重厚?です
          同意でのエッチなのに暗〜いんです
          それによってじっとりしています


          誰に対して語っているのがわからない謎モノローグ
          これはジュネというより昔のBL作品ならではなのかな〜
          回想とか絡みとかに「今の感情」を話すんじゃなくって
          二人の関係や攻めに対してちょっと詩的に語り始める
          自分に酔ってるいるような情熱的な語りが入るんですよねぇ
          【豪華客船で恋が始まる】では攻めが受けの美しさを永遠と語っていた・・・
          水の中で戯れる恋人がどうたら〜美してくどうたら〜
          夢のような風景だ〜などなど語る語る語る


          以上のような特色がありますが
          嫌いじゃないです
          最近のBLCDばっかり聞いているとなんだか新鮮
          この原作脚本BGM声優さんじゃないと出せないような
          独特な雰囲気や濃厚さがあるんですよね
          BLシリアスは冷たいよく切れる鋭いナイフのような痛み
          スッした潔よい美しさと透明感がある
          そのまま死んでしまうかもしれないけど一突きにひと思いに亡くなれるし
          切り口が綺麗だから生きるなら綺麗に切り口が塞がる
          ジュネの痛々しさは、ドロ〜っとした濁った毒薬みたいなんです
          ジワジワと蝕むように次第に苦しみが積もりに積もって、最後まで悶え苦しむ
          解毒薬とかのラッキーアイテムがない限り、生きられない
          もし生きれてもそんな強い毒薬なら後遺症が残ってしまう
          しかも、相手を憎いからじゃなくて愛してるから毒薬を盛るって感じです
          BLはすれ違いや勘違いでナイフを向けてしまうとかで
          誤解が溶ければ愛が復活しますが
          ジュネは愛してるから毒薬を盛るので、どう転んでも毒薬を盛るのです
          そういう愛以上の執着というかドロドロがジュネの良さ?ですね
          男同士だけでも試練になるんだから
          ラブラブイチャイチャ幸せになりゃ〜いいのに
          私は最後はハッピーEDがいいと思いますよ!!絶対
          でも、そういうのばかり読んでいるとジュネが新鮮に感じで嫌じゃない



          こちらは小説を読んで続きはCDでしか出ていないので買いました
          小説で続きがあるなら読みたいんですけどね〜
          前作【喝愛】は主人公が攻に彼女を寝取られたあげくに攻めの子を元カノ妊娠
          なのに攻め様は「お前みたいな女知らね〜よ」とあしらう外道ぶりでして
          CDで聞くのは色んな意味で辛そうだったのでこちらのみ購入しました
          小説だったらそうでもないんだろうけど、余分な箇所がチョイチョイありました
          松本さんがコンビニでバイトしてるシーンや合コンシーンなど
          もうちょっと上手く省略したら3枚組じゃなくって二枚組にできそうなのに
          そう思っても結構が楽しく3枚組聴けちゃいました
          聞き返すときも「今日は一枚だけ」と思っても結局全部聞いちゃう



          まず、冷酷非道外道の攻め様子安さんがいいです
          女性をゴミのように扱ったり暴言吐くんですが
          何かその酷いセリフが本当に「クズ」のようにしか思ってないんだな〜と
          履き捨てるような言葉使いと声に迫力があります
          攻め様によくある「好きだから受けに酷くする」んじゃなくって
          元々の性格が冷酷な攻め様を子安さんが素敵に演じています
          酷いんだけどこういう酷い男にハマって抜け出せなく女の気持ちもわかる
          つ〜か、ここまで酷くなくても「なんでこんな男」みたいのにハマって
          振り回されてる女性って女友達に一人ぐらいは誰でもいませんか?
          (いない??あれ??)


          松本さんの受けは初めて聞きましたが
          男です
          BLの男前受けとかじゃなくって男
          男前受けでもBLの場合多少絡みでは皆さん受けになってる
          でも松本さんは男のまんま
          男らしい声が好きな私はこれはこれで好きでした
          そういう男らしい声の方が男らしいまま同じ男に懇願するところとか
          倒錯的でエロティックでした
          でも、色っぽいとはまた違う感じなんです
          鳥海さん鈴木達さん近藤さんとかの男前受けとは違う
          男前だけど可愛さみたいのがない
          男ぽさだけがある気がしました


          二人はなんだかんだ言い争って喧嘩?しながらも
          子安さんはデレてますし、松本さんも受け入れてます
          高級ホテルの食事に松本さんを誘ったのも
          最上階のスィートホテルに泊まりたかったから・・・・という
          誘っても素直に来ない松本さんを見越して食事で釣るなんて
          健気じゃないのよ・・・・
          会員制個別温泉旅行に誘ったり
          口から出るのは暴言だし自分勝手だけど
          やってることが可愛らしいじゃないの・・・と思いました


          松本さんを自分のチームに引き込もうとするチーマー?のトップ
          成田さんがすごい良かった〜!!
          人を食った作ったチャラい軽さ
          女と接してる時、松本さん相手の時
          ねっとりしたエロい囁き
          チーマーのトップとしての冷徹な怖さ
          作ってないし企みもない素の声
          主人公二人よりコロコロ変わるエッジの掴めないキャラを
          成田さんが色んな声色で表現してくれてるんですが
          小説ではどんな感じか想像できなかったエッジがスゴイリアルになってた
          個人的に絡みの時の松本さんより
          松本さんに猫なで声で話す成田さんのがエロかった気がします
          特に電話口での「弁天」て呼びかける声がエロかった〜


          そして、すべてのキーパーソン?ぽい田中秀幸さん
          なんて重厚でイイ声なの〜!!!
          もう出てくるだけで話がグッと重くなってエロい空気になる
          大人の男で怪しくて、一癖も二癖もあるキャラを手のひらで遊ぶような
          裏ボス的な強さがありました



          お話的には子安さんに付きまとうストーカー女撃退
          松本さんを自分のところに引き込もうとする成田さん
          子安さんは松本さんに執着
          そんな感じで、小説の【渇愛】に比べるとドロドロが足りないかな〜
          もっとデロデロドロドロネットリ話でも良かったかも
          雰囲気や演出はジュネなんですが、内容は比較的ライトでした
          というか、何だかやっぱり時代設定?なんかがどうも古い気がしますね


          たまにはこんなんもいいんじゃない?て感じです


          【scarlet】

          0
            杉田智和×中村悠一 羽多野渉×鈴木千尋


            原作の漫画を読んでいて、購入を迷っていました
            仲良くしてもらっているプロガーさんからお薦めされて購入!


            聞くのを迷っていたのは表題作の内容が結構特殊なのもあるんですが
            私中村さんは【Punch↑】の浩太くんぐらいしかちゃんと聞いたことなくって
            BLCD聴き始めのそれこそ3枚目ぐらいに聞いたBLCDだし
            原作も浩太くんも好きで購入した思い入れがある作品の主役
            しかも、3年ほど前までほとんど声優さんに興味がなかったので
            中村さんの声をちゃんと聞いたのが浩太くんだったんです
            (乙女ゲは結構やっていたので杉田さんとかは知っていたんですが
             中村さんには乙女ゲでも何故か当たらなかった)
            ま〜、なので私の中で何故か
            「中村さんの他のBLCDは避ける」という無意識の約束が出来てしまいまして
            メインどころか脇にいてもなるべくなら避けるようになりました


            あとね・・・・もう中村さんはBLの新規にでないじゃないですか!
            私予感があったんですよ〜
            中村さんの声が好きかもしれない!っと
            今回確信しちゃいました・・・・中村さんの受け声が好きだ
            ああああああ〜
            神谷さんを好きになったころ新規出なくなる悲しみを感じて
            (私がBLCDにハマり始めた時神谷さんチョイチョイでていたんです
             それがある日突然・・・・)
            置鮎さんのBLCDを集めよう!と思った矢先に
            「新規のBLにはでない」宣言をラジオで聞き悶えたので
            新規が出ないのがわかってる方を好きになるのは辞めよう!と思ったのです
            今、思えば私が頑なに中村さんを避けていたのはこのためなのかも・・・と
            このCDを聞いて思ってしまいました
            それこそ無意識に危険?を察知して避けていたんですね
            でも、禁断の扉を開いてしまったようなので
            これからは
            中村さんのBLCD集めちゃうぞ〜!!!


            中村さんの演技もすごく良かったです
            声優さんのその方によって色んな演じ方もしています
            役を自分の方に引き寄せる方、自分から役に寄せて行く方
            役そのものになりきってしまう方、高い技術で演じきる方
            役を掴みきってその上で自分の演技をのせていく方
            どういうのが良いとかは聞く方の好みによるかな?と私は思います
            中村さんはすごく自然でした
            なりきっているというほどのめり込んでいる感じもしないし
            演じきってるような感じもしない
            役を寄せてるとかそういうのとも違う
            すごいプレーンでサラっとしている
            でも、感情は篭っているしモノローグも上手い
            上手く言えないけどナチュラルなんです
            声を作っていたり、役を作ってたり、演じてる感じがしないのに
            ちゃんとキャラとしてそこにあるんですよね
            だから、すごく癖がなくて聴きやすいし
            その分演技や声に集中できるし
            そのキャラの感情がこっちに自然に伝わってくる
            中村さんの声って特徴がまったくないわけじゃなくって
            ほとんど中村さんの声を聞いてない私でもわかる声質だと思う
            でも、いい意味でその時々でキャラの声に馴染んでしまうんですよね
            それは高低をつけて声を変えてるからじゃなくって
            本当にスルっと役の声にそのまんまの中村さんの声でなっている
            お話自体が重いというか特殊なんですが
            その割にすんなりと聞けたのは中村さんのプレーンな演技なおかげかも



            【scarlet】
            杉田さんは超絶美形のために大学で遠巻きにされています
            中村さんに優しくされたことから懐き、そのまま付き合うことに
            ところが、杉田さんはトラウマから女性からの誘いを断れず
            中村さんと付き合っていても
            見た目によってくる女性との交際が絶えません
            中村さんはそれでも我慢して付き合っていましたが
            ある日「私と付き合ってるんだから別れてほしい
            詰め寄ってくる女性が現れて・・・



            原作での主人公は地味で線が細い繊細そうな受けっ子
            女にダラシがない攻め様に苦しみウジウジグルグルした
            受け受けらしかったのですが・・・・
            中村さんが演じる主人公は普通の青年声
            ヘタレで不器用でダメっ子攻めを甲斐甲斐しく面倒みたり
            泣きながら告白されてほだされてしまったり
            浮気されても「しょうがないな〜」と許してしまったり
            何というか包容力がある男前受けになっていました!
            なので、ウジウジ受けが苦手な私でもスンナリ聞けたし
            攻めが浮気しまくっても主人公がメソメソするのではなく
            それすらも許容する懐の深さを感じさせるので
            (それでも愛が揺らがないと言いますか・・・・)
            お話が特殊なので気構えていたんですが、すんなり聞けました
            また上でも書いたとおり中村さんのプレーンな演技が耳に優しいのです


            大学友達の鳥海さんに杉田さんとのことを言及されて
            「飼い主って怒ろうとしてもあのウルウルした目で見られると
             怒れないだろ?」
            と言います
            ペットってどんなに他人に懐いても結局は飼い主が一番ですからね
            このセリフで無意識に心のどこかで
            「最終的には自分のところに帰ってくる」
            「自分は飼い主みたいに特別」
            という気持ちが見えました
            その後モノローグで
            優先しなくても・・・・一番じゃなくても
            と、言うんですがそれでも自分が優先されているのを
            何となくわかっているんじゃないのかな〜?と


            だからこそ、彼女面した女が「別れて欲しいと来て
            杉田さんが彼女側に付いて弁明すらしなかったことで
            「自分は特別じゃなかったんだと今までどうにか我慢して
            許していたことが許容できなくなってしまったんだと思う
            最初から「自分はその他の女と同じ」と自覚していたら
            主人公はここまで傷つかなかったんでは?と
            一度も俺を見ようとしなかった
            振り返りもしなかった

            この「振り返り〜」をちょっと早口に先のセリフにかぶせるように
            言ってるのがリアルで好きでした


            別れたはずなのに泣きながら追いかけてくる杉田さん
            中村さんの押し殺したような苦しいモノローグ
            女性のどんなに自分が杉田さんに愛されてるかのセリフ
            「ごめん」「別れたくない」と泣き崩れる杉田さん
            この3人の声が交互に重なるような演出がいいな〜っと思いました
            男二人より女性声が入ることによって緊迫感が増していた
            女性のセリフだけでは内容的に辛いし
            でも交互に聴きかせることによって臨場感があった
            さらに、個人的にこの【scarlet】のオリジナル曲がすごく好きでした
            繊細で切ないピアノ曲なんですが
            一聴するとドロドロ三角形には向かないような優しい音色なんですが
            3人のシリアスなセリフの応酬の後ろで流れる美しいピアノが
            ドロドロの中に独特の切なさと美しさを感じさせられる
            あまりBGMにこだわらないタイプなんですが、このBGMはすごく好きです
            しかも、本当良いところでこのBGMが流れるんですよね〜
            atisさんは【しなやかな熱情】といいオリジナルのBGMも素敵だわぁ


            追いかける杉田さんを避け続ける中村さん
            部屋で待ち伏せした杉田さんに襲われます
            ・・・・中村さんの悲鳴が悲痛です
            無理やりでもそれなりに気持ちよさそうになっちゃう受けもいますが
            中村さんは色っぽさよりも
            毒薬を飲んで苦しんでいたり、首を締められて悶えていたり
            そういう声に近かったです
            エロじゃなくって襲うって感じがしましたよ
            杉田さんの「アア・・・ァゥ」てなイキ声には笑った
            激しいけどもうちょっとどうにかならんかったものか・・・・


            中村さんの手首を切る杉田さん
            そこに駆けつける鳥海さん
            今回の聴きどころはここです!!
            ヤンデレ杉田さ〜ん
            女に「中村さんを殺して」とけしかけられて追い詰められる
            鬼気迫る感情が抜け落ちた暗〜いセリフが怖い
            そこから叫びにいたる緩急の付け方が素晴らしかった
            ドロ〜と病んでるのからブチ切れヤンデレまでのセリフの流れ
            杉田さんのヤンデレって素敵ですね
            私ヤンデレ攻めが好きなのでとってもいいモノを聞きました
            「別れるくらいなら殺してしまおう・・・て」
            「殺して全部僕のモノにしてしまおうって
             そう思ったんだっっ
            ハァ・・・
            (何だか満足そうな中村さんの吐息)
            「死んだらもう会うことするできなくなってしまうんだぞ」
            ↑本当に鳥海さんの言う通りですね
            省略してますが、三人でのこのセリフの応酬、流れが臨場感ありました
            どれか一人かけてもダメな感じで
            鳥海さんの怒号が本気すぎて、杉田さんのヤンデレ具合が際立ち
            中村さんのヨワヨワしさと対比になって3人のバランスがすごく良かった
            場違いなほど優しいうっとりとしたような
            涙をこらえたような中村さんのモノローグがまた切なくて堪らない
            大丈夫・・・・大丈夫だよ・・・
            きっと何もかもが上手くいくよ・・・明日になればきっと
            泣くな・・・・バ・・・カ・・・
            受けちゃんの「馬鹿」呼びが好きな私ですが
            これはとは違うものがありましたね
            究極の「馬鹿」呼びです
            殺されて死にかけているのに「バカ・・・」ですよ?
            相手をそれでも好きで自分ことより相手を気にして
            優しく包み込むような掠れた切ない感情がこもった声
            このモノローグの中泣き崩れる杉田さんの慟哭と
            あの切なく優しいピアノBGMがすごく美しくてですね
            ちょっと涙ぐむくらい良い感じに仕上がっています
            この中村さんのモノローグはすごくいいんです



            入院先の中村さんをお見舞いにきた鳥海さん
            女と別れた杉田さんはますます中村さんに依存します
            あのまま死んでもいいかもと思ってた
            あの言葉を聞いた時、嬉しいって
            とても幸せだって思ってしまったんだ
            「変かもしれないけど俺・・・結構幸せよ?
             殺して全部俺のものにしてしまおう!て
             最高の口説き文句じゃね〜か?」
            えっと・・・・受けちゃんもそうとうですね
            ヤンデレ攻めには同じ位の愛情がないとダメですね
            今はいいちゃんと愛されてるってわかってるから
            「今は」というのがポイントですね
            ちゃんと綺麗に終わるBGMなんですが
            その前の反復するようなピアノ旋律が若干不安を煽る音程なのが・・・・


            後日談はラブラブ
            お仕掛け女房状態になる杉田さん
            やっとラブラブエッチが聞けます
            杉田さんの吸い付きSEがすごいです
            何を吸っているのか・・・・・
            そこは吸うんじゃなくってジュルジュル音のがいいんじゃないか?
            「もう・・・・やだ・・・」の語尾の掠れた声と
            「もっとぉ?(←ちょっと疑問形)
             もっと・・・・(←すがりつくように)
            この中村さんのセリフがエロ可愛かったです
            喘ぎはちょっと苦しそうなのがいいですね〜
            モノローグもエロくて本編の辛さが緩和されます


            どこでも引っ付いてきて中村さんのバイト先にも付いてきます
            「怒る?怒る??」
            これで初めて杉田さんを可愛く思えてしまった・・・・
            ちょっとワクワクして様子を伺うように嬉しそうなの
            ワンコみたいです
            雪降る中「帰れ」って言われたのに健気に待っていて二回目の
            「怒る?怒る?」
            こっちはちょっと様子を伺うようにビクビクと聞いてきて
            また違う可愛さでした
            カッコイイ杉田さんの惚れっ気たっぷりのイイ声のセリフ回想が入ります
            あまりに深い愛情をもらえたことに嬉し泣きする中村さんもいいですね
            耐えても溢れるような嗚咽が嬉し泣きぽくていい
            そしてまた、あのBGMが美しくてちょっと感動します


            「バカ!!帰ってろって言ったろ!!
             あんな寒い中どこまで馬鹿なんだよ
             バカッッ
            受けの「バカ」大盤振る舞いです
            ああ〜、イイわ〜
            ツンな受けの「バカ」呼びの素晴らしさ
            そして、それに対する杉田さんの鼻をズビズビさせての
            「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・
            やっぱりこの杉田さん可愛い気がする・・・
            その後の中村さんの腰に擦り付けてイッちゃう杉田さんとの
            アホいやりとりが変態ぽくて微笑ましいです
            本編がドロドロシリアスだったのでこのアホさがいいですね
            「やめれ〜」
            「今更止まんないも〜ん(涙声
            「離れろ〜!!」
            「やだ(真顔)」
            「んん〜〜ハァ〜」
            「吐息を漏らすなぁ!!アホアホ!!」
            受けの「アホ」呼びもいいですね
            バタバタした演出音とともにコメディタッチで和みました
            やってることは酷いんだけどね〜




            このキャストが色んなところで人気みたいですが
            キャスティングに思い入れがない私はこの話にこの二人で良かったなと
            杉田さんのヤンデレ演技は光ってましたし
            中村さんのおかげでウジウジメソメソ受けじゃなくなっていて
            相乗効果で原作の世界からさらに広がりを感じました




            【ワンナイトスタンド】
            ゲイの鈴木千さんは美形でモテモテ羽多野さんに片思い
            ふざけて連れてこられた羽多野さんをゲイバーで見つけて
            勇気を出して一夜の相手を申しでます

            BL王道物です
            乙女なキュンキュンウジウジメソメソ受け
            本来こういう受けって好きじゃないんですが
            鈴木千さんが演じるとすごく良いんですよね〜
            少し揺れるような掠れた話声と吐息の演技
            甲高い声じゃなくって柔らかくて色気がちょっとあるんですよね
            繊細な感じが何ともいいんです

            あ〜ん・・・やだよ〜」
            あ〜ん・・・ちょっとヤダ・・・」
            「あ〜ん」が吐息で喘いでるわけじゃないんですが
            どうなってるんだか
            鈴木千さんエロ可愛すぎるぅぅ
            わざとらしい吐息じゃなくって、思わず漏れちゃいました!みたいな
            気持ちよさそうな感じがイイんです
            そんな鈴木千さんに対して↓

            「可愛くて・・・可愛くて・・・・
             
            本当ヤラシイ・・・・」
            ヤラシイのはお前だ〜!!!となります
            羽多野さんの囁き声ってたまにすご〜くエロい
            耳元で囁いてる感じが出ていますよ〜


            絡みは鈴木千さんの喘ぎのエロ可愛さよっっ
            痛い苦しいからの気持ちいへの変化
            派手な「アンアン」じゃなくって、ちょっと我慢するするような
            そこに片思いしてる切ないモノローグ合わさると
            エロいのに切ない感じが良い
            【ワガママ王子にご用心!】でも喘ぎワケしてましてたが
            こちらの方がちょっと恥ずかしい感じとか気持ちが乗っていて
            色っぽさが出ていてよかったです
            鈴木千さんの受けって敏感ぽいんですよね〜
            感度が良さそうというか真面目で地味でも体はエロいぞって
            そういうのが出てるんです


            一夜限りと思っていたのに翌朝羽多野さんに声をかけられます
            ですが、思わず別人だと振り払ってしまいます
            そのまま一ヶ月が経ち
            女の子に優しい羽多野さんを見て切なくなります
            鈴木千さんの片思いモノローグがまたキュンキュンなんですよ
            語尾が吐息まじりになるのが涙こえぽくって独特にいい


            夜バーで男にナンパされる鈴木千さん
            自暴自棄になって相手の誘いに乗りますが
            そこで男に言い寄られている羽多野さんに会います
            思わず相手の男に「離れろよ」と引き離しにかかりますが
            「ヒョロでチビのチンケにこんなイイ男がつくわけないだろぉ
             バ〜カ
            て言われます
            この時の鈴木千さんの悲しみとショックを飲み込むブレス音がいいです
            鈴木千さんてブレス音が結構が入ってますが
            それが演技上で切なさや悲しさや愛情や色っぽさが出ていて
            私は結構好きだったりします
            ただのブレス音じゃなくってその時の感情を表しているんですよね
            羽多野さんに告白されてのブレス音も
            信じられない→嬉しい→戸惑い→疑いとその時々で違う


            なんだかんだで両思い
            ちゃんと両思いエロもあってこっちも激しめです


            後日談は羽多野さん目線
            待ち伏せしてる鈴木千さんをお昼に誘います
            「ご飯・・・ご飯・・・一緒にご飯
             うふっ
            この嬉しくってドリーム入っちゃう乙女な鈴木千さんが
            ものゴッツイ可愛いです
            「やっぱり止めとこうか?」
            「いいもんっ!!」
            やべ〜・・・スゲ〜可愛い
            羽多野さんの心の声に同意です!!!
            ええ、本当に可愛いのです
            どこの乙女だよ!!!てな感じで
            私可愛い受けちゃんの「〜〜もん」て本来はあざとくて苦手なんです
            自分が可愛いのを知っていてわざと言ってるような
            ぶりっこぽさを感じてしまって・・・・
            でも【あしたのきみはここにいない】での「〜もん」といい
            鈴木千さんは許せる
            いじらしいんですよ〜


            可愛い受けやる方ってBL以外の一般乙女とかでも
            可愛い役をやることが多いいです
            代永さん下野さん岸尾さん水島さん宮田さんなどなど
            でも鈴木千さんや野島健さんって一般・アニメ・ゲーム・乙女などでは
            青年や美形や委員長タイプなどの役になっていて
            普通に男っぽい役のが可愛い役より多いい印象が私にはありまして
            なのに!!BLではウジウジメソメソ乙女声になるギャップが好きだったりします


            羽多野さんは今回美形役でした〜
            個人的にはワンコヘタレ役が好きなので
            ワンコ年下羽多野×大人薄幸年上美人鈴木千
            こういうキャスティングでもきいてみたかったな〜
            2011年現在、鈴木千さんの新規blcdがないんですよ〜
            こういう独特の声を震わせる切ない話し方
            ブレス音まで演技にする切実さの表現力
            少しハスキー目ながらも高音すぎない柔かい声
            声も特徴的だし演技の仕方や息の抜き方も独特で
            似たような方は中々居ないと思うので復活してほしいです




            オムニバスですが二本とも濃いめの内容だったと思います
            ヤンデレ系と切な王道系を丁寧に作っていますし
            演出等も良かったです
            特に何度も書いちゃってますが【scarlet】のピアノBGMが好きだった






             

            【恋愛前夜】

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               幼馴染ものです
              さらに上京ものが絡んでいていて
              結構設定とかはベタだと思います


              虐待されていた攻めを受けちゃんが助けたり
              漫画化になるという夢を幼い頃から持っていて
              確固たる意思があるので一人でいるのが平気な攻めに対して
              軽く劣等感を持ってしまう受けちゃん
              イジメにあっている受けちゃんを助ける攻め
              攻めは受けちゃんを恋愛感情で好きなのに
              友達にしか思えない受けちゃんはふんぎりがつかずに
              そのまま上京する攻めちゃんと離れ離れ
              離れ離れになって初めて恋心に気づく・・・とか



              王道だと思いますし、普通っぽい
              (作者が普通を目指していたらしいので狙いが成功している)
              そういう王道展開なのにただの王道にならなかった部分が
              凪良さんの作家としての上手さじゃないかな〜と思います
              例えば、主人公を虐めた相手に対して攻めが反撃するんですが
              最終的に助けた攻めのが退学することになります
              虐めに対して大人たちは後ろ暗い思いを抱きながらも
              結局糾弾しきれずに逃げてしまうんですよね
              その後、イジメに加担してしまった友人が誤ってくるんですが
              主人公は「謝るなら最初からするな」と許せない
              変に寛大だったり優しすぎない
              そして、いじめた人物は特に小説の中で制裁されたりしない
              悪いやつのまま主人公と和解することもなく退場します
              そういう細かい描写がBLなのにリアルでした
              BLは夢・妄想・萌みたいなもの
              その中でほんの少しのリアルな差し込み方が作者の腕の見せ所
              心情描写を繊細するか、主人公に感情移入しやすくするか
              情景描写で読ませるか、文体を整えて説明をわかりやすくするか
              主人公の環境を現実に則した見せ方をするか
              いろいろなやり方があると思うんですが
              凪良さんは主人公の心情の丁寧な描写
              社会や周りの情景の現実感を程よくさりげなく織り交ぜるのが上手です
              これが崎谷さんだったら虐めた奴はものスゴイ悪者になり
              後からガッツリ制裁・成敗されると思うし
              受けに言い寄る女の子はもっとねっちこく書かれると思う
              (最近崎谷さんの本を読んだので何となく比べてしまいました)
              そんなに、周りの人たちはイイ人ばかりじゃないけど極悪人ばかりでもない
              主人公達も優しいけど弱いだけだったりもしないし、聖人君子だったりもしない
              そのさじ加減が調度良かった


              主人公がいつまでも友人の一線を超えられないのも
              「ウジウジしてないで決断しろよ!」てならずに
              「迷うのもわかるな〜」と思ってしまった
              人間的に好きだけど、同性だから愛せはしない
              その微妙な境界線がちゃんと感じられた
              BLだとこの友情から愛情への以降がスムーズなんですよね
              で、安直に体の関係を書ききらなかったのも好きでした
              「友としか思えないけど寝ることは出来る」って同性同士は無理でしょう
              同性でエッチは出来て、特別に思っているのに愛情じゃないってなによ?と
              たま〜に思ってしまいます
              特に受けがそうなっている場合はそうそう男相手に女役はできないだろ?と
              攻めの場合は性欲って思うこともできるけど
              (そこを突っ込むとBLは成り立たなくなる話もあるので
               ゆる〜く楽しんでいるのですが
               また、そこを上手く納得せさてくれる作家さんもいますし)
              【HOLD OUT!!】という少女漫画で主人公が変な男に愛されまくって
              最初は振り払って拒否しまくるんですが
              最終的に彼を親友と認めてしまう話があります
              それは少女漫画なので恋愛に発展しないまま終わってるんですが
              ちゃんと「友情だけど愛情じゃない」のがわかるのに
              その友情が他にかえられないくらい大事なものなのもわかる

              BLだとその「何ものにも変えられない友情」=「愛情」になりがちなんですが
              このお話ではちゃんとその違いがわかるのも良かった

              で、そんな友情が愛情に変わる描写も丁寧でした
              告白→離ればなれ→「離れたくないお前が好き」てなわかりやすい展開なのに
              この3プロセスの間に流れる時間がゆっくりなんですよね
              劇的な何かがあるのではなく、ゆっくりゆっくり離れる準備をしたり
              言葉をかわしあったり、普段通りにご飯を食べたり
              そういう日常の中でドラマチックな演出なく別れていく
              だからこそ、最初の中編【隣の猫背】の最後の最後で
              自分の恋愛感情を自覚する受けに感動しました
              なぜ好きになったのかや寂しさをクドクド書くのでなく
              彼がデビューする漫画の題名を見て攻めの気持ちの重さに気づく
              その数行で受けが恋愛を自覚したのが伝わったし
              あんなに「恋愛」を拒否していた受けが恋に堕ちるのも
              仕方ないというかありえると思いました
              これが、普通に高校時代とかに出会って主人公に告白する内容だったら
              漫画であんなに頑なだった受けが恋愛に落ちるのは在り来たりに感じてしまうけど
              丁寧に幼馴染で色んな思いを二人で乗り越えてきたからこその
              この恋への堕ち方だと読むと、納得でるというか
              心に響きます


              小説ってたくさんの文章で読者に理解を求めることより
              短い文章でどれだけ感動をあたえて
              それで物語の全てを理解させることの方が難しいし
              また、そのたった一文が「小説としての全て」であるとも思うんですよね〜
              まぁBLにあまりにそういうのを求めていたりはしないんですが
              たまに、そういう作者の意図と構成力と文章力と展開力と物語が
              ガッツリはまっているのを読むと嬉しかったりします



              表題作【恋愛前夜】
              主人公の受けが上京して攻めに会いに行くも
              すでに攻めには新しい恋人がいて・・・
              こちらも結構王道展開です
              ちょっと砂原糖子「夏雪」にも似ているかな?
              細かいところは違うけど雰囲気とか


              私ウジウジ・メソメソ受けが苦手なので
              「そんなに好きならハッキリ告白しろよ」
              「攻めもまだ好きなんだろ?サッサっと受けをどうにかしろ!!」

              いつもはイライラしちゃうんですが
              今回はそうならなかった
              「お互いの気持ちを言えない二人の気持ちがわかるな〜」となった
              だって、攻めの恋人の漫画家の先生が魅力的なんだもん
              キレイで可愛くて何でもできる完璧な恋人とかじゃありません
              ネガティブだし漫画以外なにもできなしいオネエだし
              情緒不安定でヤキモチ焼きだしで
              全然人間として出来てないけどそこがいじらしくて可愛い
              こんな先生を裏切れない&捨てられない!!
              オネエ先生を主役に考えてもBL王道展開なんです
              漫画以外の才能がなくネガティブなダメ人間でいつも悪い男に騙される
              そんな自分に自己嫌悪しているオネエな漫画家
              そこに真面目で誠実で優しい新人漫画家が現れる
              彼は昔の恋人が忘れられないみたいだけど
              何度も告白してお酒の勢いで寝て恋人になり
              最近は色んな意味で支えになり愛されてる気もしてきたところに
              昔の彼の好きだった人がやってきて・・・・・
              最終的に攻めは昔の人とちゃんと切れて
              「彼を忘れさせてくれたのはあなたじゃないですか・・・
               今はあなたしか好きじゃありません」とか言ってハッピーED
              崎谷さんの昔の作品にありそうな展開ですね
              そして、そうなってもおかしくないからこそ!!
              この先生がやっと手に入れた誠実な恋人を昔の男に取られるのが
              かわいそうに思ってしまうの〜!!
              主人公は幸せになってもらいたい反面・・・今回は途中で
              「主人公が攻めにフラれるEDもありじゃないかな」と私は思ってしまった
              ラスト、攻めと先生が和解するのでなく
              主人公と受けが気持ちをぶつけ合ってそれでも理解する
              お綺麗すぎるんだけど、そこで泣き崩れる受けの気持ちもわかりました
              主人公たちよりも先生の気持ちを思うと切なくて泣けました


              あと、受けが攻めや先生の漫画アシスタントにならずに
              ちゃんと別途就職したのが良かったな〜
              BL的にはアシスタントの方が流れがいい気もしますが
              誰かに頼らずに経済的に自立したのがスッキリした
              生活面を攻め様に頼るのは女ならいいけど男としてはどうかと思うのです


              話は王道で語り口も優しいのに虐待イジメなどの重いものを扱い
              でも、そこに固執しすぎず、かと言ってありきたりなオチを付けず
              ちゃんとそれ自体を適度に考えさせ
              二人の関係を進め仲を深める物語の展開に絡める手法
              萌と切なさをちゃんといれこんでくる凪良さんはうまいな〜と思いました
              お事件とほどではないですが、物語を動かす要素を入れながら
              それが全て二人の心情や距離感に絡めてあり
              ちゃんとBLを踏まえてありました
              先に崎谷さんの作品を読んでいたので、物語を展開させながらキュンもいれる
              この加減の上手さが引き立っていた気がします



              個人的に【積み木の恋】より、こちらのが泣けました
              何だろう?
              どっちも王道展開を上手く書いているんですが
              こちらの作品のがちょっとした小道具や人物の詰め込み方がよかったのと
              BL王道なんだけど現実感が適度にこちらのがありました
              あと、ラストが甘甘の二人とかで終わらないのが余韻があって良かった
              私が先生に感情移入してしまったせいもありますが
              ラブラブ甘甘で終わったらせっかく主人公が先生のために泣いた涙の意味が
              薄くなってしまう気がしたので


              本来私はオネエでウジウジしてる受けが嫌いなんですが
              好みじゃないのに先生は魅力的だったと思います
              そして、先生にも幸せになってもらいたいな〜
              楽しみでスピンオフが読みたいというより、先生を幸せにしてほしいので
              スピンオフが出るといいなっと思いました
              (でも凪良さんって続編やスピンオフ作品ないんですよね〜)




              【リナリアのナミダーマワレ】

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                辛口感想です
                読むときは注意してください


                今回もお事件トラウマBLでした
                最近の崎谷さんは全てこんな感じですね
                もう慣れたのとなんだかんだと好きなので面白く感じた
                ただ昔の作品が好きだと
                ラブ&エロが少ない今の作風はちょっと物足りないかな?


                良かったのは変な女が出張りすぎてなかったこと
                攻めにまとまりつく女性はいるんですがあくまで脇キャラで
                ストーカーになったり
                電波入ったオカシナ女だったり
                変に男同士恋愛に口出してきたり
                何でもできるサバサバ女だったり
                聖母のような理想的な女だったり 
                そういう個性が強すぎて現実にはいないリアル感のない
                読者が女性なのに感情移入ができないどころか
                行動原理がよくわからない女性が出張って来ないのは良かった
                崎谷さんって女性キャラ書くのが致命的にダメだなっと私は思います
                (そうじゃない人もいるんでしょうが、私はダメなんですよね)
                嫌な女は読者が「嫌だな」と感じるように書く必要があるのでしょうがないけど
                描写が執拗でそこまで書く必要ないのにな〜と思うし
                イイ女&物わかりのイイ女系はもっとダメな気がする
                作者は「イイ女」と思って書いているのに
                読んでる方は高確率でイライラする・・・・と思う
                少なくとも私はダメなんです


                あと、お事件の書き方が今回恋愛にスポットが当たってた
                攻めは家庭事情に悩みながらも受けのことをずっと考えてるし
                受けも昔の恋愛のトラウマに囚われている
                お事件なんだけど恋愛が絡みが強い気がしました
                お事件と恋愛が一体化してる感じがそこそこあるというか
                お事件はお事件で進んで〜
                恋愛はまた別ベクトルって感じが少なかったです
                あと、過去の話をガッツリ入れなかったのも今回は読みやすかった
                受けが攻めを守るってスタンスも好きでした


                ただ。。。面白いのか?と言われると
                私の好みなんですがそこまでではない・・・かな?
                上手く言えないんですが、崎谷さんのお事件って結構どうでもいい
                夜光花さんはどんな解決になるのか気になる
                木原音瀬さんは最終的にイタイ展開もありうるので最後がわからない
                お事件じゃないんですが物語の展開やお仕事描写にしても
                岩本薫さんは王道展開なので安心できるし
                砂原糖子さんは切なさとシリアスのバランスがいい
                凪良ゆうさんは心理描写の移り変わりが読み手に納得できる
                でも、別に崎谷さんのお事件やお仕事要素ってなくてもかまわない
                そこが面白いんじゃなくって、bl要素が絡んでくるから読める
                謎解きして犯人捕まえても爽快感がないんですよね
                大体、犯人や事件起こす奴や問題児か同情もできない酷い奴だし
                (その酷い奴描写が毎回やりすぎ・・・・
                 もうちょっとシンプルな設定でもいいのに)
                問題解決した後の犯人に対してのカタルシスもないし
                その犯人が捕まって新たな謎が明らかになったり
                犯人の感情や裏事情にまた別の読み手の感想が出てきたり
                そういうお事件・お仕事が解決した後のスッキリ感が少ない
                「あ〜やっと終わった!これでラブが読める」てなる
                だったら、最初から恋愛ものが読みたいってなります

                今回は私のなかでは結構お事件が許容範囲だったので
                昔よりは崎谷さんお事件の書き方になれたのかも
                もしくは読む私のほうがお事件になれたのか



                お事件やお仕事の説明する時って
                文をまとめるのが上手かったり
                省略するところと最低限伝わらないと話がわからないとこの選別
                そういうテクニックが必要だと思うんです
                あと、かわい有美子さんなどは好きなことを題材にしているのが
                文章から伝わることによって文がただの説明文にならずに
                情緒感やそこにちょっとしたこだわりが感じられる

                例えば・・・・
                『カルボナーラの話をして』と言われて
                思入れもないし作ったことがない場合
                頑張って調べて作り方や由来などを語ります
                ですが、特に好きでもないので調べたことしか話せない
                (崎谷さんのお事件お仕事はこういう感じ
                 実際はそうじゃないのかもしれないけどただ長い説明)
                話がうまい人はそれを伝わりやすく魅力的に説明する
                (文章が上手い木原さんなど)
                カルボを食べるのも料理するのも好きな場合
                調べるのも楽しいしそれを他人に話すのも楽しい
                だから調べたことを話してもいてもそのハマリ具合が聞き手に伝わる
                また、自分がどういう風に好きなのか自分のオリジナルの作り方など
                自分なりの考えも話におりまぜられる
                (かわい有美子さんがそうかな〜と)
                調べることはあまりしないけど大好きなモノの場合
                細かな調理法や分量や由来などは話せないけど
                自分がどんなにそれが好きなのか楽しく話せるし
                自分の知識の範囲内で話す
                (BL作家さんはこういう人が多数かな〜)


                崎谷さんは前は一番下のタイプの作家さんで
                しかもそれが上手だったんです
                崎谷さんの好きを読者が共有できるというか
                崎谷さんの話すものが楽しい・・・・というか
                でも、最近は文章力が上達して説明上手になったわけでもない
                取り上げるテーマが特に好きじゃないのに
                一生懸命調べて全部書いちゃってる気がします
                もしくは書きたいものがあるんだけどそこまでの筆力が追いついてないのか
                いや、普通に面白さもあるんですが
                BL小説に大事なのはお事件じゃなくって萌じゃないの??と
                そして、崎谷さんはあんなに萌を上手に書いてたじゃない!!
                なぜに得意でもないお事件にこんなにも執着するのかなぁ?と思ったり
                恋愛面をクローズアップして書いてるシーンは好きなんですが・・・・



                このままお事件BL作家になるなら
                説明をまとめる能力とお事件自体を面白く読ます展開力
                ただ悪い奴を悪くするだけでないオチの付け方など
                そういう技術力が向上すれば昔の崎谷作品とは違うけど
                別の意味で面白い作品を書ける作家さんになれると思います
                (上から目線ですいません・・・・
                 今もある種面白くはあるんですが
                 お事件部分があまり面白くない気がします)

                ただ・・・・ちょっと残念なのはこの信号機シリーズは毎回お事件主体
                最初に出た「アオゾラ〜」が2008年発売で3年立ちますが
                劇的にお事件に関する文や説明が上手くなったようにも思えない・・・・
                A川賞作家さんで受賞作はそんなに私はお上手だとおもわったかった方が
                二年後に文体や作風をすごく向上させた小説を出したりしています
                同じ作家さんでも二年あればここまで別世界の感動する本が書けるのか!!と
                読んだときに驚いたものです
                反対に文やテーマが好きで長〜く追っていて
                「あと何か変化があれば賞作家になれそうだ」と応援している方でも
                何年たっても変わらない方は変わらないし、賞もとれない
                「この人は何だかすごく好きだな」って作家さんで賞を取っている方は
                どこかで技術の向上をしているんですよね
                そのまんまで賞作家になったり売れっ子作家にはなってない


                崎谷さんが好きなんですが3年たっても変化がないなら
                ちょっとお事件BL路線は向かないんじゃないかな〜と思っています
                どうなんでしょうね
                崎谷さんがこういう作風でいくなら読者はただ読むだけですね
                そして、そのうち耐えられなくなったら読まなくなるだけだし
                他に作家にない語り口や良さもあるし
                キャラ作りがよかったりするので読み続けたいなぁとは思います
                色々書いちゃってますが
                崎谷さん好きなんです

                【悪人を泣かせる方法】雨隠ギド

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                   すっご〜い楽しみにしていた作品です!
                  特典CD目的で買ったDear+に【悪人を〜】の後日談【ナイトパレード】が載っていて
                  それがすごく面白くて鷹尾がツボすぎて雨隠さんの本を買おうと思っていたら
                  【恋まで百輪】が本編で【ナイトパレード】のがスピンオフだと知りました
                  【恋まで百輪】も面白かった
                  それでちょうどCD化もされていてそちらの情報を見たら・・・・
                  鷹尾が遊佐さん
                  イメージピッタリすぎる〜〜〜
                  CD自体もすごく良かったです☆
                  また、遊佐さんの鷹尾がハマりすぎていて素敵すぎた

                  で、こちらの単行本化をとってとっても楽しみに待っていたのです

                  表紙の鷹尾が何とも言えず良かったので頑張って画像貼ろうとしたけど
                  潰れたプログ二年半やっていて一度も画像を貼らず
                  ここでも一度も貼ったことがないので挫折しました
                  表紙見たい方は検索してください・・・・
                  表紙の鷹尾(右側)のにやけた顔が邪悪すぎる
                  受けには見えない悪巧み顔が堪らないの〜


                  スーツ眼鏡のイケメン弁護士
                  頭が良くて性格が悪くてお金が大好き
                  この一筋縄でいかない感じが堪らないじゃないですか!
                  しかも、何というか寂しい過去とか差し引いいても
                  鷹尾はちゃんと性格が悪いと思います
                  極悪人とか人間のクズ的な性格の悪さじゃなく
                  他人が右往左往するのを
                  遠くでニヤニヤしながら傍観するのが好きという人の悪さを感じる
                  完璧に落ち込ませたり傷つけるのではなく
                  ちょっと困ったり慌てたりするのをおちょくるのが好きというか
                  それでいて、どこか愛情の捉え方や持ち方がズレているので
                  鷹尾自身が意図しないところで他人を傷つけているんですよね
                  傷つけているのを知らないのでその後のフォローもできない
                  鷹尾なりの思いやりは相手に伝わらない
                  なので、傷つけられた人は鷹尾を「酷いやつだ」と思う
                  そういう意味でも「性格がワルイ」と認定されてしまいそう
                  この表の意味でも裏の意味でも「性格が悪い」設定が活きているのが
                  とっても好みでした 



                  攻めが鷹尾に惚れる理由付けがちょっと弱いかな?と
                  最初思ったりもしましたが、何度も読んでるうちにそれもなくなった
                  過干渉な親を持つちょっと神経質な思春期の男が
                  夜の公園で泣いてる美少年を見たら・・・・・
                  BL抜きにしてもやっぱりちょっと気になるものじゃないのかなぁ?と
                  主人公は女なのですが過干渉な親を題材にした小説
                  病的なほどの母親の支配に依存と恐怖と無力感を持つ女の話
                  帰らない父を待ち放浪癖のある母親と旅をし続ける少女の話
                  宗教にハマった母親を中心に家庭が壊れていく話
                  などを読みますと、すごく閉塞感と孤独感と脱力感があるんですよね
                  もう何も変わらない・・・この状態を打破できるすべはない・・・・みたいな
                  そこを砕くきっかけって「外からの非日常」な刺激なんじゃないかな?と
                  大きく心が揺さぶられ、且つ「当たり前じゃないこと」を気づかさてくれるような

                  攻めにとってはそれが鷹尾だったわけで
                  その日常を打破するきっかけになった鷹尾に対して執着するのもわかるな〜と
                  それが恋愛感情(性欲?)に発展するあたりがBLですが


                  この考えでいくと別に夜の公園であうのは美少女でもいい気がしますが
                  (ま〜、それだとBLにならないんですが)
                  性格が悪くて頭が良くてお金が好きな一筋縄じゃいかない人物だとしても
                  鷹尾が女ならもっとスンナリ付き合っていた気がします
                  家庭教師にならなくても男女なら普通に告白できますからね
                  そして、恋愛だと自覚するのにさほど戸惑いはないでしょうし
                  例え振られても大人になってまた告白しなおせるし
                  60億もためてお金で相手を手に入れよう・・・・てな突飛な思考にはならないような
                  また、鷹尾は「世間体」を気にしているので
                  女であるなら相手にディーラーよりもそれこそ弁護士や医者とか
                  ステータスがある職業を求めそうな気がする・・・・
                  そしたら、金持ちのステータスあるイケメンとすんなり普通にくっつきそう



                  そういう安直な展開にならなかったのも鷹尾が男だからかな?と思いました
                  私BL読むときに「別に受が女でもいいんじゃない?」というのが
                  好きじゃないんですよね
                  男同士である意味がないじゃないですか
                  だったら普通に男女の少女漫画読みますし・・・・
                  なので、この話は鷹尾が美少女だったらこういう展開にはならなかっただろうな〜
                  というのも、好きなんですよねぇ


                  多分、二人とも潜在的に男も女も平気なタイプなのかと・・・
                  あるルポ本で男性の方が
                  「自分は女のが好きで男と女なら女がイイ
                   綺麗な女とカッコイイ男なら綺麗な女を取る
                   だけど、ブスな女とカッコイイ男なら男のがいいな
                   それくらいの意味で男も女も平気だ」みたいに言っていて
                  実際に男相手に体を売る仕事をルポしてみてました
                  (その本は女性記者は女王様になったり、色んなお水の子にインタビューしたり
                   裏の世界を覗いてみよう!てな軽いノリで面白かった)
                  BL読んでいると「そんな簡単に男を好きになるのか?」と思うんですが
                  ↑の考えの男性も多くないけどいるんだな・・・・と知ったら
                  あんまり抵抗がなくなりました




                  私の好きだったシーン
                  「お金好きでしょう」と攻めに聞かれて
                  「大好きとキラキラした瞳で答える鷹尾
                  ここだけじゃなく、お金に関して語る時の鷹尾が好きです
                  人を食ったようなニヤニヤ笑いしてるんですが
                  お金の時だけ純粋な可愛い顔になるのです
                  あ〜、遊佐さんの声でコレ聞きたい

                  攻めが鷹尾に再会して
                  「あいかわらずひっぱたきたくなる顔で笑うな〜」
                  って思うところ
                  ずっと好きでいたのにひっぱたきたくなるって!
                  どんだけワルイ顔なんだよ〜!!と

                  万馬券を当てた攻めに頬を赤らめてヨロメく→キス
                  ちっちゃいコマなんだけど
                  この「お金大好き」な表情が良かった

                  仕事の予定を攻めちゃんに詰め寄りながら言い
                  「8時くらいには帰れるから
                   そしたら遊んでやるよ」
                  Yシャツネクタイの鷹尾が悪そうでカッコイイ
                  このひとコマ自体もすごく綺麗で何か好きなんです
                  「遊んでやるよ」の時はでもニッタリしながら頬赤いのが
                  クールツンすぎなくて味わいがあるというか・・・・

                  弟の恋人コタローに迫る?
                  「俺どっちでもいいよ?」
                  「ちょっと一回やってみない?」
                  「コタくんかわいいしねっ!」
                  冗談だと言ってるけど本気ぽいのが・・・
                  どっちでもイイと言ってるのがツボでした
                  ここ、、、、絶対CDに入れて欲しいな〜

                  なめこ汁を飲みながら一言
                  「なめこってエロいよな」
                  「小粒でヌルヌルがあと響きが」

                  是非とも遊佐さんの声で聞きたいセリフ
                  遊佐さんの「なめこ」って響きがエロいんだろうな〜・・・・と




                  感動シーンも好きなんですがあえて萌シーンのみ


                  こちらも来年CD化するようで楽しみです
                  遊佐さんを鷹尾にキャスティングしてくれたことを感謝
                  話だけですごく楽しいんですが
                  これを遊佐さんの声で聴けるのか〜と思うと更に楽しみ
                  本の方は書下ろしもたっぷりでした
                  私は表題作や【ナイトパレード】の前編読んでなかったのですが
                  全部読んでいても裏表紙等楽しめるかと思います


                  11月の新刊で一番楽しみ&好きだったBL本です

                  【生徒会長に忠告 4】門地かおり

                  0
                    杉田智和×鳥海浩輔 森川智之×遊佐浩二



                    【3】より更に音だけだと何してんだかわからない内容です
                    私は原作読み返しすぎて物語の進行にあわせて
                    漫画が頭の中で駆け巡っていくので問題ありませんでしたが
                    CDだけで内容を追っている方や
                    そこまでは原作読みこんで無い方には不親切な作りな気がします
                    でも、Dear+のCDっていつもこんな感じなんですよねぇ
                    ただ、今回は内容が内容だけに本当によくわからん

                    まず、モノローグがしょっちゅう移動します
                    杉田さん鳥海さんと2人で回すのはわかりますが
                    遊佐さん森川さん鈴木達さんと脇まで自分の気持ちや考えてることを
                    モノローグで語っていたりするんですよね
                    場面展開も鳥海遊佐・森川杉田・子安鈴木達と3組みが別行動していて
                    3つの場面に短いスパンで視点が変わります
                    漫画だと違和感ないんですが、CDだとどこに誰がいるのかわかりにくいですねぇ
                    鳥海→杉田と電話していたり、森川杉田子安鈴木達と4人揃ったりっと
                    移動も激しいですし・・・・
                    これ、本当原作知らない人はわかったのだろうか?

                    Dear+のキャスティングは外さないことが多いいので嬉しいんですが
                    もう少しCDだけでわかる内容だと嬉しいかな?と
                    その反面、漫画のまんまだったりするので原作ファンは嬉しい作りなんですが
                    今回は漫画どおりじゃなくって削ってるシーンなどもあるので
                    原作ファンにも微妙だし、CDだけの人には不親切だし
                    もう少しどうにかならなかったのかなぁ?
                    う〜ん・・・・でも門地作品はモノローグもセリフの応酬も独特のテンポだし
                    難しいのかもしれませんね〜
                    仕方ないのかなぁ



                    森川さんの執着心に対して
                    「ただ手近な男が欲しいだけだろうから
                     男を差し出せば自分に変なことをしなくなるだろう」
                    と考えた遊佐さん
                    鳥海さんを生贄?にしようと企てます
                    何も知らない鳥海さんはぼんやりと杉田さんのことを考え中
                    杉田さんは森川さんから遊佐さんに告白したけど
                    なかったことにされてフルことするされなかったと語ります
                    この時の遊佐さんのモノローグが病んでいます
                    「どぉ〜して?」
                    ただ電話に出るだけなのに
                    鳥海さんに詰め寄る遊佐さんの声が怖〜いんですよ
                    そこに鳥海さんに執着する檜山先生が登場
                    遊佐vs檜山がどんより怖い
                    二人ともベクトルが違うけどヤンデレ同士だからね!
                    ポヤポヤしてる鳥海さんの対比がますますヤンデレ二人が際立ちます
                    檜山さん怪しくていいな〜
                    檜山さんの本領が発揮されるのは続編からなんですけど聞きたい!
                    プチヤンデレだった千葉進さんが可愛く思えます
                    千葉進さんを虐めまくる檜山さんを想像すると今から楽しみです
                    それにしてもキャストはヤンデレ上手な方ばかり揃えてますね
                    檜山さん遊佐さんはもちろんヤンデレ演技の不気味さが出ていますが
                    鈴木達さんも【勘弁してくれ】【個人教授】の病みっぷりよかったし
                    杉田さんも【scarlet】の病みっぷりスゴかった
                    千葉進さんは壊れちゃった系の【Answer2 SUGGESTION】
                    鳥海さんはスペック高いのに受けに執着しすぎて病む攻めが上手いし
                    子安さんは病むというより【喝愛】の人を人とも思わない冷淡で
                    受け関係でおかしいというよりちょっと人格がひねってる役がハマったし
                    森川さんは病み属性感じなかったんですが
                    ↑メンバーとは違う心の中が空っぽになっておかしくなっちゃうような
                    ヤンデレを聞かせてくれました
                    私はヤンデレBL好きだったりします
                    ちょっと間違うとBLじゃなくってジュネ入りそうな感じが堪らんのですよね
                    (別にジュネ好きでもないんですが・・・・
                     BLと違うベクトルとしてたまに読むと新鮮なんですよね)


                    鳥海さんと電話している内に杉田さんは
                    外に取り付けてあるダクトに人が入ってることに気づいてしまいます
                    そこで杉田さんを締め落とそうとする森川さん
                    子安さんや鈴木達さんを交えて乱戦
                    何だろう激しい乱闘まがいで、3人は焦った声を出しているのに
                    三人を相手している森川さんだけ場違いなぐらいゆったりしていて
                    まるで全然違うことを考えてここにいないような
                    全部がどうでもいいような感じで
                    がっつりおかしいわけじゃないんですが、静かにゾッとしました


                    遊佐さんの恋人だった姪っ子を縛ってボックスに森川さん入れていたんですね
                    それがバレて、その場に遊佐さんもやってきます
                    森川さんは彼女に頼まれたからやっただけ・・・と悪気?がありません
                    何度も遊佐さんの名前を呼びかける森川さんの声がスゴイ
                    ずっと呼んでいるんですが、遊佐さんは無視しきります
                    周りのメンバーは森川さんのことを遊佐さんに問いますが遊佐さんは無視
                    この空気感がすごく寒いんですよ・・・・
                    面白キャラだった子安さんの焦った声がますます雰囲気のヤバさが出てる
                    遊佐さんが去った後の本当にどうでもいいような
                    「ま・・・いっか・・・・」
                    上手く言えないけどすごいんです
                    過去を回想しながらどんだけ自分が好きだったかの森川さんモノローグ
                    「欲しいのはお前だ・・・・公四郎」
                    「どうしたら愛してもらえるんだろう・・・」
                    感情を抑えていて何もない疲労と擦り切れてしまって何にもないのに
                    寂しさと辛さが滲んでいるんです
                    原作ではサラっと山城の気持ちとして読んでいましたが
                    もうこの森川さんの言い方が辛くてですね
                    ただでさえ山城川和カプ好きだったんですが、これは幸せになってもらいたい!!と
                    山城を寂しくて辛いままでいてほしくない!!と
                    川和だって山城を何とも思ってないなら世話焼いたり友達付き合いをしないで
                    もっとあからさまに遠ざけるだろうし
                    山城の執着が怖いのと、それによって暴かれる自分の性癖が怖いんじゃないかな?と
                    CDではサラっとかわされていますが
                    原作では子供時代の川和に山城の目線がSYOKU手になってヌラヌラ絡まって
                    思わず一人でいたす川和少年が書かれていますからね!
                    いくら執着されてるからって、その想像は川和少年エロエロだと思います
                    よって、エロくなるのが怖くて川和は逃げ惑ってるんだ!と勝手に思っているので
                    この後の堕とされてエロエロになる川和を期待しています
                    (門地さんってコメディBLで人気が出たけど、それ以前は暗い話も多かったです
                     古い作品はジュネに片足ぐらいは突っ込んでいるかと・・・
                     ジュネ受けってエロに対してストイックというか自虐的なんですよね
                     エロい自分が許せない!!そんな自分はおかしい!みたいな
                     最近の【私説三国志】の受けちゃんもそうですが)
                     



                    その後両思いになった杉田鳥海のラブラブエロがあるんですが・・・・
                    結構長いし原作ではエロエロだった印象なんですが・・・・
                    なんでしょうね〜
                    音になったらあんまりエロくなかった!!
                    喘ぎより「両思いになって嬉しい」というモノローグ
                    言葉責めじゃなくてどんだけ今幸せなのか語る
                    ガンガンアンアンハァハァしてるわけじゃないま〜ったりした空気感なんですよね
                    あれは原作のじっとりした絵がエロかったのかな?と思ったり
                    【3】【4】通して一番エロかったのは車の中で森川さんに襲われる遊佐さん
                    未遂だけどここのがエロかった気がします・・・・
                    メインカプは【2】の病院エッチのがエロかったです
                    それと、両思いになる前の森川さんのモノローグがすごくてですね
                    すぐにメインカプのラブラブにモード変換できない
                    いつまも森川さんのあのシリアス演技が頭から離れない
                    何回か聞き返したら違うかな?と思ったんですが
                    発売してからそこそこ聞き返していますが・・・・・
                    やっぱり森川さんのところで一つお話が終わっちゃ感じがして
                    その後のメイン二人のやりとりが上の空で聞いちゃうんですよね
                    なので、両思い後の二人は一日置いてから聴いたりしないと
                    内容がちっとも入ってこないというね・・・・


                    あと、ちょっと残念だったのが攻めのお母さん役の方
                    演技がちょっとキャピキャピしすぎだった
                    もっと落ち着いて大人美人がギャグぽくなるのが面白いのに
                    あれだと安い水商売の母っぽい・・・・
                    愛人だけど安っぽくはないのに〜!!!!
                    もうちょっと演技どうにかして欲しかったです
                    声はいい感じなのに残念でした・・・・



                    原作すきなので、このままスムーズにCD化していって欲しいです
                    こんなにボンヤリ話す鳥海さんはここでしか聞けない気がします

                    演出とか思うところはありますが概ね満足だったりします
                    やっぱりキャストがイメージにあっているのが大きい気がします
                    今回は本当森川さんが全部持っていちゃった話でした



                    初回特典にはフリートークCDが付いています
                    森川さんが鳥海さんの力が抜けた演技にビックリしてましたね
                    遊佐さんが檜山さんが【1】に出ているキャラだと思っていたり
                    最後に「生徒会長は君なの?」と鳥海さんに聞いていたり
                    面白かったのでフリートーク毎回付いていて欲しいな〜

                    【生徒会長に忠告3】

                    0
                       杉田智和×鳥海浩輔
                      森川智之×遊佐浩二


                      続編をず〜っと待ち望んでました!!
                      2年ほどあいての続編発売・・・
                      この三巻はすごく好きな山城×川和カプ話が入っていて
                      他の巻は実家においてあるのに3巻のみ手元に置くぐらい好き
                      前作で川和が遊佐さんに決ってからず〜っと楽しみにしていたんです


                      このシリーズは他キャストも私の好きな方がばかりです
                      ちょっと変わってる友人役に子安さん
                      このキャラ用のボ〜っとした話方が面白い
                      イメージにも意外とあっています
                      いつも役作りに苦戦している様子でした
                      漫画読んでいても何考えてるのかわかんないキャラだもんな〜

                      主人公の友人役の岸尾さん
                      可愛い受けが私は苦手で、岸尾さんは結構BLでは可愛い系多いいんですが
                      今回は性格男前サッパリの(今のところ)唯一のノンケ役
                      自由な演技が発揮されていて楽しいです
                      私は大人しくて健気で可愛い受けが苦手なので
                      岸尾さんの若干キャラを壊す演技が好きです
                      (その方が可愛くなりすぎないので面白く聞ける)

                      そして、前回活躍?した国斉(鳥海さん)に片思いヤンデレ君に千葉進歩さん
                      千葉さん自体がスゴク好き〜
                      お話しが進むと千葉進さん×岸尾さんになるみたいなので楽しみです
                      残念なのは3・4と千葉進さん&岸尾さんの出番がまったくなかったとこ
                      漫画だとちょっとあったんですがバッサリカットされていました
                      続きが出るなら千葉進×岸尾です


                      国斉に執着するちょっと怖い?先生に檜山さん
                      今回出番がないんですが、【4】で結構出て来ます
                      檜山さんは個人的に好きなので嬉しい
                      独特のじ〜っとりしかヤンデレの不気味ぽさがいいですね
                      こちらも続きが出ての檜山さんの演技が楽しみ
                      どれぐらい気味悪くなれるんだろう


                      国斉の川和先輩に遊佐さん
                      もう川和さんが遊佐さんですごく嬉しかった〜
                      幼馴染の山城に執着されてどんどん追い詰めらていくところが
                      遊佐さんが演じることによって変にヤンデレに感じます
                      原作よりさらにネ〜ットリして感じられるし色っぽいんです
                      何故か川和のがヤンデレに聞こえるような
                      遊佐さんの怯えきったグルグルしたモノローグが必聴です
                      想像以上の良さでした

                      川和に執着する山城に森川さん
                      前作で遊佐さんのキャストは決まっていたので山城が誰になるのか
                      楽しみにしていたんですが森川さんですよぉ
                      森川さんはカッコイイ攻め役イメージなので
                      ヤンデレ執着攻めをどう演じるんだろう?と思っていましたが
                      すごくかっこよかった・・・
                      ちょっと爽やかさもあるんだけど、何考えてるか解んないような
                      底知れない感じと山城が好きなところがあわさっていて魅力的に!
                      遊佐さんの役が原作より病んで聞こえるので、少し軽いトーンと
                      シリアスのグッと抑えた声との対比が活きていました
                      また、森川さんの声がかっこよすぎて
                      「もう川和こんなカッコイイんだから受け入れちゃいなよ!!」と思った


                      主役のお二人も良かったです
                      前作は鳥海さん目的で買ったCDだったんですが
                      他CDにはないぽんや〜りした口調が可愛いの
                      門地先生お墨付きだけある可愛さ
                      杉田さんは嫌いじゃないけど、何をやっても杉田さんが出てくるのですが
                      敬語でゆっくり丁寧な抑えた声の時はやっぱりいい声ですよねぇ
                      【執事の特権】【エゴイストプリンス】など
                      敬語攻めは結構いいと思います




                      出だしの鳥海さんのモノローグ
                      「病院でだってしちゃうよ〜」
                      言い方がすごく可愛くて好きです
                      すごい事言ってるのにぽんやりのったり口調なので笑える


                      遊佐さん鳥海さんが好きなので二人の会話シーンも好きでした
                      何故か受け同志のはずなのに鳥海さん相手だと
                      遊佐さんが攻めっぽく聞こえます
                      話をさえぎる時のかぶせるような
                      「なぁい!」
                      少し責めるような
                      「お前はどっちの味方なわけぇ?」
                      車のハンドル切りながらイライラ不機嫌そうに話す遊佐さんがカッコイイ
                      受けなのにカッコイイんですよ


                      女装するシーンが色々面白かったです
                      「俺・・・可愛くないか?」と言ってる子安さんに対する
                      周りの非難と好奇の目がざわめき
                      原作どおりなんですがザワザワ感がでていました〜
                      あと、原作にないやりとりも!
                      国斉(鳥海さん)と川和(遊佐さん)のやりとり
                      「俺〜、川和さんの女装姿も見たかったなぁ」
                      「ざぁんねぇ↑ん!」
                      こ、この「残念」の言い方が全然残念そうじゃなくていいの
                      遊佐さんてこういうちょっと小憎たらしい役すごくハマりますねぇ
                      ニヤニヤ笑いながら話してたり、含み笑いしながらのセリフが上手っ
                      そして、私も原作で川和の女装みたいっと思いました
                      千賀(杉田さん)に対する余裕た〜っぷりの
                      「千賀君!大丈夫」
                      小憎たらしいほどでしたよ〜
                      (褒めています)
                      それなのに、山城(森川さん)がくるといきなり慌てまくりなの
                      ツン!
                      ツンツン!
                      なの〜

                      女装した杉田さん&子安さんが自分のパートナーのを求めて
                      女装パートナーを作れずにいた唯一の男鈴木達さんを追いかける
                      「俺の男〜!!」
                      のやりとりも面白かった
                      子安さんも杉田さんも野太い声で男を追い求めるのですよ
                      原作でも柔道やってる190cmのガタイの男の酷い?女装姿なんですが
                      鈴木達さんの必死に逃げ惑う悲痛な叫びが何だかリアルでした
                      原作とはちょっと違うやりとりになってますがコレはコレで面白かった


                      今回一番の聞きどころ
                      車の中で山城(森川さん)に迫られて拒否するシーン
                      ここに行くまでの遊佐さんのモノローグがじっと〜りしていて
                      何というか怖グルグル懊悩ヤンデレって感じなんですよ
                      声だけなのに薄暗い背景が見えるような
                      ただ、遊佐さんなのでただ暗いだけじゃなくって
                      エロ悩ましいの!!
                      追い詰めらえた感がある声が色っぽいの〜
                      普段シラッとしてるのに森川さんに対してだけビクビクしてるのがいい
                      怯えてるのに森川さんがすごく普通ぽいのがまた怖いというか・・・・
                      そして、囁き本気声の森川さんがカッコイイの〜!!!!
                      「お洋服めくらせて」
                      「お前がイイ・・・」
                      「いないよ・・・」
                      と、吐息交じりなんですよ
                      いけ!!このままいけ!!と思いました
                      ヤンデレの執着まじりで嫌がっているのにグイグイ攻め込んでくる
                      空気の読めない自分勝手で愛情過多の攻めちゃんなんですが
                      森川さんが演じることによってちょっと爽やかで上品でかっこいいですよ
                      もう抵抗しないで受け入れちゃなよ!と何度思ったことが
                      それでいて、他のシーンは高め音域の飄々とした何考えてるわからない
                      軽〜い男に思えるのでこのいきなりのヤンデレ具合が二面性出てます
                      それを拒否しまくる遊佐さんのモノローグが・・・
                      入ってくる・・・入ってくる・・・・
                      な・・・何が入ってくるの???て感じで無駄にエロいです
                      無理やりキスされたり体を触られて拒否しまくってる時の怯えてる遊佐さんが
                      と〜ってもと〜ってもエロ
                      森川さん以外と接してる時は先輩ぽいし
                      鳥海さんと話してる時は攻めっぽいほどなのに
                      森川さんに対しては急に受けっぽくなるんですよ
                      嫌がりながらも微妙に気持ちよさそうなのがまた被虐心をそそっちゃいますね
                      原作どおりなんですが遊佐さんモノローグもあるので
                      程々話しています


                      メインカプ杉田×鳥海カプはすれ違いながらもラブラブ
                      謎の携帯プレイを披露してくれます
                      ここでの鳥海さんの心の叫びが激しくて、これまた面白かったです
                      この一人ノリツッコミがこのCDの面白さだな・・・と



                      全体に待っていただけあってすごく面白かったです
                      ですが、前回CDまでにあった漫画のセリフを全部入れるやり方でなく
                      千葉進&岸尾カプ丸々カットしていたり
                      ちょっとずつ違います
                      私の聞きたかった国斉さんの千賀に対する一言も入ってなかったし
                      その割にそれぞれのキャラが別行動していて
                      場所を動く&思惑があるので音だけでは
                      どこにいるのか?何してるのか?がわかりにくい気もしました
                      これは次作になるともっと謙虚でして
                      バタバタして何してるのかわからないんだよな〜
                      人も増えてるし、ますます良く移動するし


                      ただ、この国斉鳥海さんが本当可愛いのと
                      森川遊佐カプが予想以上に良かったの
                      それだけで聞いてよかった〜!!
                      ヤンデレ森川攻め×怯えるエロ悩ましい遊佐さんに満足です





                      【P.B.B.プレイボーイブルース 3】鹿乃しうこ

                      0
                         森川智之×遊佐浩二


                        大好きな作品です
                        それとともに遊佐受け初聞きだったシリーズであります
                        思えば、このシリーズと【PUNCH↑】を聞いたがBLCDにハマるきっかけだった
                        初めてガッツリしたBLCDを聞いたのは鹿乃さんの二作だったんですよね
                        で、ず〜っと【PBB】は続き待っていたから出て嬉しかった
                        しかも書下ろしシナリオ加えての二枚組!


                        良く作られているし、脇まで丁寧にキャスティングされています
                        演出や脚本も良い
                        だけど、ファン向けかな〜?と思います
                        忍や純佑に思い入れある原作ファンが楽しめる作り
                        続きモノのためもあってキャラに思い入れがないとコレだけでは楽しめないかも?
                        (こう書くのは私続きモノCDって結構一巻買わないで途中から聴いたりするので)
                        お話自体もそんなに大きな動きもないのです
                        【2】のがバタバタと動きが大きくてCDとして面白かったかな?
                        自分はすご〜く良かったです
                        しかもお事件性が低いために、聞き返すたびによりじんわりと感動する
                        メインキャストの演技の丁寧さとかもまったりしたお話なので堪能


                        遊佐さんのシャンパンコールも二回
                        雑誌特典のシャンパンコールとは違う撮り下ろしです
                        今回も頑張ってるな〜っと
                        実際のホストのシャンパンコールとは勢い?が違う気がしますが
                        遊佐さんの美声でのコール
                        満喫しました〜


                        【DISK1】はお互いの家庭事情に突っ込んでいます
                        純佑の弟は鳥海さん!!
                        個人的に・・・・鳥海さんでも悪くないんですが
                        【PUNCH↑】チンピラくずれでヒモで料理上手
                        ヤサグレているんだけど悪になりきれないフェロモン系色男
                        浩太の初恋の相手を鳥海さんにしてもらいたかった〜
                        そして、真面目でイイ子ブラコン純佑の腹違いの弟を前野さんのが
                        キャストイメージがあっていたかな〜?とか
                        悪くはないんですがよりピッタリキャストにその方がお互いなりそうだし
                        私がただ単にフェロモンダダ漏れ気だるいヒモ攻めの鳥海さんと
                        鳥海×中村の絡みが聞いてみたかっただけなんですけどね・・・・


                        ホストの店に来た鳥海さんが女客にホストと間違われて
                        絡まれてるのを助ける時の遊佐さん
                        「エッチな手で触らないでね〜」
                        「触り放題
                        「触る?」
                        客「触る〜
                        客の女の子のテンションがわかります・・・・
                        触りたくなる言い方です
                        このポンポン話す感じが忍っぽいし
                        軽いんだけど遊佐さんの声って色気が出てるし
                        このやりとりが妙にツボでした


                        忍のお母さんへの手紙が漫画の時から好きです
                        『モテモテなのに俺一筋で
                         働き者で料理上手な
                         そしてアッチが獣みてーに情熱的な
                         あんたが見たら悔しがるような素敵な彼氏
                         愛ある家庭を築いています』
                        サラっとカミングアウトしているんですが・・・・・
                        純佑が万能するぎるだろう!!と
                        ここまで明るいトーンで読み上げて行くんですが
                        最後の一言
                        『追伸 もうたくさんです』
                        これが!!漫画では普通に読んでいたんですが
                        遊佐さんがここだけトーンを変えます
                        ただ悲しい苦しいだけやシリアストーンにするだけじゃなくって
                        一言だけなのにちゃんと色んな複雑なものが混じっているトーン
                        しかも、最初の出だしの読み方との対比が出ていて
                        私は全部フラットに読んでいると思っていたのでビックリ
                        そして、遊佐さんのキャラへの読み込みの深さに感動
                        BLCDで嬉しいのって、声優さんが演じることによって
                        読み手が思ってもみなかったキャラの側面が見えるところがあるな〜っと
                        最近思ったりします
                        私はどちらかというと声優さんでBLCDにハマったというより
                        お恥ずかしいことに根っからの腐りきったBL好きでして
                        その好きな世界を自分が解釈したのとは違う視点で入り込むというのが
                        blcdの面白さに感じています
                        作者と読者という閉じきった関係性に他者の技術(演出や声優さんなど)が入り込むことで
                        また違った方向に向かうのがすごいな〜と
                        なので、自分が思ってもみなかったキャラの一面が見れると嬉しいんですよね


                        ろくでもない男ばかり連れてくる母
                        その男が母親を殴るので庇って忍が殴られたりしているのですが
                        傷ついた忍に対して「お前さえいなければ良かった」みたいに言います
                        それでも、自分だけは彼女を傷つけてはいけない・・・と
                        忍は大人になってからも母親に優しく明るく接してるんですよね

                        これ・・・普通の話だったら主人公グレたりツンだったりトラウマ持ちだったり
                        母と仲違いにしているものですが、ここで冷たくなりきれないのが
                        忍の懐の深いというか寂しい悲しい優しさだな〜っと

                        自分一人だと上手に嘘が付けないで酷いことを言いそうだからっと
                        元カノに頼んで母親と会うのに付き合って欲しいと頼む忍
                        それに対して元カノは
                        「全部ぶちまけてしまえばいい」「一人で会いなさい」と言います
                        そんなシビアな対応を忍は「純佑ぽい」と感じるんです
                        でも、実際に全てを純佑に言ったとき
                        純佑は「そんな嘘なら付き合ったのに」と抱きしめます
                        忍は純佑ならぶつかってもいいから母親を会え!と言われると思っていたのに
                        本当のことを知った時に忍の優しい嘘を肯定してくれるんですよね
                        ここ!!原作でもよかったんですが・・・・
                        遊佐さんの慟哭っぷりがすごい切なくてですね
                        それとともに、原作では何となくわかったつもりになっていただけなんですが
                        cd聞いた時に、男と女の違いで元カノと男恋人の態度の違いが分かれたんだな〜と
                        元カノは女性目線で母親との関係修復が可能だと踏んでいて
                        それは間違ってないんですよね
                        女ってある程度年を取ると母娘だけど女同士にもなる
                        そうした時に、ぶつかっても修復が可能な場合ってわかるし
                        時間が解決して許せたり、受け入れたりできるようになることもある
                        血の繋がりの信頼感と女同士である受け入れ方というか
                        娘意外の視点で母を見れるようになれるというか
                        そういうのもあって元カノは「全部ぶちまければいい」と言ったんだと
                        決して、冷たいだけの態度ではないんですよ〜
                        でも、忍は男だから母親はいつまでも「母」なんです
                        歳をとっても「一人の女」じゃなくって「母」で
                        幼い頃に「自分だけは傷つけたりしない」と誓っている
                        男性にとっての母親はまた別物なんです
                        そして純佑は男だからこそ「母を大切にして傷つけたくない気持ち」がわかるんだと
                        原作ではふんわりとしかわからなかった二人の気持ちが
                        森川さんと遊佐さんの声が乗ることによって
                        何か「ああ、そうだな〜」とみえてくる気がしました
                        悲しいわけじゃないけど、忍の優しさが切な〜い
                        私BLって男同士である意味がないとイヤなんですが
                        ここでこういう対応が出来るのは純佑が男だからだな・・・と思いました
                        それでますますこの作品が好きになった


                        忍が仕事中の純佑に思わず電話しちゃうのも好きです
                        「この指がっ!!悪い子」
                        って、遊佐さんが可愛いんです
                        仕事を早退して優しくする純佑にもホロリ
                        この時点で純佑は忍の家庭事情しらないんですよ
                        なのにすっごい優しい〜の
                        森川さんの囁きモードが優しい〜




                        【DISK2】は短編オムニバスみたいでした
                        ホストで働き始めたばかりの純佑と先輩ホスト忍
                        (くっつく前の二人)
                        お店での浴衣デー
                        ナンバー2の安元さんがいい味だしてました
                        純佑が帯びを占めてくれた時の声が無駄にエロかったです
                        イチャイチャしながらの二人の帰り道も微笑ましい
                        電車内の女の子たちのイケメンに色めき立つ黄色い声も面白かった

                        浩太&牧同行の社内旅行
                        二枚目のメインみたいなもんです
                        牧さんの子安さんがやっぱりいい味だしていますね〜
                        私受けちゃん達がキャッキャッ?しているのを好きなので
                        浩太と忍が仲良くしているの好きなんですよね〜

                        酔っ払った忍と浩太が同僚の末次(DO貞ノンケ)に迫るシーン
                        「チュッチュするぅ〜」とベロベロになった二人なんですが
                        末次くんが困りながらも満更じゃない感じなのと
                        純佑と牧さんがそれにモヤモヤしているのが楽しかった
                        純佑と牧さんは奥さん方に捕まります
                        そこで今度は忍と浩太がしゃしゃり出てきて
                        「この色男は売約済み〜」
                        「誰って?俺が〜あひゃひゃひゃひゃ〜」
                        「その眼鏡は俺のだかんな〜」
                        二人に対する奥さん達の対応も面白かったです
                        中村さんの浩太くんの酔っ払い方は可愛いんですが
                        遊佐さんのはちょっとタガが外れてる感じがするんですよね〜
                        それがリアルというか・・・・
                        遊佐さんは酔っ払うとこんな感じなのか??と何か思ってしまう
                        BL受けなのにあひゃひゃひゃ笑いが聞けます
                        また、遊佐さんのあひゃひゃひゃ笑いって人が悪そうというか
                        板について好きなんですよね〜
                        楽しそうだし聞いてるほうも楽しくなれます


                        このCD絡みがフェードアウトだったり薄いです
                        一回目聞いたときは物足りなかったんだけど
                        二回目以降はお話や二人の心情を思うとそれでもいいかな〜て感じ
                        んが!!
                        書下ろしで鹿乃先生はサービスしてくれましたよ〜
                        しゃぶりっこ(シック〇ナイン)
                        ムグムグんぐんぐしながら我慢できずに声が漏れてしまって
                        旅館だから声を我慢しようとする忍がエロ〜い
                        BLCDで意外としゃぶりっこって多くはないんですよねぇ
                        それをたんまりと堪能できてよろしかったです
                        声を我慢できなくてキスでふさいであげるのもベタだけど
                        また森川さんの声が優し〜くてエロい


                        浩太くん&牧さん組も楽しかった
                        牧さんの安定した変態っぷりと浩太のツン
                        でも何気に浩太は忍よりエロだと思うのです


                        純佑の母のお墓参りのいい話で終わるとおもいきや
                        温泉で忍にエロい悪戯する純佑とそれを眺めて興奮する牧
                        この三つ巴感がよかったし
                        恥ずかしながら感じちゃう忍に
                        牧さんの妄想で浩太もちょっぴり喘いでいます


                        盛りだくさんでありました〜



                        脇役も安元さん千葉一さん鳥海さんと豪華
                        末次もイメージピッタリでした
                        末次がかっこよい声すぎなくてちょっとコミカルなのがいい!
                        サトルいい声だな〜っと思ったら興津さんでした・・・・
                        コージは野島裕さんなんですが
                        私が認知している野島裕さんの声より可愛い系で
                        まだまだ私野島裕さんの声覚えられてないな〜と思いました
                        PBBは脇キャラ達もいい味だしているんですよねぇ
                        BL絡めないホスト日常とかも読んでみたい&聞いてみたい
                        また雑誌付録みたいなの出て欲しいです



                        原作好きには絶対お薦めCD
                        鹿乃先生のオリジナルシナリオが良いのですよ
                        作りも役者さんも原作に沿っていると思います
                        また、音で聞くことにより何度も何度も読み返しているのに気付かなかった
                        忍や純佑の気持ちが声優さんの演技を通して発見できたりも私はしました
                        牧&浩太目的だと2〜30分のうち半分しか出ないので薦められませんが
                        鹿乃キャラが好きなら忍純佑も気に入ってくれるはず!
                        今でも純佑忍を漫画で読めるのをまってます
                        なのでCDで再開できて嬉しかった〜
                        いつか、牧忍浮気編はCD化されるのかな???

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