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    • 2014.11.05 Wednesday
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    【本当のことは言えない】椎崎夕

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       面白かったな〜

      何だか好きだった
      この作家さん【恋愛以上】が結構面白く読めたので
      他の本も読んでみよう!と思って
      一気に5冊ぐらい購入して立て続けに読んみました

      BLじゃない小説で賞を取ったので読んでみた方が
      面白くなく、それ以降その作家さんを読まずにいたのですが
      新聞の書評で気になる方が気になる紹介を
      この私が面白くない!と思った作家の本にあてていて
      何となく読んだら面白かったのね〜
      「同じ作家でも短編と長編、扱う題材、初期と後期
       自分の年代や気分などでこうも読み口が変わるのか!!」と
      発見して以来は、気になる作家は一先ず3〜5冊は読むようにしています


      で、この椎崎さんは【恋愛以上】は結構良かったのですが
      他の作品はそれほどでもなく・・・
      ちゃんとあらすじみて挿絵みて私が好きそうな作品を選んだのだけど
      どうも萌えが足りないというか、後一歩甘さがないような
      ハマりきらない感じがしたのです

      私はこの椎崎さんの作品を「良いな〜」と思ったのは
      物語が丁寧なんですよね
      ある種、しつこいぐらい丁寧なんです
      出会ってすれ違って誤解して素直になれなくて・・・
      という、BLアルアル展開においてあっさり書きがちな心理変化を
      事細かにそのつど無理なく詳細に書いてある
      また「誤解」「素直になれない」などの理由付けや
      何でそうなってしまうのかの現象・事件も
      「無理やり展開だな〜」
      「この問題でそういう心理描写になるか?」というのがなく
      人物が取る行動が性格や環境や現実的に整合性がある

      BLにたまにある「なんだ?この事件は・・・・」という無理がない


      文体も丁寧、心理変化も丁寧、人物も丁寧、事柄も丁寧
      読んでいて無理のない展開なので納得できます
      そこが私は好きなのですが

      その長所である丁寧さが短所でもアル気がします
      「もういいからくっついちゃいなよ!」とか
      「グルグルしてうざったいな〜」とか
      すべての丁寧さが描写のしつこさに感じてしまう気もする

      BLなんていうのは、男同士が出会う→くっつくまでの話
      読者は攻め受けがどんなにすれ違ったり悩んだり反対されたりしても
      最終的に恋人同士になるのを知っているんですよ
      その過程を楽しむわけなんですが
      実際には男女の恋愛すら思い通りにならず
      男同士であればさらに難しいこともあるでしょう
      登場人物達が悩むのも仕方がないことなのですが
      そこはBLですがらハッピーEDが約束されているわけですから
      「ある程度悩んだから、早く恋人同士になった甘甘が読みたい」わけです

      その微妙な落としどころまでが椎崎さんは長い・・・・
      ですが、無理がなく整合性があって丁寧ではある

      なので、そこら辺を「丁寧だな」と思うか
      「じれったい」と思うかで評価が別れそうな作家さんです


      私は地味〜な話が結構好きなので、文体とか色々好きです
      話的に面白いんだけど、凝った設定や他にないBLもいいんですが
      地味だけど丁寧な話が好きなのです
      でも、この「丁寧な話」というのがBLにおいては難しい気も
      あらすじはほとんどテンプレでもいいから文体が整ってないとイヤ
      過度に綺麗な文じゃなくってもいいから、整っていてほしい
      この整っている感じ・・・上手く言えませんが
      それをBL小説で見つけるのは「読みやすい文」「萌える話」を見つけるより
      難しいんですよね・・・私には
      文の使い方が間違ってないとか、作者のクセのある文とかでなく
      上手く言えないけど「自分にしっくりくる文」てあると思うんです

      例えば英田サキさんとか人気があるのがわかるんだけど
      どうも私には文体がしっくりこない
      話は面白くてするする読めるんだけど、ハマリきれない

      反対に、水原とほるさんは私の萌えとは違うし
      展開や攻の行動とか受の弱さとか話が余り好きじゃないことが多いい
      でも文体がなんだか好きなんですよね
      読んでいてちょうど良い心地よさがある
      (でも、萌えないし、嫌いな話もあるんだけど読んでしまう)

      木原さんは文が上手いな〜、結構好きかな〜と読んでいる時には思う
      その感覚があるから何も読みたいBLがない時手が出るんですが
      「何度も読みたい」と読後に思う文じゃないのです
      話が好き嫌いとかじゃなくって、目で追う楽しみがある文体じゃないというか


      私は小説というは話の面白さや読みやすさだけでなく
      構成・表現・文体・テーマなどなど複合的な楽しみなので
      BL関係なくなると文学作品で
      「話はまったくもって理解できないし好きじゃないけど
       読んでいる時の文体が好き」という作家さんがいたりします

      そんな感じで椎崎さんは完璧じゃないけど
      絶妙に私にハマる文体なのです



      また、地味丁寧話が好きな私としては無理がない展開は好ましい
      じれったさはあるけど、説得力がないよりいいのです


      あと、私が思ったのは
      「文章と物語と伏線回収が丁寧で上手な崎谷はるひ」みたいだな・・・と

      私が読んだ作品がそうなのかもしれませんが
      *事件が起きる→受がいつまでもウジウジ悩む
      *電波or暴力or犯罪ヤローが物語を引っ掻き回す
      *女が結構いつもでばってくる
      *受が面倒臭い

      など、共通点が多いい気がします
      椎崎さんは崎谷さんと違って、事件に無理やり感がなく
      その事件に関係する電波ヤローの行動も突飛にならず
      取って付けた感じにならずに、わかりやすく
      解決する時もスッキリ綺麗にまとまる
      出張ってくる女キャラもイヤミがなく可愛らしいか
      読んでいてイヤな感じがしない

      崎谷さんのお事件BLをすっきり余分な説明と薀蓄抜かして
      わかりやすく描いたらこういう風になるのかな?と思ったりしました

      その反面・・・やっぱり私は色々アレなところもありますが
      崎谷さんが好きなんですよ
      崎谷さんはお事件や女を書かせるとダメですが
      萌えを書かせるのは上手なんだな〜っと

      椎崎さんには萌えが少ないんです
      上手く言えませんが、話に甘さがないとか以前に
      心溶かすような柔らかさや
      エロがないとかじゃなく、色っぽさや艶
      作家が提供する「受の可愛さ」ではなく
      読んでいてなんとも言えず受けが可愛く思える感じ


      もうコレはどんなに丁寧な話が書けても
      BL小説に置いては萌えが大事だから
      文体にアレ?と思うところがあって
      事件がお粗末で無理やり過ぎる萎え展開で
      あまり意味がなくイライラするような女が出張り
      話も恋愛部分意外があまりに面白くなく
      取ってつけたようなエピソードが満載でも・・・
      それでも!!
      恋愛部分に突入した時のキュン!とする感じは
      崎谷さんの小説にしかない甘切なさ
      (感動する切なさとは違うのですが・・・)
      それはもう他作家さんにはないな〜っと
      BL小説としてすごい大事だな〜っと思います
      他の悪いところを相殺してしまうくらい


      そういう意味で技術的?には椎崎さんが好きなのですが
      感情的&BL的にはどうしても崎谷さんだったりしました


      こんなに丁寧な話を書かれているんだから
      もっと恋愛の甘さがでてくれば
      この丁寧すぎる特徴もすべてが活きてくるのでは?と
      生意気ながら思ってしまいました




      この話は、変わり者×ひねくれ者
      BLアルアルのゲイだから親と縁を切られた受
      BLアルアル的には受は寂しがり屋で
      心のどこかで頼れる人を求めていたりするのですが
      この受はある程度スッキリしています
      心にわだかまるものはあるけど、自分の中でケジメをつけている
      寂しくて切なくて心に傷があって
      それがいつまでも癒えない・・・・という王道もよろしいのですが
      傷つきながらもちゃんと自分の心に留めてる受の潔さ?が好きでした

      ノンケの男とうっかり寝てしまい
      攻が惚れて、ほだされて付き合っていきますが
      家族の縁を切られるきっかけだった昔の恋人が
      幸せな家庭を築いているのを知って
      攻家族との幸せな団欒を体感してる受けは
      「元は攻は女が好きなんだから自分は離れよう」とする

      こう書くと、本当にBLアルアル展開
      この自分は家族と縁切り&攻の家族は仲良しの対比
      BL感動切な系では、その家族の団欒に
      受は自分のえられなかった家庭の温かさを過度に感じたりしますが
      今回は攻め家族と仲良くなり、受も愛着を持つものの
      それに変なノスタルジックや家族愛の飢えがなかったのが
      私は読みやすかったです

      自分の家族がダメだったから、攻めの家族で・・・・というのは
      BL的にはありだけど安直すぎるな〜と思っていたので

      また、仲良くしていた攻の家族が受とかなり仲良くしていたのに
      兄(攻)と恋人同士だとわかると距離を置くようになるのも
      何だかBLらしくなくて、良かったです

      BL展開的には
      「変わり者で誰とも長続きしなかった兄が本気で惚れた相手なら
       別に男でも構わない」となりそうで
      私も、そういう展開になるのかな?と思っていましたが
      「兄も受も好きだけど、何で男同士で恋人なの?
       友達じゃダメなの??」という妹が印象的だった
      BL的にはそこは妹が「二人とも好きだから私は応援するね!」となるのに
      そうならない・・・という
      この辺りのBL王道展開と変に現実的なかみ合わせが絶妙

      「そんなに簡単に恋人のために家族を捨てたり
       自分の家族がゲイだということをすんなり受け入れられるものかね〜」と
      いつも思っていたのです
      BLファンタジーなので有りではあるんですけどね〜


      あと、攻めが後半しつこいぐらい食い下がってストーカーぽくなるのも
      ヤンデレ好きの私としては好きでした
      意地っ張り受なので暑苦しいくらい我慢強くひっつくのが調度いいかと

      他の人に対しては理性的なのに、受に対してタガが外れるほど執着する!
      そういう攻が好きなので
      怖くしつこいく気持ち悪いぐらいに愛してる攻め様!!
      ダメな人もいるでしょうが好きでした〜
      ヤンデレ攻めっていいなぁ


      BL萌えてきにはもっと受を切ない造形にできただろうし
      家族の理解うんぬんも落としどころが別にあった気もしますが
      BL王道を踏まえつつ、現実的な冷静な面を差し込むというやり方が
      私は新鮮で楽しかったです


      ま〜、私は精神的に自立した受のホンの少しだけ弱い部分が好きなので
      全体的に弱いというか可愛らしい受けよりは
      面倒臭いぐらいの受造形が好き〜!!




      5冊ぐらい読んで、好きなのはコレと初読【恋愛以上】二冊のみですが
      この話が思いのほか良かったので
      まだまだ読んでみようと思いました
      ちなみにこちらはスピンオフ
      本編の方は朴訥攻×健気受ぽくって好みじゃにのでスルー
      前作知らなくても問題なく読めました


      かっこよくて強い受けが好き

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        受けも男なんだもん
        カッコイイ方がイイ!て私は思ってます
        綺麗で可愛い女はいる
        綺麗でカッコイイ女もいる
        でも、カッコイイ女とカッコイイ男って「カッコイイ」種類が違う
        男だから持つ「カッコイイ」を受が持ってる!というのがイイのです
        (可愛い受けの場合はまつ毛が長いだとかふんわりしてるとか
         小動物みたいとか、可愛さが女性ぽさを想像させるんですよね〜
         男故えの可愛さとかだったらいいんですけど
         そんなに小さくて可愛いのがいいんなら女にしとけよ・・・と思ってしまう)
        強さも男特有のモノに感じています
        腹筋が割れてる受けとかいいですね〜
        女性の腹筋がわれていても色っぽさにならないけど
        男の腹筋割れは色気や魅力になる
        男特有というのがいい



        【甘い水1・2】かわい有美子
        いや〜。二冊読んだらすごく良かった
        まず二巻のかわい先生も萌た美しい北上れんさんの表紙を見てくださいよ
        服を着込んでいるのに二人に流れる空気がエロい

        あと、一巻では攻めが何で男である受けに惹かれたか書いてあって
        二巻では受けが男である攻めに寄せる感情を書いてます
        BLにおいて「好きになったら男でも関係ない!」てだけじゃなくって
        「なんでこの人じゃないとダメなのだろう?」というのが書かれているのがイイ

        顔は綺麗だけど、SITとして身体能力が優れている遠藤ですから
        男同士でも「俺が守ってやる」とかならない
        自分で何でもできるし、下手な男より強い
        そして女相手ならば「守って欲しい」と言われる方
        でも、神宮寺はそんな強い男であることを知りながら
        「俺が守ります」て言うし実行するんですよね

        これ、受けが儚げ美人だったり、カワイコちゃんだったら守られて当然
        それがちゃんと強いんですよ
        強いのに「こいつになら守られたい」て思う
        心の許しようがイイの
        強い受けがいいのって「こいつの前だけは弱くなる」という特別感が
        より強調されるからなんですよね
        見るからに守ってあげたくなる受けだったら、別に攻め相手じゃなくっても
        他の人も必然的に守っちゃうと思うんですよ
        でも、普段は自分の足でたってどちらかというと守る側なのに
        攻めの前だけで弱る・・・というのがイイ
        男なのに守られてしまう!というギャップが強調されますよね〜


        それと今回当て馬の篠口さん
        なぜ優しくて頭のいい篠口さんじゃダメなのか?
        BLは「攻めじゃないとダメ」ととにかくそうな感じで
        ちゃんと説明されることがあまりありません
        「好きなのは攻めだけだから、攻めじゃないとダメ」
        確かにそうなんです

        今回はそこが書かれていた
        「もし死の淵をさまよった時にトドメをさしてくれるか?」と聞いて
        神宮寺はそれがどんなに苦しい決断でも実行してくれるけど
        篠口は相手が望んでいてもじっと待ち続けてしまうんですよね
        どちらが正しいと遠藤は言いません
        そして、どっちも苦しい決断で逃げではない
        ただ、遠藤には「トドメをさしてくれる人」が必要でそれが篠口ではない
        ということではなく篠口にはそれが出来ないのです
        また、苦しい過去を持つ遠藤と篠口では傷の舐め合いになってしまう・・・と
        BLでは辛い過去を持つ攻め様と心に傷持つ受けがくっつきますよね
        それが、結構当たり前に思っていましたし、それもそれでいいんですけど
        「傷の舐め合い」として「傷を共有しない」のが新鮮でした

        篠口さんのスピンオフが読みたいですね〜
        篠口さんは受けがいい




         【饒舌に夜を驕れ】かわい有美子
        これは↑より好きです
        リンク先の記事ですでに熱く語りまくったので割愛
        橋埜みたいに綺麗でかっこいい受け好き
        攻めが男惚れしちゃう受て言うのがいい

        続きが出るのかな??
        犬伏に片思いしてた色白美人後輩・高梁くんと飯田君の話かな
        正直・・・本編の攻×攻みたいな二人
        特に強くてクールでカッコイイ橋埜が受け!というギャップが好きなので
        綺麗で健気で可愛い高梁くん受はそんなに惹かれない
        強くて綺麗なんでしょうけど、男っぽさが足りないというか
        橋埜がかっこよい受けで私の好み過ぎた〜
        犬伏×橋埜の続きとか甘〜いのが読みたいよぉぉ


        【溺れる人魚】いつき朔夜
        水泳選手として体を鍛えてる受けです
        それが、タラシの男に篭絡されるのですが・・・・
        タラシた攻めの方が惚れきっちゃうという

        ここで健気受けならメソメソしそうですが
        純情でありながらも心も強い受けなので
        どうどうとタラシ攻めに対して対応していきます

        体もスイマーだから男らしい
        性格もさっぱり純情好青年
        こちらも北上れんさんの挿絵で表紙買いでした
        いつき朔夜さんは全部本買って、丁寧な文書く方だな〜と印象良かった
        でも何故かこの作品しか萌なかった


        【銀月夜】夜光花
        銀の続きはないの〜!!!!
        シリーズ的には「銀お前何やってんだよぉぉぉ」て感じだけど
        黒髪クールツン美形強いって好みドンピシャ
        で、シリーズ中ベスト5に入るぐらい強いのに受けですよ
        平気で攻めをガンガン殴ったりします
        なので、攻めは寝込みを襲ってばかりなんですね〜
        起きてるときに襲うとボコられるから

        クールで強い受けが気持ちよくって乱れちゃうのがイイ
        何か、銀は恋愛に対して自覚がなくって
        佐倉が一生懸命なのが可愛いですし
        どうにか佐倉に報われてほしいので続きを〜

        でも、余り銀は人気なさそうだし無理かなぁ
        夜光作品で一番好きな受けなんですが


        【エスコートシリーズ】

        一重の受けが好き

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           受けちゃんて大概、二重ですよね
          でも、私は一重のが好きです


          これは私が、普通に男性の一重〜奥二重が好きなのもある
          二重の美形を見ると
          「綺麗な目だな」「カッコイイな」と思います
          ですが、それは観賞用で恋愛に直結しない
          映画見て「この俳優カッコイイな」と思うのと一緒だし
          おいしそうな料理見て「おいしそうだな」て思うような
          一般的な意見としてなんですよね

          女性のパッチリ二重の可愛い子ちゃんは好きです
          どちらかというと、男性の二重より断然女性のが好き
          純粋に「かわいい」と思います

          私は「二重」=「カワイイ」なんですよね
          どんなに男性の目以外がワイルドだったり男ぽくっても
          二重でキラキラしてると目だけは可愛く思えてしまったりする

          その点、一重は「クール」「鋭い」などのイメージがある
          目が細い、小さい男の人とかも好き
          「かわいさ」がなくて「男っぽさ」だけを感じられるからかもしれません
          (関係ないけど、ボクサーの方は一重率が高くて好きな顔が多いい)



          この私の現実での好みと合わさり、BLでの好みについて
          目がパッチリしてる=カワイイイメージなのですが
          私は可愛い受けが苦手
          BL色々読んできて、眦が切れ上がった細目のカワイイ受けって見たことない
          目が細い=クールに思える
          私は何かしら男っぽさが残っている受けが好きなのです
          (精神的に強かったり、腹筋が割れていたり、武術に優れていたり
           顔が男っぽかったり、女に男性としてモテモテだったり 仕事ができたり)
          男っぽさ=クールさ=一重って図式が何となく
          私の中で萌と現実の好みが合わさって出来上がっちゃってるのかなぁ〜っと



          また、他の好みとして基本が黒髪(短髪)受けが好きなんだけど
          黒髪って東洋的というか日本人らしいじゃないですか
          日本人らしい色気ってどんなんかなぁ?と思う時
          その一つに歌舞伎が私の中であるんですが
          歌舞伎役者を「綺麗」「色っぽい」とか言っても「カワイイ」とか言わないし
          その色気の一つに伏せられた切れ長の瞳だったり
          独特な意味ありげな流し目だったり
          それを男性がしている!!というのがまた何とも良い
          黒髪の美しい細目の色気美人って日本的でいいじゃないですか!!という
          私の「日本的な美しさが好き」という嗜好もBL萌に影響しているのです


          これらが複雑に絡み合い
          別に男らしいわけでも、特に日本らしさを強調してなくても
          一重というキーワードだけで
          以上に挙げた私のすべての嗜好を刺激しまくってるようです



          でもね、でもね、一重受けってとっても貴重
          滅多に見つかりません
          それでも私はBL小説の一重受けが読みたいのです
          挿絵も重要です
          一重と書かれていても、何故かキチンと二重線を入れる挿絵家さんもいますし
          また、作家さんがどれだけ一重を色っぽく書いてくれるかも大事


          そんな中、私の厳選一重受け小説
            ↓↓↓

          【進行性恋愛依存症】かわい有美子 (絵)今市子
          私が一重受けの素晴らしさに目覚めた一冊
          スーツに身を包んだ仕事が出来るクールな秘書が
          メガネ越しにしっとりと瞳を潤ませてる様子がたまりません
          過剰に垂れ流すのではなく、抑えても滲むように漏れる色気がいいのです

          過去編はとっても一途で健気で可哀想なほど尽くしまくる受けなのですが
          この時は一重描写に色気よりも薄幸さを出させて
          大人になって秘書になったら、色気たっぷりなのがいい
          仕事の時は一重の瞳が冷たく冴えている対比も素敵

          また、今先生の絵が!!
          一重=和のイメージがある私としてはどこか懐かしさのある今先生のタッチ
          その繊細さが何とも言えずに雰囲気をだしてるんですよ〜!!


          【しじまの夜に浮かぶ月】崎谷はるひ (絵)おおや和美
          崎谷作品で一番読み返してる作品です
          王子様系金髪碧眼攻め×黒髪一重自虐受け
          私、ウジウジしてる受けって苦手だったんですが
          大人受けがウジウジしているのは崎谷作品で好きになった
          色々、ま〜この受けちゃんの行動や思考はツッコミどころがあるんですが
          黒髪一重の和顔でこれなのか〜と思うと可愛く思えてしまう
          どうしようもなくウジウジなのにエロエロで
          それを優しくフェミニストっぷりを発揮して攻めが甘やかしていくのがイイ
          このカプの短編が入った【波光より、はるか】【involtini】も好き
          特にこのオムニバス短編の方は中のカラー絵がすっごく好き
          寝起きの薙(受け)にケネス(攻)が優しく頬にキスしてるのですが
          それがハグみたいな軽いわりに甘くていいんですよ〜
          他キャラから見る二人みたいのもあって新鮮だったりします

          おおや先生の柔らかいタッチで書かれる一重受けは
          優しさと可愛さがありながらもスッキリしていて
          まぶたを落とした顔は色っぽくって新鮮でいいです


          【フリージング・アイ】華藤えれな (絵)雪舟薫
          猫目のクールビューティ知的美人
          しかも、京都出身でしっとり色気たっぷり情念たっぷり
          一筋縄でいかない真の強さがあるのがいいです
          和服が似合っちゃってるのもいいんですよ〜
          ちゃんと黒髪なのも素敵です
          そんな猫的曲者京美人に惚れて、年上大人包容力攻めが振り回されています
          CD化もされていて、この猫目美人を神谷さんが演じています
          正直、演技がちょっと今の神谷さんに比べると固いんですが
          それがこの受けのツンツン硬質の折れなさっぷりにピッタリハマってるし
          声質の綺麗な透明度と鋭さもキャラの美人さを上げています

          挿絵は雪舟さん・・・・
          もうね、表紙の黒髪スーツ美人っぷりを見てくださいよ
          何もおっしゃることはありません


          【花の迷い仔】沙野 風結子 (絵)小路 龍流
          シリーズものです
          この作家さん最近知ったのですが、面白いですねぇ
          中国や裏社会を扱った作品を今のところ選んで読んでますが
          どれも描写が丁寧であまり「なんちゃってBLお事件」感がなく
          適度にスリリングでBLにしては色々ハードだし
          安直に二人がくっついたらすべての悩みは解決しました♪とはならない
          文も甘くなくて好みです
          シリーズの中では他カプ達のが出来が良かったりエロかったりしますが・・・
          今回は別シリーズの方も絡めてきていて、両方シリーズ追ってると二度楽しい
          そして、私はこの受けがずっと読みたかったの!!
          柳という裏社会の一派の三男です
          これが冷徹で鉄仮面みたいにクールな黒髪一重です
          頭もキレて体を鍛えていて強くて裏社会でも一目置かれていて
          ホストの時は女にモテモテなのに、高校の時からの友人に片思い
          片思いの相手にだけは鉄仮面が崩れます
          そして、体だけ慰めたいと複数プレイを定期的にしているエロさ!!
          瞳の潤み方の描写も一重ならではでした
          目の幅が小さいからこその色気というか
          何でも出来るクールなエロエロ受けが堪りませ〜ん
          それにガッツくのはこれまた年上の男に片思いしている不幸な年下攻め
          別の人が好きなはずなのに、柳のエロさにガツガツしちゃってるのがいい


          絵の小路さんはスッキリとした綺麗な絵で書き込みはあまりないのに
          独特に色気がある
          ねっとりハッキリした色気じゃなくて線はあっさりしてるし
          すごく構図がこってるわけじゃないのに色っぽさがあるんですよ〜
          この小路さんの絵が見たくて絵買いをしてみたんですが・・・・・ダメですね
          よかったのはこの沙野さんの作品だけでした、私の買った中では
          (大人同士がいいので、あきらかに可愛い受け絵な作品は買ってませんが)
          柳の冷たい美貌と一重が小路さんのスッキリとした絵柄とあっています
          もっと小路さんの柳が見たいな〜







          他にも一冊、平安時代からタイムスリップした黒髪一重公家受けも読みました
          ただ、こちらはエロコメみたいなキャラは好きだったけど
          内容や文章や一重表現に何にも印象に残らなかったです
          崎谷はるひ【Answer】の受けも一重なんですが
          崎谷作品では個人的には薙ちゃん押しです


          こうやって書くと、私の好みもあるけど大人クール受けですね
          二面性があるタイプでもある



          水原とほる、鳩村衣杏、砂原糖子、高塔望生、夜光花 
          これらの作家さんで一重受け読んでみたいものです
          挿絵では蓮川愛さん梨とり子さん三池ろむこさん当たりの一重受けみたいな〜
          (小椋ムクさん好きだけど、あの絵は一重似合わなそうだな・・・・)



          これからも一重受けをポチポチさがしていきたいです



          高塔望生

          0
            成宮ゆりさんと共に一気買いしたBL小説家さんです


            まず展開がすっごく毎回王道!

            借金・会社の倒産など何かしら困っている受けちゃん
            資金才能権力などがある攻め様に助けるために出した条件は
            受けちゃんの体を差し出すこと・・・・


            攻め受けの背景など悩みなどが違ってもほぼ毎回この設定
            なのでこの設定が苦手だと面白くないのかもしれませんが・・・・
            私はアラブ・兄弟とかBLで、大体決まった展開になる設定が好き 
            王道の良さがあるというか
            決まった展開だからこそ、作者の特徴が出る気がします

            夜光花さん 榎田尤利さん 木原音瀬さん 英田サキさんなどなど
            毎回、BL王道とは違う設定・展開を読ませてくれるBL作家さんが好きだと
            「いつも設定が決まっている王道展開」は面白みがないのかもしれませんが
            私がなんでBL王道が好きなのかなぁ?と思ったときに
            BL関係ない一般小説(ラノベのぞく)では変わった話が好きなんですよ!


            途中まで謎解きミステリーだと思っていたら探偵が殺されて
            本の3分の一ぐらいが純文学並みの重くて暗い殺人者の人生振り返っていたり
            主人公3人が最後で全員死んでしまって、黒幕?みたいのが最後のモノローグ担当だったり
            普通の生活していた姉がSでもないのにイキナリ職業・女王様になってしまったり
            フラれた女の子を「ただ観察してるだけなんだよ〜」と言いながら明るくストーカーしてたり
            引きこもりのニートが天然記念物のトキを盗み出すことに真骨注いでいたり

            「これ、変な話っぽいなぁ」と思うと読みたくなってしまう
            (そして、面白いと他の作品は普通の話ぽくっても一気に作家買いしてしまう)
            一般小説の枠組みや縛りのない自由でありながら小説的にある一定のラインを越え
            緻密に計算された作品や豊かな表現力ある作品を読んでいると
            BL小説にはあまりそういうのを求めなくなってしまう
            ちょっと前は求めていたんですが、色々読んでいて
            そういうのを求めるのは畑違いだな〜と思うようになっていったのです



            BL小説=萌小説でもあるので
            (それだけとは言いませんが)
            縛り=攻め受けがくっつかないといけない&エロなどがあるんですよね
            お話自体を面白くしようとしてたくさん書き込んでいても
            それが萌に繋がってないと面白くない
            だから極端にミステリーに特化して小説として完成していても
            メイン二人のBLがないがしろだと面白くなくなってしまう
            アクションシーンなどが上手くかけていても
            BLでは絡みや甘いシーンが上手いほうが楽しい

            特別上手な文章じゃなくっても、BL=萌が書けていれば
            意外とどうにでもなってしまうんですよね〜


            なので、まぁ・・・・
            木原さん夜光さん榎田さん沙野さんなど楽しく読みますが
            「もう既に展開がわかっているBL王道」のBLならではの話が私は好きなのです
            だって、使い古されてるしいっぱいあるけど

            その王道展開はBLでしか読めない


            ミステリーやファンタジーや心理戦やシリアスや痛いのはBL小説じゃない本で
            BLより凝った内容や突き詰めた話や繊細な表現文章で読める
            でもBL展開の小説ってBL以外では当たり前だけど読めないのです
            BL小説しか読まない人からしたら
            「またこの展開?何か捻りはないの〜?」てなるんでしょうが・・・・
            一時は年150冊ぐらいミステリー文学エンタメ古い作品ルポエッセイ恋愛などなど
            この年まで読み漁っていた私としては
            反対に王道が新鮮だったりします



            そんな中、この高塔さんが私のお気に入りになった理由は
            比較的余り興味がないBL小説内での仕事描写が面白い
            BLで仕事の話するくらいなら、私は恋愛の話をしてほしいタイプ
            ミステリーや事件はまだ物語を動かすものとして楽しく読めるんですが
            仕事話はそんなに好きじゃない・・・・
            好きなのもあるんですが、近年の崎谷作品でほとほと仕事BLが得意じゃなくなった

            高塔さんの仕事BL話は恋愛の方もそうですが王道です
            もう分かりきっているんですが、細かいところにちゃんと整合性があり
            無理がなく、問題→解決までがスッキリしてるんですよね
            「何なの!?いつの間に解決してるの?」
            「それで本当にいいの???」
            「何だか色々突然だな〜」  みたいのがない


            いきなり何でも出来る攻め様が現れてサクッと問題解決!とかではない
            万能攻め様さんですが、それなりに努力して苦悩してますし
            万能ではあるけど「潰れかけた会社」とかがトップが変わったからと言って
            すぐに持ち直したりしない、軌道に乗り始めるまでに2〜3年はかかっている
            そして、小説内で軌道に乗せるためにどんな開発・発見・変更・改革が必要か?という
            細かいプランが書かれています
            こう書くと退屈仕事話ぽいんですが
            そこに受け自身の人間的成長と二人の関係が絡められていて
            会社を立て直すために二人はぶつかり和解し同じ目標に進んでいきます


            受けの仕事の上での成長もBLによくある
            行き成り会社が持ち直すようなスゴイ発見・開発をする という
            ありえない展開ではなく
            何度もレポートを出し却下されたり、プレゼンを失敗したり
            その中で自分のどこがダメなのか見直したり
            今までは見過ごしていた子会社に足を伸ばして現場の声を聴いたり
            攻め様の仕事っぷりを見て、自分に足りない知識を勉強しなおしたり
            コツコツ地道に仕事を見直して、その結果何かしらの活路をみいだしてるのです

            攻め様の万能力に頼るだけでなく
            受けが自力で少しずつ道を開いていく様子が
            BLにあるシンデレラストーリーやマイフェアレディーじゃなく
            主人公成長モノとして面白いんだと思います


            私は何度も書いちゃってますが
            「誰かに頼って守られてる受け」が苦手
            女の子ならそれもいいんだろうけど、男なんだから多少は自力で頑張って欲しい
            BL受けちゃんは頑張ってるけど報われない→攻め様が助けてくれる
            こういう王道はもちろん王道好きとして堪らないんですが・・・・
            「頑張ってる」としながら頑張りや女々しかったり、要領悪いと
            「それが報われないのはお前が悪いんじゃないか?」となるので
            正しい方向に頑張って成長している受けは
            受けでありながらしなやかに強くて好きなんですよね〜



            また、もうひとつの高塔作品好き要素は小道具です
            香水お酒料理街並みなどの五感に訴える描写が上手い!
            香水でもちゃんとキャラにあった使い方をしています
            メジャーな香水を使っていても「ただ何となくこの香水を知っているから使った」ではなく
            作者自身色んな香水を知っていてその中からキャラにピッタリなのを選んだ感じがする
            別に、実際に香水の知識がなくてもいいんですよ
            ただ、マレに「私こんなのも知っているのよ!」という作家の自我が見えるのは萎える
            そうじゃなくって、キャラ用にちゃんと考えてるのが伝わってくる
            料理でもそうです
            たま〜にBL関係なく料理の描写は鼻に付くのがあります
            「私、こんなのも作れるんですよ!」とか
            多分実際に作ったことないような料理本移した感じがする
            「こんなスゴイ料理も知ってるんですよ」みたいな
            どうして、そういう感じがするのかわかりませんが
            たま〜にそういう作家の自我?押しつけ感がある場合がある
            料理描写自体が悪いワケじゃないんですよね
            すっごくサラっとなんのこだわりなく書いてる方や上手にまとめあげてる方や
            とてもリアルに美味しそうに丁寧に書いてる方もいるので
            そんな中高塔さんは押しつけがましくなく、それでいてちゃんと美味しそう
            料理を普段しない攻めが鮭缶で作る鍋とか
            大雑把で簡単な男の料理で見た目良くないだろうにおいしそうだったり
            これが料理しないはずのキャラなのに変に上手なもの作っていたり
            在り来たりの適当な鍋じゃないのが
            キャラを良く活かしていたと思います
            料理一つにしてもキャラの性格が出ているのが面白い
            反対に料理上手なキャラが得意がって簡単オリジナルソース作っていたり
            酒のつまみに簡単だけどおいしそうな短時間で作っていたりします
            「男だからここまで丁寧にしないだろう?」
            「ササッと作るツマミにしてはこの料理時間かかりそう」
            「こんなモノ普段作るか?」という細かいモヤモヤ感がないのがいいです
            しかも、実際ちょっと美味しそうで作ってみたくなるんですよね〜


            お酒の薀蓄や街並みの書き方も素敵です
            作者が自己満足で書いてるのではなく
            「この素敵な感じが伝えたい」という温かさ?と
            ちゃんとキャラにそった小道具を揃えているのが魅力でした
            そのちょっと丁寧に表現される物事によって
            キャラがイキイキしている気がします




            すべての出版してある作品を完読しましたので
            その中から私が特に好きだったらお薦め作品

            【モード・アムール】
            服飾会社立て直し物語
            受けは一度攻めに抱かれていて好意を持っていますが
            会社を立て直す条件に体を要求されます

            コレクション開催まじかに必要な布が確保できなくなり
            在庫があり今まで交流がある会社の和紙を布かわりに使うことにします

            ここの受けの決断が個人的に好きです
            「和紙にしよう」というアイディア先行ではなく
            会社の付き合いである程度無理が聞いて、在庫があって確保しやすい・・・という
            仕事の上でできそうな方を選んでいるのがリアルでした
            BLだと攻め様の謎のツテで解決しそうなのに、そうならなかったのもイイ


            【双子座は背徳の巡り逢い】
            ちょっとミステリー調
            双子の兄が亡くなり、彼の面影を求めて双子の主人公がバーに行きます
            途中で気づきましたが、読者と主人公へのミスリードの仕方がスマート
            何も考えずに読んでいれば騙されるぐらい滑らかにリードされます
            BLミステリーの場合「そこまでやったらやりすぎだよ」という謎解きや
            「それはちょっと安直じゃないの?」の面白みがないミステリーとも呼べないもの
            「何なんだろう・・・・これ」みたいな謎自体放棄したような酷いものもあるので
            キレイに後味スッキリまとまっているのが良かった


            【愛しうる限り愛せ】
            珍しく年下×年上
            比較的この作家さんは年上受けが多いい印象
            受けを脅して体の関係を迫る攻め様が多いいし
            そのためには仕事で成功してたり金持ちじゃないといけないので
            年上攻めも妥当
            こちらは年下攻めですが万能攻めなのは変わりません
            ただ、珍しく攻めモノローグなのと年下なのが相まって
            とっても受けちゃん好き好き具合が強く良いです
            さらに、後日談の海外旅行編にて受自身も乗り越えたトラウマを掘り起こし
            もう一度トラウマを乗り越えさせる攻めの懐の深さがいい

            旅行の様子もただ華やかな海外の一面を出すBLドリーム海外じゃなくって
            実際に高塔さんも行って楽しんだんじゃないかな?と思わせる
            温かな土臭さとリアルぽさが良かったです


            【夜が明ける前に】
            会社立て直しモノ
            旧体制と新体制の間に板挟みになる主人公がリアル
            普通社長攻めがイジメ?られている受けを助けそうなものだが
            普通に考えると仕事をしていて、そのグループ同士の派閥争い的なものに
            大人が大人に口出すってないですよね・・・・・
            その人個人が憎いんじゃなくって、仕事上で憎いわけですし
            そういう会社の中の自分の居場所や仕事のやりにくさ大変さの書き方が現実的
            ちょっと違うんだけど「あ〜わかるわかる」と仕事してる人は思うところあるんじゃないかなぁ

            攻めに頼るのではなくて、これまた自分で物事を解決していく受けがイイ
            信頼している攻め様も素敵です


            でも、一番好きなのは最初に読んだ
            【ムスクの甘い誘惑】だったりします




            ちゃんとした仕事・丁寧な人物背景・おしゃれな小道具・無理のない心理描写
            王道を書く上でとてもしっかりした土台があって改めて好きです


            最後にひとつだけ難点があるなら
            エロがあまり色っぽくない・・・・・
            しっかり、それなりに枚数多く、何度も書かれているんですが
            正直私、絡み部分飛ばし読んだりしました
            それより攻め受けの関係や心の寄せ方や会社立て直しの方が気になってしまって
            BLの楽しみの一つである絡み以外が面白い
            また、絡み自体よりも、しっとりしたやりとりや苦悩する受けやら
            強引なようでいて甘い攻めさまやらのが色っぽかったりします
            高塔さんなら丸っきり絡みをカットされていてもいいぐらい
            絡み以外のところが面白かったりします

            成宮ゆりさん

            0

              私はBL関係ない小説読みの時から作家買い派です
              お気に入り作家ができるとガ〜ッ!!とまとめ買いするタイプでして
              一般文芸作家だと題名・あらすじ・パラ読み・インスピレーションで買える
              インスピレーションで買っても余り外れないし
              題名が好きでず〜っと気になっていて買わなかった作品とかあって
              やっと買って読んだ時に「あ、やっぱりイイな」てなることが多いい


              ですが・・・・BL小説だとこの小説選びが余り適用されないの〜!!!
              題名はBL小説にとっては余り意味がないもの
              (崎谷さん岩本さんとか私が好きな方もシリーズモノはゴロで題決めてそうだし
               一番BL作家で好きなかわいさんも題名付けるの苦手だ・・・と言ってるし)
              あらすじはBLではアラブや兄弟モノとかの王道が結構好きな自分としては
              大概意味がない・・・・というか、あまり凝った設定はたまに読めればいい
              (だから英田さんとか木原さんとか上手い!!と思うけどたま〜にでいい
               夜花さんだけ別腹だけど)
              でも、王道展開を書いてるからといって、文体やキャラ設定などで個性が出るから
              あらすじが気に入った話が自分が好きな話とは限らない
              (面白いんだけど萌ないBL小説とかもあるし
               下手くそなんだけど自分の萌にピッタリの作品もあるし・・・)
              インスピレーションはBL小説の場合、結構表紙の印象で左右される
              一般小説(私はラノベは苦手なのでほとんど読みません)は登場人物が顔が書いてるものって
              そんなにないんですよね〜
              でもBLやラノベ系って男女モノ問わずにキャラ絵が結構大事じゃないですか
              お話面白くても挿絵が気になると最後まで気になったりするし



              よって、自分好みの作家買いできる方を探すのがBL小説では大変なのです
              BL漫画は絵が好みだと読めるし、雰囲気が伝わってきますが
              BL小説の場合は必ずしも挿絵と話の雰囲気が一致してるわけじゃないから
              読んでみないとどうなのかわからない・・・・と
              なのでかなりBL小説を読むようになりましが、未だに作家買い出来る方は少ない
              岩本薫 砂原糖子 かわい有美子 凪良ゆう 夜光花 崎谷はるひ
              この6名ぐらいです・・・・・
              (最近崎谷さんは買わなかったりもする・・・
               きみの手〜続編・過去作品新装再販はそう言えば買ってなかった)
              たまにBL少々が読みたくてたまらなくなると手を出すのが↓
              榎田尤利・木原音瀬・水原とほる・鳩村衣杏・水壬楓子
              文章が整って読みやすいので萌関係なくハズレが少ない・・・・
              でも、全作品コンプする程好きってわけでもない
              新作を絶対買うわけでもない


              この常時買いできる作家さんを増やしたいの〜!!





              で、毎回前振りが長いのですが成宮ゆりさんです
              もうすっごいどの作品の受けも私好み

              女にも普通にモテていて、見た目もカッコいい受け
              男が好きだけど普段は攻めをやる美形受け

              基本↑なのです
              ようするに受けなんだけど
              身長が高く、男ぽさがあり、見た目女々しくない受けなんです

              小さくて可愛くもないし
              女の子みたいに中性的でもないし
              細くて華奢で守ってあげなきゃいけなくもない
              目が大きくてクリクリしていて、さくらんぼのような唇をした小動物系でもない
              ↑こういう可愛いor美人受けの良さもわかるんですよ
              BLファンタジーなんだから、そういうちょっとナヨっとした男のが
              攻め様に守られたり、一途健気だったり、薄幸で庇護欲そそったりする
              でも、私個人の好みとして
              別にそういう女性でも持っている特徴がいいなら
              何も男を選ばなくってもいいじゃない・・・・と思うのですよ
              女の子みたいに可愛ければ女でいいじゃない
              小さくて華奢で健気で一途な女でいいじゃない
              目が大きくてまつ毛長くてバラ色の頬でピンクの唇の女でいいじゃない
              男の中からこの特徴の子を探すより、女の子で探した方が効率いいでしょうし
              見た目の可愛さに惹かれたなら「その人」である必要があまりない気がするのです


              だから、私のBL萌はます「受けがちゃんと男であること」だったりします
              見た目が綺麗系でも中身が責任感があって自立していて
              女性とは違う強さや頑固さやプライドとかがある男ぽさが出ていればいいです
              ぽややん白痴系が一番苦手かな〜・・・・
              「お前男としてどうなのよ!?」てなります
              いや、可愛いんですけどね
              最近はそういう受けも可愛いとは思うし、作品によってはいいんですけど



              「ちゃんと男」している人が
              悩んだり悲しんだり、普段と違う様子になるギャップがイイ
              女ぽくないのに、攻めに対してだけ女役を甘んじて受け入れてしまう
              葛藤や「お前だから仕方なく・・・」て感じがイイ
              普通の人から見たらカッコイイ系なのに可愛く見えてしまう
              攻めの前では可愛くなってしまうのが
              恋愛をしたから可愛くなってしまうというのがイイ

              可愛い受けは恋愛する前から可愛いんですよ
              でも、カッコイイ受けは恋愛しなければカッコイイまま
              カッコイイ受けが可愛く見える瞬間は攻め様のおかげなんですよね
              カッコイイんだから女とも付き合えるだろうけど
              女と付き合っても攻め様と付き合ってるような可愛さは出ないだろう・・・・という
              男同士のBLだからこその可愛さが好きだったりします


              それとBLによくある
              「男同士なのに・・・・」ていう葛藤が攻め受けどちらともに活きる
              受けが可愛かったり女性的だと
              「あんなに可愛いんだから男でもしょうがない」てなる気がするけど
              そうじゃなくって
              「女の代わりじゃない、のお前がいい」てなってほしい
              「男でもいい」じゃなくって、女にはない男特有の良さを出してほしいのです
              潔さだったりプライドだったり頑なさだったり仕事が出来ることだったり
              腹筋だったり男ぽさがある色気だったり

              私は男同士への葛藤がまったくないBLってモヤモヤします
              そこは、戸惑っておこうよ!!てなります
              男女モノのノリで男同士が普通すぎるのって意味がないというか・・・・
              多少の葛藤背徳感などがスパイスだろうし
              その葛藤が受けが可愛いとBLでは乗り越えやすいと感じます





              そんな感じで、ちゃんと受けが男っぽいのがこの作家さんの好き要素
              【その男、取扱注意!】【その男、侵入禁止!】
              元ヤンで180cmあって、ある程度ガタイがよく女にもモテるガテン受け
              真面目で物腰柔らかい隣人を抱くつもりで迫ったら
              実はドSエロで二重人格よりで抱かれてしまいます
              (こう書くとテンプレ攻めなんですが、エロ以外は始終受けに優しい)
              【そんな恋にハマるか!】
              横暴で手がすぐにでる怖い美形の先輩
              いつも抱く側(攻め)だったのに年下君にいいようにされてしまいます
              【恋はゲームというけれど】
              男が好きだけど一度も男と関係をもったことがない
              堅物真面目でちょっと遠巻きにされている上司受け
              【恋はフェアじゃないけれど】
              ↑の受の初恋の相手
              女顔で優しい男を抱こうとしたけど抱かれてしまいます
              【コイビト偏差値】
              高校の時に付き合っていた男が結婚してしまい行きずりの男と寝てしまう
              でも寝てしまった相手は実は自分の学校の生徒で・・・・
              そんなに遊んでないのに女慣れしているように見える先生受け
              女とも付き合ったことあるし、同僚の女教師をかっこよく助けたり
              生徒のイザコザを拳?で解決したり
              BLに良くいるおっとり優しい先生でも美人先生でもない


              などなどなど〜
              まだ全部読んでないんですが、全冊購入!!して楽しく読んでいます
              どれも見た目は受けが受け受けしくないのがいいな〜
              それでいて別にツンデレ受けとか男前受けってわけでもないのです
              このさじ加減がまた好き



              そして・・・・挿絵に桜城ややさんが成宮作品には多いい!!
              私、桜城さんの絵が昔っから好きなのです
              ちゃんと受けが筋ばって男っぽい硬さを感じるのが好き
              男なのにツルンとしてポヨと柔らかそうでヒョロっとしている
              胸がない&下がある女みたいな男の体は苦手なのですよ〜
              (話によってはそういう受けのが合うのですが)
              鹿乃しうこさん、扇はるかさん、井上佐藤さん、春日直加さんみたいな
              腹筋があってちゃんと男ぽさがある裸が好きです
              この4名よりは桜城さんのが受けが細い?かな〜とはおもいますが
              内田かおるさん直野儚羅さんサキラさんとかも
              ちょっとムチムチしていますが嫌いじゃないです
              ひょろひょろしているよりはイイ・・・・

              ちゃんと男の受けが桜城さんの絵でもちゃんと男していて素敵でした
              桜城さんの挿絵買いもしてみようかな〜




              そんなわけで、久々にすっごくどの話はも好みの作家さんでした
              私のような「むさくるしくない男っぽい受け」好きにお薦めです
              絡みもちゃんと色っぽいし、お話の筋も悪くないし、文章も読みやすい


              【家路】五百香ノエル

              0
                 一時、兄弟BL小説を漁りまくってました
                好きな作家とかなしに「兄弟BL」となっていれば購入
                表紙がイマイチでも、あまり読んだことない作家でも購入
                月に兄弟BL小説だけ5〜10冊読んでました
                BL漫画の兄弟ものはそんなに惹かれないんですよね〜
                漫画だと絵でその葛藤やシリアスさと表すんですが
                私は文でドロドロした苦悩や執着を読みたいようなんです
                兄弟というカテゴリーというよりは
                兄弟BLって大概後ろぐらい葛藤と罪悪感とありえない執着が出ているので
                その深層心理が読みたいようです


                小説での兄弟モノがイイんです
                元々、BL関係ない読書家だったんですが
                結構、好きな小説は偏っていましてドロドロしているというか
                変わった切り口?やテーマを扱っているのが好き

                すっごく小説として面白くて上手いし感動しちゃうんだけど
                M本輝 三浦A子 浅田J郎 宮Bみゆき 島田S司 東野K吾とかは
                それほど〜・・・・好きじゃないというか
                感動して泣いてしまったり夢中に読んでしまうのに
                読み終わった後にどんなに余韻があって上手いラストであったとしても
                読み返したい!とかいつまでも忘れられない!ということが余りない・・・・
                (作品にもよりますが)
                あと、何というか懐古系とは違う、昭和ぽさ?があるんですよね〜
                それが物語に重さをいい具合に出しているんですが
                私はその重さが「重い」
                重めの話がますます重くなるというか苦手なのです
                ただ、読みにくいことはなく文体自体はスルスルよめるし表現は良かったりするので
                暇だと安心して手を出せる作家さんなんですけどね〜



                で、こちらは意識して買ったわけじゃないんですが

                がっつり兄弟BLでした

                兄×弟
                30冊以上は兄弟BL読んだと思うんですが・・・・
                そのどれとも違っていました

                正直言いまして萌度は私は低かったです
                ただ、萌関係なく面白かったし私の求めるモノは入っていました

                受けの弟君が小さくて細くて可愛い系なんです!!
                高一で154cmって・・・・
                美少年ではないって言うのはいいんだけど〜
                ちゃんとしている受けが好きな私としては、それだけで萌ない

                他弟受けと違うのはこの受け君
                ビッチ小悪魔なんですよ〜!!!
                美少年ではないんだけど、独特のそういう趣味の男を惹きつける魅力があって
                奔放に体だけの関係の男が数人いて
                その中には夢中で本気に弟ちゃんと付き合いたい!と思っている人もいるのに
                弟君自体は兄一筋で「あなたとは体だけだから〜」とサッパリしている
                私が読んできたビッチ受けって、結局色んな男としても
                「お前みたいは男、俺が本気になるはずないだろっ」て思われていて
                受け自身は本気なのにただただ遊ばれていたり
                何かしらのトラウマがあって「自分はビッチだから〜」て自虐入っていたりするものなんですが
                この弟受け君の場合は男とエッチするのを楽しんでそれを悪いと思ってないし
                遊び相手に弟君が本気になることはなく、相手の方が追いすがってるんですよ

                弟君は兄が好きで捨て身でぶつかって愛を叫んでいるのも印象的
                兄が付き合ってる男に嫉妬する様子とかもスゴイ
                ただ、何というか兄への愛情の暴走や嫉妬の仕方がなんですよね
                話やキャラとしては面白いけど、やっぱりそこらで私は萌ない

                そして、兄はなんでも出来る王子様で万能!
                途中まで兄が何を考えているのかわからないで弟君も読者も悶々としますが
                蓋を開ければ兄も弟の小悪魔ビッチな不思議な魅力に惑わされていました
                兄弟BLって結構、攻めのが強引に禁忌の関係に引きずる印象ですが
                今回は弟が自分が意図してない魅力と愛情の押しつけで
                兄が白旗を上げて陥落したイメージで面白かったです
                攻め兄の方が先に暴走したくせに、常識的なのが面白かったです
                兄受けだったら私はもっと好きだったな〜

                やっぱり兄弟BLは葛藤があってこそだと思うので
                弟は男にモテモテなのに兄への愛を得られずに暴走しまくり
                兄は弟への愛情と常識の間で葛藤しまくっています
                そこに、弟と体だけの関係の先輩やら先生やら
                兄の付き合っていた男の子やら
                (これも兄が弟を忘れるために遊ばれた可哀想な男の子です)
                絡んできますが気持ち的にはず〜っと兄⇔弟がガッツリしています


                弟とに堕とされていく兄なんですが
                そこがそんなにブラックに書かれていなくて
                ただただ弟は無邪気なまでに純粋に兄だけが好き・・・というのが
                反対に背徳的でねっとりジュネぽかったです

                文章的には「お?」と思う、ヒカルものがありながら
                目線と語る人がコロコロコロコロ変わるのが気になりました
                弟・弟と関係している先生・弟と関係している先輩・兄・兄が付き合っていた男
                と、あまりにも多くの人に語りが移りすぎていて
                しかもそれが区切りごとではなくって、お話の都合でコロコロかわるんですよね〜
                せめて、兄。弟。先生との3人でのバトンで読んでみたかったかも
                色んな人に語らせることによって色んな目線で読めてその時々の気持ちがわかるの
                親切ではあるんですが、BLだからそれでいいんですが
                そんなにすべての手駒?が読めなくてもいいのにな〜っと
                ちょっと想像できる余地や、主人公から見た相手の心情がわかる描写とか
                そういう間接的な気持ちの読ませ方があってもいいのにな〜と思いました



                その7年後の二人も入っています
                ショタ受けが好きじゃないので
                20歳になってちょっと大人になった受ちゃんが個人的には良かった
                相変わらず小悪魔なまま!!
                弟は兄にベタ惚れしているんですが
                その天性の小悪魔気質に悶々していた兄は
                「弟を自分だけのものにしたい!!」と結婚を決意します

                兄・弟共に結婚しなかったら家族が動いて
                弟に結婚を迫ったり、自分から離れていくかもしれない!と血迷った兄は
                子供を産んだ後に離婚するだけの女性と結婚を決意するんですよ〜
                その女性のことを「子供を産むためには女が必要」で
                「米を炊くためには炊飯器が必要だろ?」と女性を炊飯器に例えているんです〜


                で、こういう場合って兄の都合で結婚する女が
                実は兄が好きで弟との仲を引き裂こうとするものなんですが・・・・

                あとは、その女性はレズだったりとか〜

                そういう風にしなかったのが私は好きでした
                ジュネぽかったわぁ
                この兄と結婚する女性も自分の兄と関係していて近親〇姦している者として
                主人公達を応援して結婚を承諾しているんですよね
                そのドロドロ!!
                この女がガッツリ自分の兄への思いを語りまくるところがあるんですが
                BLでそれやると変な感じになりがちなんですが
                そのドロドロ具合がほの暗くて良かったわ〜
                長野まゆみ「幕間」みたいに女の方が執着が強い感じがドロ〜だった
                女って怖いなぁ・・・というのが出ている
                村上Y佳「星々の舟」 中山K穂「浮舟」 とかも
                女は情念たっぷりだったんですが

                個人的にこの主人公兄弟カプよりも
                ノーマル男女のはずの兄妹のが業が深い気がしましたね〜
                それはBLっていうファンタジーでくくれないのと
                意外とここの書き方が↑にある、普通に文学賞取ってる作家さんの書く
                近親相〇達と背徳感と逃げられない感と罪悪感と深い愛情が似ているからかなぁ
                BLなのにここら辺を丁寧にガッツリ不気味に怪しく書いてくれたのが良かった
                サラっとやらないでね〜っとり書ききってくれていたのが私は好きでした
                なんというか、ノエル先生はジュネ世代の作家さんなんですかね?
                何となくBL小説にある女性の書き方と違う気がしまし
                ジュネがイイとは一概に思わないんですがジュネを経た作家さんって
                女性を悪くも良くもガッツリ書ききりますよね
                それもBLとして都合のイイ女の扱いながら、その都合の良い扱いをされる女の心理を
                BL的な女性の考えじゃなくって、普通の小説にいる女性みたいな思考をしているんですよね
                その時に「可愛くて優しくて理解ある女」でも「二人の仲を邪魔する女」でもなくって
                女の嫌なドロドロしたところと男にはない包容力の女の持つイイところも悪いところも
                ジュネ系作家さんはBL内でも書いてる気がします
                ま〜・・・そんなに沢山読んでるわけじゃないので私が勝手に思ってるんですが


                業の深い女が同じ業を持つ男に協力するだけ・・・・という図式です
                私的には最後、この女の兄妹の関係のが心に引っかかって
                主人公弟君と兄のことが意外とどうでも良くなってしまいました


                兄結婚編は小悪魔弟受け君に振り回される学校の先生が傍観者でありながら
                とっても大事な語り手になってるんですが
                この第三者を語りにするのが、最初の兄弟がくっつくまでよりは上手く機能してました
                普通の常識人を語りにすることによって
                兄・弟・兄の結婚相手の三人の異常さが際立って良かったんですよね
                この手法はいいな〜と思いました




                主人公カプ達には萌なかったんですが・・・・
                書下ろしにこの散々弟受け君に翻弄された先生のその後があります
                攻めだったのになんと!!!年下のイケメン相手に受けになってるんですよ〜
                オヤジ受けが好きな人はもっと萌えるんじゃないかなぁ
                私はオヤジ受けあまり好きじゃないんですが・・・・・
                本編で攻めだった人が受けになるのが好きなんですよ〜
                しかも、若い時はイケメンだったのに色々あってくたびれて愛を信じられない
                でも、愛されたい!ともがいてる人がメロメロに愛されてる様子が堪らんかった
                正直、この先生編がすごく萌たよ〜!!!
                先生編がガッツリ長く読んでみたかったな〜
                本は読んだらすぐ手放すつもりでしたが、先生編が何度も読み返したいので
                手放せなくなりました・・・・



                ただ、ちょっと残念なのが挿絵が・・・・
                表紙の雰囲気はすごくイイんです
                カラーのちょっと不思議な不安定さがアンニュイで色っぽいんですが
                白黒になると「よくあるBL絵」で兄弟共に怪しさや色気がない
                絵が下手とかじゃなくって、このお話には合わかなったような・・・・
                もうちょっと可愛らしい話のが合う絵だと思いました
                あと、メガネかけているはずのキャラがかけてなかったり
                私のイメージとは若干違いました



                題名が素敵でした
                元々「何かイイ題の付け方だな」と思ったんですよね
                最初【運命はすべて、なるようになる】を買おうかと思ったんですが
                あまりに話が重そうで、そういう気分じゃなかったのでこちらにしたのですが
                【運命〜】も題名の句読点の付け方が上手い
                「運命は、すべてなるようになる」「運命はすべてなるように、なる」じゃダメ
                あと漢字の「運命は全て、成るようになる」でも印象が違う
                この文字のバランスに主人公の覚悟が題から感じるんですよね
                平仮名と句読点の付け方がすごくイイな〜と思いました
                この言葉の見た目のバランスって日本語はすごく美しくて好きです


                ちょっと調べたら私ノエル先生は兄弟モノで【太陽と月のカタチ】も読んでいた!
                【太陽〜】は何かが書ききれてない気がするんですが
                こちらはうまい具合に妖しさがまとまっていると思いました

                また読んでみたい作家さんです
                エロ系も書いてるみたいですが、この作家さんはドロドロモノのが面白い気がします
                私はドロドロが好きなだけかな????

                【造花の解体】西条公威

                0
                   BLじゃないですね〜
                  ヤオイでもジュネでもない・・・・
                  こういう雰囲気のは一般書のが出会いやすい気もします
                  BL出版社からこういう作風でこの完成度のものが出ているのに驚いた



                  まず、私が読んだ中ではBL作家さんの中で飛び抜けて表現力がありました
                  内容的にエログロ?に目がいってしまうと思うんですが
                  私は8P目のこの文章にすでにこの作家さんの文章の上手さにしびれた

                  奪い取った煙草はすぐに火が消えた。
                  産まれてはすぐ死ぬ子供みたいに。
                  いつまでも裸でいるわけにはいかないと思った


                  これ、サラ〜っと読んでしまいますが
                  真ん中の文章が上下の文章にかかっているんですよ
                  「すぐに消えた煙草」「すぐに死ぬ子供」は連想させ
                  「すぐに死ぬ子供」のように「いつまでも裸にいるわけにはいかない」
                  こういう手法を実に自然にやっているんです
                  「煙草」=「子供」=「自分」ということになり
                  一時の京楽的でしかない短い命なんですよね
                  そのキーになる「子供」という単語を前後の文にかけて挟んでいる
                  しかも、前者は煙草を比喩しての小説としての技法として「子供」を使ってるんですが
                  後者では「自分が裸でいることに我に返る」という主人公の現実なんですよね

                  そういう文芸小説などでみられる文章表現技法が実にナチュラルに効果的に
                  随所に散りばめられている
                  意識して美しくみせようとか、感情的にしようとか、感動させようとかのドラマティックな技法でなく
                  比喩・暗喩・倒置・句読点と改行・言葉の選別などが今までのBL小説とちょっと違う


                  BL小説とは大概「ストーリー」読ませるモノである場合が多いいです
                  それはBL読者が「男同士の恋愛」というを求めているので
                  それでイイんですが

                  それ故に、どんなに感動できるBL小説でも「文学」にはならない
                  「感動」=「良い話」=「文学」ではないからですし
                  BLに文学的なもの求めていないからそれでもいいんでしょうが

                  感動できるBL小説はあるのに何故に文学にはならいないのか?というと
                  文芸小説?純文学?とはお話だけでなく
                  「文や表現力の美しさ」が大事なんですよね

                  面白い話を作るのは素晴らしいです
                  それは才能です
                  そういうエンターテインメント性が高い作品がN木賞
                  エンタメや面白さよりもテーマ性・文体・表現力など小説という形を表すのが
                  純文学賞のA川賞かな〜??と
                  私は勝手にカテゴリーしていますが
                  (この堺が曖昧な作品も多いですし
                   A川賞に何度もノミネートされた方がN木賞受賞したりもするので
                   一概には線引きできませんが)


                  どちらかというなら、BLはエンタメ小説なのです
                  BL関係ないエンタメ小説のが文が完結で読みやすく
                  ストーリーで感動させてくれたりするので
                  一般小説でも意外と文芸作品よりエンタメ系のが泣けたりするのです


                  そういうワケで感動できるBL小説はあれど!!
                  文体や表現にこだわったBL小説というのは中々出会わない
                  「出会ってみたいものだな〜」と思っていたら

                  出会っちゃいました!!!

                  この小説です



                  でもね・・・・面白いのか?と言われると正直微妙なのですよ
                  まず萌が私の場合はまったくなかった・・・・・
                  木原作品よりもまったくないです
                  BLらしさや恋愛?もあるんだかないんだか
                  「愛」はあるんだけど、それは人類愛のような広い意味の愛情で
                  甘い恋愛ではないんですよね
                  「恋」はないといいますか・・・
                  執着はあるんですが、それがBLやジュネに置ける「執着愛」とは違う
                  「人間追い詰めると頭おかしくなっちゃうよね・・・愛」です
                  (なんじゃそりゃ?ですが
                   私の表現力が足りないのでこういう言い方しかできない)


                  じゃ〜、何が楽しくて読んでいるのか?というと
                  私の場合は西条さんの言葉・文章・表現力のセンスが好みだったの〜!!!
                  「次はどういう言い回しでくるんだろう?」
                  「この痛みを何に昇華していくんだろう?」
                  「二人の間にあるものは何なんだろう?」と読みすすめてしまいました


                  先に書いたとおり面白かったり萌えたりはしませんでした・・・・
                  そう思うと木原さんはやっぱり上手にBLに染め上げているな〜と思いましたね
                  どんなにイタイ話でもちゃんとBLしているし萌がありますもん
                  そのおかげで読者は痛くても読めるんです
                  また次の本を手に取るんです


                  ですが西条さんは表題作だけなら
                  「もうこの人の本絶対読まない!!」て方もいると思うし
                  途中で挫折したり、飛ばし読みしちゃう方もいるんじゃないかな・・・と
                  正直私もエログロすぎて、気分悪くなりました
                  一々表現が肉体的にイタイ
                  それだけじゃなくBLとか関係なく道徳的にありえない
                  これは人間としてダメでしょう・・・というのあって
                  本当にある種の分野がダメな人はダメだと思います
                  救いは精神的な痛みがあまりない・・・と言うか
                  主人公が精神肉体ともに痛みに対して緩慢で薄いフィルターを通してでしか痛みを認知しなそうな
                  そして、その確かにある痛みでさえもありのままに受け入れていて
                  「痛みに対して恐怖していない」もしくしていても気づいていないために
                  痛みを快感や食欲と同じように自然に納得していることですかね〜
                  それによって、どんなことがあっても読者は冷静でいられます
                  この一人称なのに、まるで三人称のように冷めた目線で読めるのも好きでした


                  F沢周・馳S周の乾いた淡々とした文体と近しいものを感じました
                  女性だとA坂真理・金Hひとみとかかなぁ?
                  後は初期のM上龍さんとかも
                  「悲しきNE帯」「海の向こうでSEN争が始まる」あたりの作風
                  あと、作家名は忘れてしまったんですが龍さんが推薦して帯びを書いていた
                  「壊音」という作品が読んでいて思い出されました・・・・
                  (内容はほとんど思い出せないんですが)



                  まぁ。そういうわけであまりに衝撃的だったので勢いで感想書いちゃいました
                  この話に萌を感じている方もいるようですが
                  私は圧倒されたし文体が好きだったんですが萌はほぼなかったです


                  その後に入っていた短編を集めたもののが一般受けはいいんじゃないかな?
                  表題作みたいなグロを書いたとは思えないほどピュアな作品がチラホラ
                  そこにはBLになる前の淡い気持ちだけでキスシーンすらないんだけど
                  とってもその一つ一つが印象的で美しんですよ〜

                  「天頂にプレディアス」一緒に星を見た従兄弟に対する想いと裏切り
                  よくある話なんですが、それを上手いことまとめあげています
                  でもそれはまだ恋じゃない・・・
                  恋じゃないけど失恋に近い悲しみじゃないかな

                  「金の花」バスと雨と傘と気になるあの人
                  これすごく雰囲気があって好きでした
                  最後の一文がすっごく詩的で美しんです
                  走るバス、窓の外は雨。
                  傘の花がたくさん開く。
                  この!!この文のバランスのなんと情緒的なことでしょうか〜!!!
                  O崎翠さんのような何気ない一瞬がすごくかけがえない情景になる
                  恋が始まる瞬間を切り取ったような短編でした

                  「生まれない子供」記憶を保てない父は息子に毎日「誰?」と聞く
                  医療事故で新しいことを覚えられない記憶障害になった父と
                  父に息子と認識されて愛されたいと望む息子の話です
                  「明日も愛してる」を読んだ時に「この障害をあつかうBLはないんじゃないかな?」と
                  思っていたんですが、以外に早く扱った作品に出会ってしまました・・・・
                  流れ的にはBLらしくて、それでいて西条さんらしかったです

                  「POWDER BLUE」好きな人ができると青い霧を出す主人公
                  ま〜、ファンタジーな設定なんですが
                  たったそれだけなのに幻想的で優しくて切なくていいんですよ
                  山田E美さんの唇が幼虫になってしまう女性の話を連想しました
                  ありえない設定なのに恋の切なさをそのありえなさが美しく見せるという
                  後は私の好きな「雨のK石」という短編とか
                  小説なのに実際に五感に訴えるようで香りを感じるようなんですが
                  こちらは読んでいて青い霧を一瞬感じるんですよね〜

                  「ペットショップボーイズ」ペットショップに友人と二人
                  猫よりお前のが可愛い・・・というほのぼの
                  題名で海外アーティストを連想した

                  「サイクリングヤッホー」大好きなアイドルの名前を自転車に付ける友人
                  BL!?ぽさはないんだけど可愛いです
                  学生ぽいな〜

                  「空港バス」無くなる空港バス・新しく来た新入社員
                  何となく草間さかえ絵で脳内変換されました
                  BL・・・なのかな〜

                  「トレインケプトアローリン」
                  これは途中まで何が始まるのかわからなかった
                  読んでからのお楽しみ♪な作品
                  これも草間さん絵が合いそう
                  井上佐藤さんでもいいな〜

                  「さよならだ」不倫している少年
                  これは文の回し方が好みだった
                  それと不倫の切なさと不倫してるオヤジのズルさと優しさが上手く出ている
                  さよならだ。
                  もう一度繰り返す。
                  さよならだ。
                  一緒にいるときに家族の話をされてホテルを飛び出す主人公のモノローグ
                  そして、オヤジが「君も家族も手放せない」と抱きしめられてのモノローグ
                  さよならだ。さよなら。あなたと、別れる。
                  最初は改行しながらなのに、ここでは一行に収めます
                  句読点の使い方に作者の文の見せ方と表現を感じます
                  最後の文もシンプルなのに効果的にこの二つのモノローグを引き立てる
                  長々と悲しみや切なさを訴えるわけでも
                  読者に主人公の背景(設定)を読ませて
                  「この子はとても寂しがりで孤独なのよ」と印象付けるでもなく
                  短い文と構成と技術で切なさを最大限に引き出す
                  ストーリーだけじゃなく、文体と表現力でまとめ上げてるのが上手い!!


                  短篇集は比較的作者の女性的らしい男性にはない表現力が見え隠れします
                  表題作は共すると男性的なのにこのギャップ!!
                  私は一般書では短編は男性作家さんよりも女性作家さんのが上手いっと思っています
                  そういう女性特有の微妙な気持ちの甘さや切なさを感じる作りになっていました
                  話がどうこうよりも西条さんの繊細さが光っていて好きでした
                  bl関係ない話も読んでみたいですね〜


                  「愛されたい、ただ、愛されたい」書下ろし
                  ウリ専ボーイ君がリアルだった・・・・
                  【YES×3】という作者が実際にそういうところで働いていた(と言われてる)小説がある
                  なんかそれを思い出しました〜
                  身もよも無く愛されたがっているのがシンプルでいいですね
                  最後「二人は抱き合った」というわかりやすい説明を入れずにセリフも入れず
                  二人の気持ちを表すモノローグも入れず
                  それでも二人が何をしていてどういう体勢なのかわかる
                  希望と愛しさを感じられるやり方がやっぱり良かった



                  こういうBL小説もあるのね〜という
                  とても感慨をうけた本でした
                  ただ、おすすめはしません
                  上記の色々書かれている一般小説家がわかる方は読むと面白いかも???
                  私の感じ方なので必ずしも同じ読後でないでしょうけど



                  あと、題名の付け方が上手い!!
                  BL小説らしくなく一々短編の題名もいい
                  他の本も気になって調べたら、これまたセンスある題名↓
                  「夜には凍る道」「孕み猫」「殺人音楽」「太陽の下、風に吹かれ」
                  萌ないんだけどBL関係なく読みたい題名です

                  【明日も愛してる】安芸まくら

                  0
                     記憶喪失モノはBL王道でよくありますが
                    前行性健忘症(短期記憶失障害)を大々的に扱ったものはこれぐらいじゃないでしょうか?
                    華籐えれな【あなたは僕を愛してない】には脇役がそうでしたが
                    メインカプで扱うというのがスゴイな〜


                    過去のことを忘れてしまう記憶喪失と違い
                    新しい事柄を覚えることができず、時間がくると忘れてしまいます
                    この主人公でいうと13分しか記憶を保っていることができません


                    映画でこの記憶障害を扱ったものだと二作知っています
                    【メ〇ント】妻を殺した犯人を10分しか記憶を保てない主人公が追う話
                    彼は記憶を保つためにメモを毎回かかしません
                    また、どうしても忘れたくない妻の犯人への手ががりはタトゥーにして
                    躰のいたるところに書き込んでいます
                    映画のとり方が未来→過去となっているために
                    視聴者自身も主人公とともに過去に何があったのかわからないサスペンスミステリー調
                    例えば我にかえると主人公がクローゼットに入ってる
                    何で入ってるのかわからないけど、汚れているのでシャワーを浴びる
                    浴びていると知らない男が入ってきたので思わず殴る
                    10分前の過去に戻ると主人公は殺人犯だと思われる男の家につく
                    自分がいることを知られないようにクローゼットに隠れるがそこで記憶が途切れる

                    これを何度も繰り返しながら過去に遡っていくのです
                    【パルプ・Fィクション】とかと映画の撮り方の手法は同じですね〜


                    ラブコメだと【50回目のファースト〇ス】
                    プレイボーイがハワイで一日しか記憶が保ていない女性を恋と堕ちる
                    彼女は家族と周りの人達の計らいで毎日同じ日を繰り返しているのです
                    新聞やカレンダーも同じ日。周りもその同じ日になるようにしてくれてる
                    彼は毎日毎日、彼女を色んな風に口説くのです
                    でも、彼には夢がありそれを叶えるためには彼女のそばを離れないとならない
                    彼女もその気持ちを組んで彼と一緒にいた証拠自体を無くし
                    彼自体を忘れて彼を自分から開放しようとします


                    これは旦那と婚前に見て二人で感動で泣いた映画です
                    最後も「夢みたいな治療法でハッピーED」じゃなくって
                    ちゃんとそれなりに折り合いがつけられているのが好きでした
                    日記とビデオと絵がここでは記憶を保つための鍵でした



                    で、一応この作品を読む前に上記二作が良い映画だったので
                    「BLで取り上げたらどうなるんだろ〜」と楽しみに読みました
                    (小説「博士の〜」も多少連想されるんですが、小川さんの作品網羅していて
                     有名な作品で小川代表作みたいになってるけど
                     私は他作品のが好きで自分の中では「博士〜」は余り印象になく
                     読み終わってから「あ!」てなる程度でした)



                    いや・・・・良かった

                    しかも、これはBLだからこその良さだったと思う
                    一言であらすじ

                    短期記憶失障害の人と恋人とのある一日

                    本当にコレだけで事件らしい事件は起きません
                    また、厳密に過去の話やら事故のことやら書かれていません
                    だから読み終わった後も二人はどうやって出会ったの?
                    家族はどうなったの?攻めは何やってる人なの?
                    何で主人公は金持ちなの?とか疑問があるんです
                    ツッコムともっといっぱい明かされてない色んなモヤモヤがある
                    でも、そういう細かいことはどうでもいい
                    この話はそういう辻褄合わせや過去を書きたいわけじゃないから

                    相手が自分を忘れてしまっても相手を愛し続けることの困難さ
                    それを支えることの難しさ
                    何度でも同じ人を好きになる・・・なんてそう簡単じゃないよ!という
                    そういう献身愛というか普遍的なものを書きたかったんじゃないかな〜
                    文字にするとチープになりますが、本当に実現するのは難しいことです



                    もしこれを文学系だったり男女恋愛小説だったりラノベだったりでやる場合
                    事件を起こしたり過去を掘り下げたり
                    家族(ここだと妹)の話やら二人の関係やらを入れて
                    ミステリーかサスペンスかお涙頂戴モノか
                    もうちょっと物語に緩急を付けないと物語として成立しずらかったと思う


                    だけどBLは二人が愛し合うこと
                    ただそれだけを書いてればイイ!という側面が多少あるんですよ
                    だから二人の一日に密着しただけの話が成立する

                    この一冊に収められた一日が終われば
                    また二人はこの一冊のような別の波乱万丈な一日を送るのです
                    (ここまで色んなことがなく穏やかな日もあるでしょうが)



                    この題材はBL以外でも書けるけど、この題材を扱って居ながら
                    ただの一日を追っただけの過去も事件も何もない話は
                    BLだからこそなりたったと思います
                    前行性健忘症をテーマにしてただ普通の一日を書いても
                    ミステリータッチにしたりで、余程筆力や構成力がある作家さんじゃないと
                    楽しい小説にするのは難しいと思う
                    その場合恋愛をメインに置くんじゃなくって
                    物語の面白み、次何が起こるんだろ?という展開で楽しませる小説になってしまい
                    この小説のように「自分を何度も忘れてしまう人を愛する男」の苦悩と愛と切なさに
                    あまり焦点があたらないモノになると思うんですよね
                    まず、一日限定だけの話を一冊にするのが難しそう
                    このテーマならもっと過去〜未来と一冊の中にドラマ性を込められるし
                    男女もので「愛する男」(女でもいいんだけど)をやる場合は
                    「実際にこういう気持ちになるかもしれない」という共感をもっと持たせないと厳しい
                    男女恋愛モノって普通に自分も経験する恋愛の形でもあるから
                    まったく共感できないモノって読み続けるのが厳しいと思うんですよね・・・・
                    女が男のエロ漫画読んで「こんな女いないよ〜!!」てなる感じというか
                    恋愛で感動させるならもっと深く掘り下げないと厳しい
                    そのためには『ただの一日』を追う話では厳しいと思う


                    でも、BLはファンタジーだから!!
                    男女の恋愛に持つ共感性とは違うベクトルで読める
                    だから「こういう究極の愛情があるかもしれない」と思える
                    思えるからこそ読んでいて切なくなれるのです


                    私だけかもしれませんが、男女恋愛創作物で求めるモノと
                    BLで求めるモノって別ですからね・・・・


                    『ただ二人の一日を追う』
                    『過去の話や曖昧な部分が解明されない』
                    『大きな事件などが起きない』
                    『特に書き口方や構成など小説技法に目新しいトリックがない』
                    『ひたすら二人の愛情物語』
                    以上の条件を満たした作品で面白かったのは
                    それはBLという土壌だったからだと思います


                    私は「これって別に受けが女でもいいんじゃない?」と言う話が苦手なので
                    「これはBLでしかないな」と思えるモノで嬉しかった




                    お話的には切ないです
                    一人称記憶障害の主人公で全部進むので攻め様の気持ちは
                    セリフと主人公が見る表情・立ち振る舞いでしかわからない
                    でも、その中で「自分を何度も忘れてしまう人を愛する」切ない一途さがある
                    一度忘れられるだけでも辛いのに、ちょっと信頼関係が出来上がっても
                    相手は13分で忘れてまた関係を築かないといけない
                    主人公が攻めを「好きだな」と13分の間に思ってくれても忘れてしまう
                    そのたんびに話かけたり嘘をついたりして、相手に安心感を与えないとならない


                    主人公もまぐれ?にすべての記憶を持っている時に
                    「お前だけは忘れたくない」と思うのです
                    でも、そう思ったことも忘れてしまう
                    「自分が重荷だったら捨ててくれ」という主人公に攻めは言います
                    「あなたが知らないところでも俺はすっとあなたを愛してる」
                    切ないよ〜!!!

                    受けも切ない
                    「どうか悠児を幸せにしてください
                     俺に悠児を幸せにさしてください」と神様に願う主人公に泣いた!!



                    「愛ってなんだろ?」という主人公に攻め様の説明もよかった
                    「お前にしか使えない俺を幸せにするMPをかなり消費してしまう魔法がある
                     お前はそれを俺にかけてくれるなら、俺もお前にかけてあげる」
                    「自分自身には使えないの?」
                    「これは相手にかけてもらってこその魔法なんだ」
                    「二人は離れ離れに別れてしまってもう二度と会えない
                     効いたかどうか確認できないし、俺はそれに気づかないかもしれない
                     それでもお前は俺に魔法をかけてくれるか?」
                    「会えなくても俺にその力があるならかけるよ」と主人公は宣言します
                    それに笑いながら攻め様は答えます
                    「はじめまして、いつもありがとう。
                     俺はもうずっと前から
                     お前に魔法をかけ続けてもらってる男だよ」
                    号泣してしまいましたよ〜
                    もうね、本当切なくて切なくてたまらなかった


                    絡み的にも特濃でした
                    一回が長い!!濃い!!
                    多少無理をしても攻め様はいつでも愛情豊かで本当の無理強いはしません
                    受けもBLらしく快感に弱いし、記憶があった時は結構エロが好きそう
                    やり方も色んな手法にこっていてよかったですし
                    私個人的にはT首責めが徹底していたのも好みでした






                    もう、読んで読んで〜!!!て作品です
                    個人的には木原さんの作品より私は泣けましたよ
                    木原さんのが小説的にはお上手ですし
                    話上、繰り返しはしょうがないんだけどちょっとしつこい?部分もあるし
                    細部の書き込みもわざとなのかなされてなかったりもするんですが
                    作者が真骨注いで書いたんだろうな〜というのが伺われます



                    上記のように小説としては甘い部分があるんですが
                    物語のテーマが一貫してぶれてなく、作者が書きたいことは書かれていますし
                    コメディになったりエロかあったり切なかったりシリアスだったりと
                    記憶がかわるごとに物語の色が変わるのも面白かったし
                    挿絵も良かったしで私の中では満点!!!!



                    ひとつだけ・・・あるとすれば題名でしょうか・・・
                    悪くないんですが、最後攻め様が
                    「おやすみ。櫂、また明日な・・・」と言うんですが
                    寝てしまえばますます主人公は攻め様のことをわからなくなる
                    (記憶の繋ぎがまったくないので)
                    それを主人公がちょっと不安になっているし
                    一日たった主人公は今一緒にいる主人公の記憶はないんですよ
                    ある種『別の人』でもある
                    それなのに「また明日」と今日の延長のように言う
                    「また同じ人に必ず会える」確約みたいな「また明日」

                    これを反映して【明日も愛してる】なんですが
                    例えば【愛しい人よ、また明日】とか
                    【今日のあなたに、おやすみ】とかとか???
                    何だろう「おやすみ。櫂、また明日な・・・」にもうちょっとかかった題が良かった




                    BL小説の題で「これはイイ!!」というのに余り会ったことがないです
                    BLだと買うときも読むときも題<挿絵なので重要性は低いんですが

                    私は小説だと題名とかすごく気にするほうです
                    読み終わった後に「あ!この題だからか・・・」となるほどピッタリしてるのが好きだし
                    題名が美しいとそれだけで本に興味がでます
                    そう思うと最近の作家さんより昔の文豪のが題名上手いんですよね
                    【B徳のよろめき】【第N感層彷徨】【暗Y行路】【草M宮】【sに目覚める頃】とかとか
                    T山さんも好きです【我にS月を】【K粉航海】とか
                    字面だけで美しいと思いますも〜ん

                    BL作家さんで好きだな・・・・と思ったのは
                    水原とほる【陰猫】【涙の中を歩いてる】ぐらい

                    好きなBL作品はいっぱいあるし、好き作家は別なんですが
                    特にBL本棚とか見ずにパッと浮かんだ題名がこの二つだったので
                    「好きな題名なんだな」と改めて自分でも今思ってしまった


                    好きな題名って一般作家でもラノベでも漫画でも覚えていますもんねぇ
                    でも好きな題だから覚えているのと面白い作品だから覚えているのは違うんですけどね
                    まぁ・・・そう思うと題名ってプレゼントの包装紙みたいなもので
                    中身がよければ包装紙は綺麗にそれなりに包めていれば良かったりしますが
                    中身は普通でも包装がそれだけとっておきたいくらい素晴らしい
                    また、中身が極上でそれを引き立てるぐらい包装が素晴らしい

                    そんなことがあってもいいのかもしれません



                    BL小説で思うのはもうちょっと全体に題名が良くならないかなぁ・・・・と
                    どれがどれかわからないような題名やあんまり考えられていないようなシンプルなのか
                    無駄に華美な題名とかしかないような・・・

                    BL漫画のがまだ題名が美しいと思う
                    【クララはいつも傷だらけ】【リンゴに蜂蜜】【かなしい人はどこにもいない】
                    【どこにもない国】【憂鬱な朝】【同級生】【青春花心中】【成層圏の灯】
                    【プライベート・ジムナスティックス】【幾千の夜】【エンドゲーム】【水温む】
                    【キスブルー】【ジンと猫は呼ぶとこない】【欲しいもの全部】
                    パッとすぐ浮かぶだけでこれだけあります
                    何か響きや字の並びやカタカナ漢字ひらがなのバランスとかがイイ


                    こんなこだわりがあるのは私だけなのだろうか・・・・





                    感想書くために軽く飛ばしながら読み返したんですが
                    再読するとさらに切なくて悲しくて愛おしくなる作品です
                    色々読んで久しぶりに「これはBLだからこその感動だな〜」というのと
                    「作者の作品にかける意気込み」がある作品を読みました


                    かわい有美子【水に映る月】【上海】
                    砂原糖子【イノセント〜幼馴染み】
                    榎田尤利【夏の塩】【夏の子供】
                    これらに私の中でノミネートされる作品です

                    【運命の男】五条レナ

                    0
                       円陣闇丸さんの表紙買いだったんですが・・・・

                      かなり良かったです♪



                      大学時代からライバルだった二人が社長と秘書となり会社を大きくして
                      秘書はず〜〜っと社長に片思いしていて・・・・


                      ベタな設定なんですが、私根本的に王道BLが好きなので楽しかった
                      一昔前のベタ王道リーマンBLと言えば
                      お金も地位もある社長攻めが借金やらを抱えた金銭的に問題あり受けちゃんを
                      「金を出すから躰をよこせ」
                      つ〜のがパターンだったような?
                      でも、これから別に受けはリーマンじゃなくって学生でもフリーターでもいいわけですよ
                      リーマンBLの美味しさというのは
                      経済的に自立していて他人を頼らなくても生きていけるしっかりした大人同士

                      ここにあると私は思っています
                      一人でも平気だけどお互いに必要とし合うというのがいいんですよぉ
                      そこに仕事が絡み公私共度に必要とし合っていると尚良い


                      んん〜、仕事面で男女が対等になることはやっぱり難しいと思うんですよね
                      それは女が劣っているとかじゃなくって、元々の構造的に無理ぽいかな?と私は思ってます
                      男は理性的に物事を判断できるけど、女は感情的になりやすい
                      だけど、男は頭が固くて融通が聞きにくいが女は想像力があり多様性と共和性がある
                      ↑例は一般的にですが、男女は一長一短があって頭ではお互いの性質を分かっていても
                      やっぱりその考え方の違いを理解しあうのは難しい
                      (違うもの同士だから惹かれ合い探りあえるのですが)
                      また、女性は同時に色んなことを考えやることができますが
                      男性はひとつのことにしか集中できないように構造的になってるようです
                      ペディキュアを塗りながら友達を話してテレビを見て、彼氏のことを考える
                      そういうふうに同時に別々のことを出来るけど、男性は基本ひとつのことに集中しやすい
                      仕事は仕事、恋愛は恋愛、友達と遊ぶ時は友達・・・のように
                      これは、人間が狩りをしていた時に、集中しないで狩りをすれば命を落とすことがあるためで
                      女性に多様性があるのは子供を育てるため・・・とも言われています
                      本能的・脳の構造的に男女にはそれぞれ違いがある

                      まぁ、そんなワケでBL抜きにしても仕事のパートナーとなると
                      やっぱり男同士のが意思の疎通がしやすいかな?と私は思っています
                      (男女で足りないものを補う。というやり方もありますが)


                      なので、こういう仕事が出来る男同士のBLって男女にはない感じで好きなのです
                      受けを女に取り替えることはお話上できないんですよね〜
                      私はBLを読んでいて「これ、別に受けが女でもいいんじゃない?」となると
                      お話的に楽しめても、BL的な楽しみが半減しちゃいます
                      受けだけど、男性的な良さもあり、そこに色気も感じました




                      この話は主人公の秘書が男を好きなのを悩みながらも
                      仕事はバリバリできて、受けても女々しく女ぽくならない
                      それでいて、一途で健気で気持ちが重〜いんです
                      攻めは強引でワンマンタイプなんですが、何を考えてるのかわからないタイプでもなく
                      仕事のためなら政略結婚もしちゃうよ!
                      女にモテるけど、女にのめり込むような男じゃないよ!
                      強引だけど魅力的だよ!
                      みたいのが出ていて、主人公の気持ちをかき回して
                      ゲイじゃないのに体の関係を迫ったりするんですが
                      憎めないし、何か無理がなかった


                      大概のBL小説はノンケが落ちる瞬間が突然すぎる気がするんですよね
                      特に躰の関係に落ちる過程が
                      でも、今回も強引な展開のはずなんだけど
                      「この攻めの性格だったら興味だけで男とできそうだな」てなる

                      常ずね「ノンケなのに男とヤれた時点で好きってもんじゃないの?」と思うんだけど
                      この攻めに関しては、一概にそうとは言えず
                      「興味と他人から拒否されたことない傲慢さと主人公を独占したい」だけで
                      愛情じゃないものでも男同士でできそうな変な説得力があって
                      そのおかげで主人公がグルグル悩みまくっているのが理解できた


                      仕事描写は丁寧そうで、丁寧じゃないんですが・・・・
                      お仕事BLが好きなわけじゃないので、主人公と二人の関係だけに焦点があっていて
                      それがすごく良かったです
                      私、大きな事件が起きるのより心理描写というか
                      主人公の気持ちが丁寧に書かれているのが好きなので
                      この攻め様を「諦めたい!諦められない!」「ずっとそばにいたい」
                      「恋人にならなくてもそれでいい」「愛されたい」とず〜っとグルグルしています
                      ちょっとしたことが起こりますが、大きな事件というよりはグルグル思考です


                      男同士の友情ってたまに男女の愛情よりも強いんじゃないかな?というのか
                      たまにBLやゲイとか関係なく思うことがあります
                      何というか女同士の友情とは微妙に違うというか
                      女同士でも恋愛超えてかけがえないものがありますが、そういうのとは何かが違う
                      「バディ?相棒?」て女性同士の友情では言わないけど
                      男同士の熱い友情にはあるかなぁ〜っと思います

                      そういう、うっすらとある「男同士の友情」に対する女が入れない憧れ?みたいのも
                      この小説には感じられてそこもツボでした
                      BL小説だからくっついちゃうけどね〜

                      「攻めに主人公が惚れているのをバラすぞ!」と脅されて
                      普通のBLの受けちゃんならアワワアワワしちゃうものなのに
                      「そうだとしても、あいつは俺の言うことを信じてくれるだろう」と
                      恋心がバレそうになっても堂々としているのも良かったなぁ


                      攻めが襲ってきたときに、ボコボコに殴っているのも好きだし
                      出だしの攻めのために護身術ならってかっこよく立ち回る受け主人公も好き



                      全体に、受けだけど弱々しさがないのがツボでした
                      それでいて攻め様に対してだけは心を揺さぶられて動揺してしまうという
                      何でもできるはずの受けなのに、このギャップ!!


                      刺されそうになったり、婚約破棄したり色々あるわりには
                      そこよりも主人公の気持ちの揺れ動きに重きを置いてるので
                      あんまりバタバタした感じがしませんでした



                      イラストの円陣さんは作者さんのご指名だったみたいですが
                      イメージにピッタリあっていて素敵でした
                      挿絵って大事だなぁっと思った
                      蓮川愛さん梨とり子さん小椋ムクさんと円陣さんの挿絵ってだけで
                      フラフラ〜っと購入したくなるんですよねぇ
                      今市子さん金ひかるさんとかも素敵なカラーだとフラフラします


                      【ムスクの甘い誘惑】といい、初作家さんで当たりで嬉しいです
                      仕事ができて精神的にも強いのに、攻めに対してだけは弱い受け
                      しっかりしているのに一途で一生懸命な受け
                      男惚れもできる仕事ができる懐の大きな攻め様
                      いい男同士のしっとり大人BL
                      わかりやすく無理がない二人の気持ちの揺れ動きなど
                      色々好みでした!

                      【ムスクの甘い誘惑 】高塔望生

                      0


                        この本はネタバレなしのが面白いと思います
                        以下、ネタバレしていますので注意してください


                        あらすじ・表紙・題に惹かれて何となく購入
                        久々に、作家買いしてないのに当たりでした
                        たまにこういうのに当たると嬉しいですね☆


                        まず、仕事描写や人物関係の書き方が丁寧で無理がない
                        普通の会社がどういう風な感じなのかわかりませんが
                        (私は美容師だったので、自由業ぽいし・・・今は専業主婦だし)
                        読んでいて無理がないな〜と思えます
                        どんな仕事を扱っていて、それがどういうプランで会議がどうあるのか?とか
                        細かいところが無理なくお話に組み込まれていて
                        その仕事っぷりによって攻め受け二人の性格が見えたり
                        かっこよさや有能っぷりが伺える

                        BLによくある、肩書きがすごくて周りが「すごい人だ」と言われてるわりに
                        仕事描写が一切ない作品とは違ってキチンとお仕事してる感じがありました
                        ま〜。お仕事BLが好きなわけではないので仕事描写にこだわりはありませんが
                        こうやって順を追って無理なくスキャンダル系ではなく
                        普通にありそうな仕事の問題を解決していく二人は普通にかっこよいですね
                        出来る男・上司という感じがしてイイです
                        イイ男二人って言うのはBLに必須ですからね〜


                        お仕事BLというと、鳩村さんの作品も仕事へのこだわりが感じられますが
                        どうも鳩村さんの仕事すぎる作品は私はイマイチ・・・・
                        仕事すぎない情念ドロドロ恋愛話のが鳩村さんは好き♪
                        (鳩村さんの作品は好きなのは本当に好き)
                        何故かな?と思ったら、鳩村作品の仕事描写は本当に仕事なんです
                        恋愛と仕事は別って感じで話が進んでいって
                        仕事の問題が解決したから、恋愛へ・・・・て印象が強くって
                        仕事問題が解決するのでスッキリした読後になるものの
                        仕事と恋愛が別の印象が強くて恋愛になる過程が急に感じるのです
                        「え?そんなにすぐに好きになっちゃうの?」みたいな
                        もう1エピソードぐらい、二人の間で何かしら起って欲しかったっと
                        いつも思ってしまうんですよねぇ
                        恋愛メイン話の時はその二人のエピソードが多くて納得しやすいんですが



                        この高塔さんの話は仕事・恋愛が同時にジワジワ進みます
                        仕事場で「この人ってどんな人なんだろ?」となって
                        後日飲みに行ったり二人だけのエピソードがあり
                        仕事で何か問題が起こり、二人で解決しようと奮闘して
                        その中で信頼感や友情ができあがり
                        さらに、仕事以外でのプライベートの顔も見るようになり
                        仕事・仕事外へと両方でその人物に興味が出てくる
                        仕事場で興味が出て、仕事以外でも親しくなり
                        でも、また仕事場で接してそこでも仲良くなってそれが仕事に影響?する
                        そこら辺が無理なくていいです

                        オン・オフの違いがある!というのがリーマンBLの美味しさだと思うのですが
                        「仕事であんなにしっかりしている人の意外な一面」
                        そのギャップが楽しみなんです!!
                        その美味しいギャップが仕事描写がキッチリしている分
                        仕事が出来る男という形がハッキリ理解でき
                        だからこそ、そこが崩れた時のオフ顔が堪らんの〜!!!!


                        最初は、私どっちが受けか攻めが迷いました
                        私が受けだと思った方が押し倒して襲ってるんだもん
                        しかも、二回も!!!
                        そこでしっかりガッツリ抵抗しまくる主人公も良かったです
                        私BLで思うのが
                        「そんなに嫌だったら殴ってでも抵抗すればいいのにな〜」です
                        本当に嫌で男に襲われるとなったら、男同士は死にものぐるいで抵抗すると思う
                        女だとま〜・・・やっぱり力的に無理ですよ
                        実際、男が本気出した時にちょっとその力の違いに怖い思いしましたし

                        こちらは主人公がかなり抵抗してくれていたのに、個人的に満足!
                        ただ、そんなに抵抗したのに良く男を受け入れられたな〜とは思いましたが
                        ちょっと女にこりていて、出会いからドキドキ?していたあたり
                        落ちちゃったのもしょうがないのかなぁ?と読み返すとなりました


                        そして、この受けちゃん・・・・
                        FU能です
                        精神的なものではなく、事故的なもので身体的に完璧にたたない
                        BLでこういうの初めて読みました〜
                        何か、良かったです
                        ずっと受けちゃんは自分の体に対して負い目を感じて悩んで
                        男女ものだったら辛いけど、BLで受けだからね!
                        付き合うこと自体が初めてで愛されて幸せ良かったねぇっと
                        すっごく思ってしまいました
                        これが男女モノだったらスゴイ辛い関係?だもんな〜
                        男が好きでたたない二重苦なのに、BLだとそんなの関係なくなっちゃう
                        BLファンタジーの良さですね

                        で、この作家さんで良いなぁっと私がなったのが
                        最初読んだとき、色々突然に思った受けちゃんの行動の数々が
                        読み返すとちゃんと理由がわかるのです
                        主人公に対するちょっとした態度
                        じっと見ていたり、少し微笑んだり、自分の話をしたがらなかったり
                        些細な行動や表情に意味があるというか、主人公への愛情が出ていて
                        なぜそんな小さい些細な愛情表現だったのかも再読するとわかる
                        あからさまに書かれるよりも、チョイチョイ挟まれる小さい愛情表現を読み取っていくのが
                        再読した時に楽しいです
                        サラ〜っと読み飛ばしてしまうところを、ちゃんと読むと
                        「これって!」て発見になるのです
                        ネタバレしていても、読み返したときに楽しい小説っていいです



                        あと、小道具?類も好きでした
                        ただ設定としてわけも分からず書いているのと
                        作者自信に思い入れがあって書いてるモノって違いますよね
                        岩本薫さんの食べ物が美味しそうでシチリアの風景がちゃんと美しく外国っぽい
                        かわい有美子さんの京都と上海の情景
                        水原とほるさんも海外在住?なのか海外の風景に無理がない気がします
                        別に、小説なんて嘘で想像でいいんですが読んでいて
                        「これ嘘っぽいな〜」と思わせないで欲しいんですよね
                        ちゃんと、それっぽく読ませて欲しい
                        BLだと作家が知らずに書いてるものって、読んでいても嘘っぽかったりする
                        だったらその題材を避けて書いてくれたほうが読みやすい場合もある
                        全部想像で書いてもリアル感がある作家もいるので
                        作家が体験したことしか書くなってことではないんですが・・・・
                        リアル感があった方が読んでいて私は面白かったりします
                        高塔さんはイギリスの風景や食べ物、主人公が食べているお弁当・マフィン
                        作っている家ご飯・飲んでいるお酒とかその薀蓄が本物?ぽい
                        一々美味しそうだし、お酒飲まない私にも良いお酒だってわかるし
                        イギリスの雰囲気も何となく味わえる
                        それでいて作家のこだわりが出て薀蓄まみれってこともない
                        その適度な加減が好みだった〜

                        私のBL小説を読むときの好みで五感に訴える描写が無理なくある方が好き
                        料理が好きなのもあってか、本当にこれ作ったことあるのかなぁ?とか
                        たまに思ってしまう料理とか気になってしまったりします
                        料理好きだろうな〜って作家さんは料理へのちょっとしたこだわり?が見えますしね
                        (BL関係なく)




                        萌的にも仕事ができるイイ男
                        トラウマ?持ちの秘めた思いがある受け
                        最後、ラブラブで受けの気持ちを全部愛してあげる主人公
                        私が好きな要素が入っていました〜


                        文体。小道具。仕事描写。萌っと全部好きだった〜
                        これから集めてみようと思う作家さんでした





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