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    • 2014.11.05 Wednesday
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    【はなやかな哀情】

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      ※ところどころ辛口感想です 



      三木眞一郎×神谷浩史


      神谷さんの演技力がすごく向上していました
      神谷さんの声は元々キレイで品があって良く通るイイ声なんですが
      その素晴らしい硬質な声故にモノローグがやや単調
      感情的にならずにでも情感を込めるモノローグが
      読み上げているようなナレーションぽさを感じるんですよね
      下手だったり聞きにくかったりするわけじゃないんですが
      「もうちょっと感情が篭っている方が好きだなぁ」て思うことが
      私の場合しばしばありました


      ですが・・・
      このCDでの神谷さんのモノローグが想像以上に良かった
      前作【やすらかな夜のための寓話】でも良かったんですが
      今回のシリアスな演技において
      そのモノローグの上手さがすごく際立っていました
      元々、セリフ回しや息の入れ方や間の取り方が独特に良いので
      その上でモノローグの上手さと全体な演技力の向上が相まって
      すご〜く良かったです
      その鬼気迫る演技に何度も涙ぐみました〜


      三木さんは演技安定
      過去作を良く聞くので最近の演技はクセが強くなってるな〜とは
      すごく感じてしまうのですが
      演技が下手・声質が良くない方がメインになることに比べれば
      全然イイです
      原作では慈英が臣に冷たくて臣にばかり感情移入しましたが
      三木さんの演技がリアルだったので
      頭がイタイくなるところではこっちまで痛くなりそうだったし
      混乱して色んな事がわからなくって懊悩するところもリアルで
      「慈英も慈英で大変だな〜」と思えました
      慈英の気持ち?もわかるからこそ
      より慈英が臣さんをどう捉えていたかわかって面白かったです
      原作とは違う見方?が出来たというか


      檜山さんは久遠のイメージと違っていて
      「でもきっと上手に役に寄せてくるんだろうな〜」と思っていたら
      本当に原作読んだまんまのイントネーションだった
      「こういう間やアクセントで話してそう」という想像とまったく一緒
      それでいて、ちょっとドス効かして慈英を脅すところや
      臣さんを優しくなぐさめる所とかは
      こちらが想像する以上の素敵な演技でした〜
      すごく素敵で檜山さんで全然良かったのですが
      原作イメージではやっぱり
      もうちょっと線が細い美人声の方のが合っていたかなぁ?と
      野島祐さん・鈴木千さん・千葉進さん・緑川さんとかの
      中低音ぐらいトーンでも良かった気がするんですよねぇ
      檜山さんの演技力で完璧に寄せてはいるから結果的にはいいんですけどね


      鈴木達さんも原作通りというか
      原作だと、どんなキャラだかわからないフワっとした印象だったのに
      声がのることによってキャラの性格付けとかが理解できる
      リアル感がすごく出ていてキャラが深くなっていました
      ただね・・・・このキャラCDに出す必要はあったか?と
      これは鈴木達さんがどうとかじゃいです
      原作だとこれからスピンオフとかで出るかもしれないし
      最近の崎谷さんの本は分厚いのでちょっと蛇足があっても
      別にいいんですけどね〜
      CDだと尺があって削られてる部分があるんです
      もっと必要なエピソードとか聞きたいセリフとかあったし
      メイン二人のラブラブももっと入れてほしかった
      特に今回のお話自体に絡むキャラでもないし
      この鈴木達さんのシーンは削っていいんじゃない?と
      ラブラブシーンもいっぱい入っていて
      全てのセリフやシーンもカットされてないならそう思わないけど
      そういうところを削ってまで入れるシーンではなかったように思います
      しかも、このキャラの小説がまだ出ているわけでもないから
      崎谷作品好きであっても特にキャラに思い入れがないんですよね
      愁堂れな作品で【淫らシリーズ】に【罪シリーズ】のキャラが出ているのは
      ファンだったら嬉しいサービスだと思うんですが
      今回はそういうワケでもないですし
      ちょっと???でした
      でも、何度も描きますが鈴木達さんの演技自体は良かったです
      もしこのキャラがちゃんと話に絡んできて
      スピンオフもあって読者(聞く方)にもキャラに思い入れがあって
      あまつさえCD化とかが決まってる作品なら
      嬉しかったと思うんですけどね〜
      今回は待ちに待った慈英臣の本編なので
      二人メインに脚本自体作って欲しかった



      あと、今回本当に何よりも残念だったのは
      最初から不安材料だった照英さん・・・・
      シリアス演技でたくさん話すから、その拙さが目立つこと
      特に酷いな〜・・・・と思ったのが
      慈英のことについて臣さんに詰め寄って
      「サッサッと籍を入れとけばよかっただろ!!」と怒鳴るシーン
      怒鳴るのと大声を出すのは違うと思うんだよ〜
      ただ声だけがガン!!と出ていて耳が痛かった
      音量下げてしまったくらいです
      変に声が裏がっているのも聞き苦しかったです
      その後、神谷さんが泣きながら嗚咽を滲ませて
      「なんだよそれ!!」とキレるんですが
      そこに悔しさ悲しさ切なさ色んなものが溢れていて素晴らしかった
      口には出せない激情まで吐き出した怒声だったんです
      その後の泣き崩れる対比と
      「あいつは俺のだったのに、もう俺のじゃない」
      「俺があいつのだったて、あいつが俺のだったって」
      のセリフ
      (このセリフすごい好きだったのでカットされなくてよかった)
      その神谷さんの嗚咽怒鳴りが素晴らしいからこそ
      照英の怒鳴りの酷さが際立ってしまっていました
      対比がある分、ちょっと一瞬白けてしまいました・・・・
      「臣のこと忘れて何やってるんだ!!」と慈英を怒鳴るところも
      記憶を亡くして意外な事実に混乱した慈英の
      吐息交じりの感情が抜けて吐き出したような「わからない」から
      「もう俺にはわからない!!」の罵声
      三木さんの細かい演じ分けがすごくてですね
      照英がただガミガミしかって慈英を追い詰めてる酷いヤツに感じる
      原作では臣のことも慈英のことも気にかけているから
      感情が暴走している照英の熱い気持ちが伝わったのに
      CDだと二人の心情を察せないKYの人に感じてしまいました
      演技の良しあしで原作のベースをなぞっていても
      全然違うキャラになってしまうんだな〜と本当にショックでした
      【インクルージョン】好きなのに本当に残念だよ〜
      せめてもっと重要じゃない役だったら良かったのに
      檜山さんに二役してほしいくらいだった
      神谷さんの演技の向上
      三木さんの上手さ&独特の節回し
      檜山さんの喰えない曲者演技の達者さ
      お話のシリアスさなど相まって辛かったです


      演出は全体的に良いです
      あまりBGMとかこだわらないんですけど
      このシリーズはBGMも良いと思います






      特に好きな印象に残ったシーン&セリフ


      「ば・か・だ・ろ」
      私ツンデレ受けの「馬鹿」大好きなんですよね
      で、このセリフすごく楽しみにしていたんですが
      想像以上にボコボコ叩いていて
      呆れながら愛しいな〜って感じで
      すごく良かったです
      離れ離れになる慈英がキスマークをつけさせての
      「馬鹿・・・何だそれ・・・・」
      ちょっとはにかんでいて愛情が篭っていて年上受けっぽい!
      可愛くて好きだった
      記憶が戻っての涙声の「ホントだよ〜馬鹿ぁ」もキュンとした
      思ったより言い方が激しかったな〜
      他にも「馬鹿」呼ばわりがたくさんあります
      悲しかったり嬉しかったり切なかったりのたくさんの
      臣・神谷さんの「馬鹿」が聞けて嬉しかったですぅ
      全ての「馬鹿」セリフをピックアップしたいくらいどれも好き



      久遠・檜山さんが臣・神谷さんを抱きしめて
      「抱っこしてあげる♪」
      「いいからいいから、よしよ〜し」
      て慰める時の
      ちょっと恥ずかしそうな神谷さんのテレ笑
      「なんですか、それ」が可愛かった
      何だろうこのトーンの檜山さんとだと受×受ぽいんだけど
      どことなく攻×受けというか・・・・
      こんな酷い慈英より優しそうで聡い久遠でいいじゃない!!っとか
      少し思ってしま私ました・・・・ハハハ
      私檜山さんの声が無条件で好きなので



      犯罪者を取り押さえて怪我した後
      記憶のない慈英に「慰めてほしい」ていうところ
      落ち込んだり怒鳴ったり泣いたりしてたけど
      ずっと慈英を見守っていて遠慮して一歩引いていた臣が
      「慈英をちょっとだけ俺に貸してほしい」
      この時、初めて記憶のない慈英に甘えたシーンなんですよね
      それまでの気を使って戸惑った優しい声じゃなくって
      色んなものを飲み込んで理解して答えを出した
      慈愛に満ちた優しい柔らかい声なんです
      トーン自体がすごく穏やかで凪いでいて泣いたりしてないのに
      胸が締め付けられるほど切ないの
      「切ってくれていいよ・・・」
      「慈英がいいならそれでいいんだよ」
      これ以降の慈英と一対一になるシーンでの臣さんの声が
      この慈愛トーンなんですよ
      それまでの臣さんと違って乗り越えてる感がありました
      「お前が好きだよ」
      「死ぬまで愛してる」
      て言っても
      ただ自分が愛してるだけでそれで良くって
      もう慈英が自分を好きだとか関係なく全部愛してるんだなぁって
      泣いてないし混乱もしてないし揺れ動いてもいない
      芯が通って悲しみすらない境地に行ってるのに
      聞いてる方はすごく悲しくて切なかったです
      泣いてないのに心が泣いてるのが伝わる演技でした



      「もう忘れないで・・・・な?
      俺のこと・・・知らんぷりとかしないでくれ」
      「手・・・放せて言われたの本当に痛かったから」

      ここのシーンすごく原作で好きだったんだけど
      セリフの声の震わせ方や間の取り方ブレス音ととか聞いたら
      もう泣いちゃったよ〜



      「キスしたぁ!!」が可愛かった
      ほのぼのシーンがすごく少ないんだけど
      ここでちょっとクスッとしました



      慈英が絵を描き始めたのを見つけての
      「遅ぉい!!」
      想像と違って言い方だったんだけど
      すごくすごく感動した〜
      「いるよいるから」の甘く優しい言い方と
      三木さんの慟哭
      (この三木さんの泣き方すごくリアルだった)
      泣き崩れる臣さんと涙声のセリフなんですが
      神谷さんこういう泣き演技だったけ???とビックリしました
      何回か聞きましたがどうも泣き演技がワンパターンというか
      下手じゃなくって違うCDでも同じようなパターンで泣いていて
      あと、比較的キレイに泣く演技だなぁっと思っていました
      一部ではべた褒めされていましたが
      私は泣き演技より笑い演技のが神谷さんはバリエーション豊かだし
      リアルだし感情表現も溢れてる印象なんですよね
      今回臣さんは良く泣いていたんですが
      一人で泣くのと他の人がいるのと、その人が誰なのか
      どういう状況なのか場所なのかそれぞれで微妙に泣きが違う
      特に最後は鼻水たらして顔をグチャグチャにして嗚咽しているような
      今までの綺麗な神谷さんの泣き演技と違って意外でした
      それと共に感情の決壊する様子が出ていてスゴイな〜っと






      長くなりましたが
      全体に神谷さんの臣さんっぷりが素晴らしかったということです
      こんなに長々書いても書き足りない気がする〜
      ともかく、この神谷さんは色々必聴です
      エロ的な意味ではなく演技的に良かった
      可愛さや色気は他作品のがあると思うんですが
      細やかな演技が素晴らしかったんです
      エロ少ない作品でいいので良作BLCDに年一で出て頂きた〜い
      本当にそう切望しちゃうくらいイイ演技でした
      これまでも「神谷さんの新作聞きたいなぁ」て思ったけど
      これからもし出るのなら重〜いシリアス二枚組作品がいいなぁ






      全体的な感想と言えば
      今までの番外編【さらさら】までと比べると
      何かがちょっと物足りないかな?と思いました
      何が違うのか???と調べてみたいら
      【さらさら】から崎谷先生が脚本なんですねぇ
      【さらさら】【やすらか〜】みたいな短編では気にならなかったけど
      長編作品になるとやっぱりちょっと違うな・・・・と
      小説書くプロと脚本書くプロではやっぱり違うというのもあるし
      原作者故に客観的な視点じゃなくって
      自分が出したい色が出てしまうというか。。。。


      ええ、スイマセン
      私がどんなに言葉を尽くしても結局コレですよね
      絡みシーンを
      カットしすぎなんだよ〜
      下世話でスイマセン
      別に絡みばかりが大事だとは言いませんよ
      絡みがない【同級生】だって好きだし
      二枚組で一回しか致してない【SIMPREX】【ハピネス】とか
      エロ薄作品でも好きな作品あるんです
      ですが【しなやかな熱情】で私初めてBLCDで
      エロ切ないという新ジャンル
      エロシーンが感動して泣けるという境地に陥ったのです
      「こんなに苦しくて切なくて泣けてエロいなんて!」というね
      このシリーズはだから、そこを削ってしまうのは勿体ないっと
      慈英臣はエロシーン含めて愛物語なのにな〜っと思ったのです
      最初のシーンが軽めなのはまだいいんですが
      両想いになってからの最後のシーンは長くしなくても
      もうちょっと感情面を引き出した絡みにして欲しかった
      いかにも「駆け足です」みたいな絡みだったんですよね
      あんなに我慢して切なくて悲しい思いをしたんだから
      もっと優しく甘く愛情豊かに臣さんをとろけさして欲しかった〜



      そういうわけで
      神谷さん&三木さんの演技は本当に素晴らしい
      今作がもしかしたら一番演技はいいかもしれません
      ですが、全体的な作品としてのクオリティでいいますと
      私は物足りなさを感じました


      この作品だけ聞けば
      他の良作BLCDに引けを取らない完成度だと思います
      ただ・・・前作までの期待が大きかったこと
      照英さんの演技力
      必要なシーンといらないシーンの選択
      このシリーズの特徴のエロ切なさが少ない
      などが色々相まって、私は三部作までの出来のが好きです










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